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2018/03/02
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「至上の印象派展 ビュールレ・コレクション」@国立新美術館は混雑なくモネの絵が撮影可能

category - 美術・展覧会レポート
2018/ 03/ 02
                 
六本木にある国立新美術館で行われている
「至上の印象派展 ビュールレ・コレクション」に行ってきました。



至上の印象派展 ビュールレ・コレクション



会期は2月14日~5月7日まで、印象派の作品が多いという事もあり、
混雑回避のために平日の開館30分後位に行ったのですが
美術館前はひとはまばらでちょっと拍子抜け。



上の印象派展 ビュールレ・コレクション




しかし、館内はそこから予想した以上に人は入ってましたが
混雑というほどではなく、また作品数も64点程なので
スペースもありストレスなく鑑賞することが出来ました。



平日でこれくらいなら、会期前半なら土日でも
おそらくさほど混まないのではないかと思われます。






実業家エミール・ゲオルク・ビュールレは40代半ば頃より
本格的に美術品の収集を始め、途中戦争によりその手を緩めながらも
沢山の絵画が集められました。



これらの美術品は自宅の別棟に飾られ、彼の死後はここが改修工事をされたのちに、
美術館となり作品の公開が行われてきました。


2008年に発生した絵画の盗難事件から防犯上の問題などから閉鎖され
2020年にチューリヒ美術館に全コレクションが移管されることになりました。
ビュールレ・コレクションの多くの作品が一度に見られるのは
最後と言われている貴重な展覧会となっています。




可愛いイレーヌ ルノワール



≪イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢(可愛いイレーヌ)≫  
ピエール=オーギュスト・ルノワール 1880年



看板やチラシにも使用されていたものとあって
ここはさすがに人だかりがしていました。
裕福な銀行家の令嬢・イレーヌが八歳の時にルノワールが描いたもので
モデル本人から直接購入したそうです。



少女の持つ白い肌の透明感、それでありながらどことなく漂う
気品としっかりとしたまなざしに惹かれました。
まつ毛や髪の毛の一本一本が本当に繊細に描かれていて
そのち密な描写をじっくりと堪能してきました。







ビュールレ・コレクションでは2008年に盗難事件があり
その時に盗まれ、2012年に無事に回収されたセザンヌの絵もありました。



赤いチョッキの少年 ポール・セザンヌ


≪赤いチョッキの少年≫  ポール・セザンヌ 1888~90年




モノトーンな色遣いの中にあって、チョッキの抑えめの赤が効いています。
不自然に長い腕が印象的。
こうなったのはこの絵にある様々な斜線との調和を取るためだそうです。






構成は細かく区切られ10章に及んでいて、ゴッホとセザンヌは
単独で章が設けられています。
また、ラストに展示されているモネの絵のみ撮影が可能となっています。





睡蓮の池、緑の反映 クロード・モネ


≪睡蓮の池、緑の反映≫  クロード・モネ 1920~26年


こちらは大きめの絵なので近寄ると全体が写らず、引いて撮影すると
混雑時には鑑賞客の頭が入ってしまうことがあるかもしれません。



最近フランスのルーブル美術館で行方がわからなくなっていた
モネの「睡蓮―柳の反映」が発見されたとのことで
現在は修復作業中というニュースが入ってきました。


この絵は非情に珍しい制作年入りのもの。


常設展で松方コレクションを展示している国立西洋美術館で
来年の六月から公開されるようで楽しみです。




しかし、たった一人のコレクターがこれだけ集めた作品が
一度に見られるのは面白い試みだなと思いました。
ビュールレが収集家としての美術品を見る目に長けていたことは
途中にある映像コーナーでもその目の付け所が解説されています。





ビュールレ・コレクション展は約1年前に開催を知り
2018年に行きたい展覧会
まだまだ先の話と思っていたのですが時が過ぎるのは早いものですね。





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