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2018/03/10
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「プラド美術館展 ベラスケスと絵画の栄光」@国立西洋美術館はベラスケスの名画7点が一挙に来日!

category - 美術・展覧会レポート
2018/ 03/ 10
                 
国立西洋美術館で「プラド美術館展 ベラスケスと絵画の栄光」を見てきました。
2002年に日本で初めてプラド美術館展が開催されてから五回目となります。
今回はベラスケスの絵画が7点も来るというのが大きなみどころです。



現存するベラスケスの作品のうち4割がプラド美術館に所蔵されています。


プラド美術館展



会期は2月24日~5月27日までで、会期前半の土日に行こうと思ったのですが、
3月7日(水)のオープンに行ってきました。


前日の暖かさとは打って変わり、曇り空で肌寒さが戻ってきた日でした。
予報では翌日から雨という事で、まだまだ冷え込む日が続きそうです。




まだ始まって約10日程の平日とありさしたる混雑もなく鑑賞出来ました。
でも、10時を過ぎると思ったよりはお客さんが来ていたといったところです。
おそらく週末でも時間帯によりますが、
まだそんなに混まず余裕で見れるのではないのではないでしょうか。



まず、地下の入口を入るとすぐにある映像コーナーで、みどころなどの解説がされています。




プラド美術館展


プラド美術館内のベラスケスの部屋が映り、
ここでどのように彼の作品が飾られているか見ることができます。
そこから7点が貸し出しされたというのが、本当にスゴイ事なのだなと
映像を見ることで改めて実感することが出来ました。




狩猟服姿のフェリペ4世 ベラスケス


≪狩猟服姿のフェリペ4世≫  ディエゴ・ベラスケス 1632~34年



こちらはベラスケスが寵愛を受けていたフェリペ4世の肖像画。
左足はもっと右側に、猟銃の先はもう少し長かったものが
修正された形跡が残されていました。



ベラスケスは国王の肖像画を描いたところ大変気に入られて
以後、フェリペ4世付きの宮廷画家として生涯を終えます。



国王の信認が篤かったことは、ベラスケスが画家としてだけでなく、
宮廷で重職についていたことからもわかりますね。



ハプスブルク家の特徴である突き出た顎、国王とはいえどヘンに美化することなく
ありのままの姿を描き出しており、彼が人間性そのものを表現しようとしていたのが
人物の表情などから自然と読み取ることが出来ます。






王太子バルタサール・カルロス騎馬像 ベラスケス


≪王太子バルタサール・カルロス騎馬像≫  ディエゴ・ベラスケス 1635年頃


展覧会は8章で構成されており、こちらの絵は第5章の風景のコーナーにありました。

ベラスケスは宮廷画家であり、室内でのスペインハプスブルク家の人々を描いた
肖像画の印象が強いのですが、こちらはフェリペ4世とイサベルの息子の乗馬姿で、
背景が屋外となっています。


可愛らしい少年ですが、その瞳に強い意志が感じられ
子供ながらも凛々しさが伝わってきます。
残念ながら16歳で早世してしまうのですが。



宮廷には彼らの「慰み者」として、小人症などの身体に障害があるものや、
道化などがいましたが、ベラスケスは彼らを単体でも描いています。


今回も王太子バルタサール・カルロスの遊び相手として宮廷にいた
矮人をモデルとした「バリェーカスの少年」が展示されています。




ベラスケスに影響を及ぼしたティツィアーノの作品もありました。



音楽にくつろぐヴィーナス ティツィアーノ


≪音楽にくつろぐヴィーナス≫  ティツィアーノ・ヴェチェッリオ 1550年頃





その他、ベラスケスと交流があったルーベンスをはじめ、
ムリーリョらの作品も。




ルーベンス 聖アンナのいる聖家族

≪聖アンナのいる聖家族≫ ペーテル・パウル・ルーベンス  1630年頃




その中でも私の目をひいたのは、ヤン・ブリューゲル(父)らの
「視覚と嗅覚」という大作です。
ヤン1世は、花のブリューゲルといわれるだけあって
花がメインの主題ではないものの、色彩豊かな花の美しさに、
作者の特徴が良く出ていて印象に残りました。




今回は70点が展示されていて、その中には資料もあるので
絵画は61点で見やすい作品数だと思います。




一つ一つが大きいものが多いので、見応えは充分ありました。
ですので多少混雑しても割とラクに鑑賞できることでしょう。


ベラスケスの傑作が7つも一度に見られるということで、
ひとりでも多くの方に見ていただきたいなと思っています。




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