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2018/07/12
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「京都新婚旅行殺人事件・豪華遊覧船に仕組まれた密室トリック・・・・」 (1986年)  山村美紗 『京都新婚旅行殺人事件』

category - 土曜ワイド劇場
2018/ 07/ 12
                 
●「京都新婚旅行殺人事件・豪華遊覧船に仕組まれた密室トリック・・・・」  
1986年7月12日
原作: 山村美沙  京都新婚旅行殺人事件 (光文社文庫)
脚本: 長野洋
監督: 永野靖忠
制作: 東京映画新社
出演: 岡田茉莉子、かとうかずこ、荻島真一、
山本耕一、内藤武敏、高沢順子ほか



南田物産の秘書課に勤める田中美知子(かとうかずこ)は、
同社のホープ、営業部長の朱雀修一郎(荻島真一)と結婚した。


京都新婚旅行殺人事件




朱雀は再婚で、前妻の昌子(藍とも子)は新婚三か月に北海道でひき逃げ事故により死亡している。
彼女は元南田物産の秘書課に勤務していて、三年前まで美知子と同僚だった。
もともと朱雀に好意を抱いていた美知子は、
二人の結婚が決まったとき会社を休んだという噂が立っていた。


昌子の死後、南田社長(内藤武敏)と夫人・麗子(岡田茉莉子)から、
美知子に朱雀との縁談が持ち込まれ再婚する運びとなったのだ。



美知子と朱雀の結婚式は社長令嬢・南田千津(高沢順子)と
営業課長・森田一男(下塚誠)のカップルと同じ日に行われ
二組は京都へ二泊三日の新婚旅行に旅立った。



千津は朱雀を好きだという噂があり、森田の方にも社内のOL
川口アケミと付き合っていたという複雑な人間関係がある。
それに美知子たちの式には祝電でなく新婦の死をお悔やみ申し上げるという
何者かからの嫌がらせの電報が届いていた。




京都のホテルに着いた夜、美知子たちの部屋に
成田のホテルで専務の佐山(土屋嘉男)と
一緒に飲んでるという麗子から電話が入った。



京都新婚旅行殺人事件


その夜、憧れの朱雀との初夜を終え眠れずにいる美知子に
朱雀は睡眠薬を渡し彼女はそのまま寝入ってしまう。
だが、目が覚めた時には隣のベッドに寝ているはずの朱雀の姿がない。



一方、千津は森田との初夜を口実を設けてことわり一人でベッドに入った。
気持ちがおさまらない森田はそのまま部屋を出ていってしまう。





翌朝、千津の転落死体がホテルで発見された。
彼女はわざわざ洋服に着替えていて、ホテルの非常階段には靴が残されていて、
そこから転落したようだが、まだ自殺とも他殺ともわからない状況だった。



京都府警の刑事(山本耕一)が到着し、事件関係者に事情聴取を行った。


夕べ森田は追ってきたアケミと会ったがすぐに別れた。
アケミはその後行きずりの男と一夜を過ごし確かなアリバイがあり、
森田を取られた嫉妬にかられ千津を突き落としたという可能性は消えた。



京都新婚旅行殺人事件




千津は思い込みの激しい性格で一度自殺未遂を起こしたことがある。
初夜に森田がアケミと会っているのを見てしまい自殺したという疑いも出てきた。
森田は結婚前にアケミときれいに別れたと説明したが、
千津の父から反対をくらい葬儀にも出ることが出来ず
会社を辞めるのではと見られていた。



京都新婚旅行殺人事件



そこへ京都から捜査のために東京へ来ていた京都府警の刑事が
美知子に声をかけてきた。
千津の死はまだ他殺の疑いもある、何か気づいたことはないかと聞かれ、
初夜の日、目が覚めたときに朱雀がいなかったことが脳裏をよぎり、
夫に疑惑の目を向け始めた。



そんな美知子のもとに見知らぬ女性から朱雀を愛した昌子、千津が殺され
次はあなたの番だという怪電話がかかってきた。



その後、青酸カリを飲んだ森田の死体が自宅で発見された。
部屋にはワープロで千津を殺したことを匂わせる遺書が発見された。
だが、森田が大のワープロ苦手だったことを知っていた美知子は疑問を持った。



遺書の字体と森田の部屋にあったワープロの字体が違うことがわかり
彼の死は自殺ではなく他殺の線が濃厚になってきた。



そんななか、千津の件で新婚旅行を台無しにしてしまったという
社長夫婦の気遣いから美知子と朱雀が琵琶湖旅行に招待をされた。
この旅には美知子夫婦と社長夫妻の他に佐山も参加していた。



5人は遊覧船ミシガンで食事をすることになった。
ショーが始まると、なぜか南田社長の機嫌が悪い。
彼はショーをみていた朱雀を呼び出すとどこかへ消えていった。


京都新婚旅行殺人事件



残った美知子のテーブルに麗子と佐山が同席したが、
ただならぬ南田の様子に美知子は胸騒ぎを感じ
ショーを楽しむどころではなかった。



南田と話を終えた朱雀はなんでもないといい
二人の間でどんな会話が交わされたのかわからないままだった。



南田のいる船室へ美知子たち4人が行ってみるとカギがかかっており
通りかかった係員に鍵を開けてもらい中へ入ると
首にロープの紐が巻き付いたままの南田の死体があった。



最後に南田に会ったのが朱雀であり、部屋の中から激しく
怒鳴りつける声が聞こえたこともあって朱雀に容疑がかかる。


麗子は警察に以前から朱雀に言い寄られていたことを、
南田に打ち明けたことを話した。
美知子はそれを嘘だと否定しながらも、
琵琶湖に着いたときにふたりがなにやら話しているところを
のぞき見していて気持ちが動揺する。



他殺の線で捜査が進められたが船室は密室状態で、
部屋の窓も上下に開くだけで隙間は20センチほどしかなく
外から人が出入りすることは不可能だ。
警察から帰ってきた朱雀は機嫌がわるく、
夫婦の仲に亀裂が入り始めてきた。



昌子の事故死が気になった美知子は彼女の姉(高畑 淳子)を訪ねた。
そこで式に不吉な電報を送ったり、怪電話をかけてきた人物が
この姉であることを知った。
昌子は結婚前に朱雀が美知子に思いを寄せていることを知っていて
朱雀たちが昌子を事故死に見せて殺したと思い込んでいたのだ。



事件の真相を解明するため美知子は単身北海道へ向かった。
昌子が死んだ日は朱雀は出社していてアリバイがあった。
その日は、佐山も来ていて東京にいる麗子に電話をかけていたということを
社員から聞きだした。



東京へ帰った美知子はさっそくそのことを昌子の姉に伝え、
自分も朱雀もアリバイがあり彼女を殺していないと言った。
疑いがはれてふたりは掴んでいる情報を交換し合う。


京都新婚旅行殺人事件



美知子は寿退社した昌子に会ったとき会社を辞めて良かったと言っていた。
昌子は佐山専務の秘書をしていて、彼が社長の座を狙っているのを知り、
社長派の朱雀と結婚したことで居心地が悪かった。



それを聞いた昌子の姉は、彼女がそのことで殺されたのだと美知子に言う。
だが、佐山は事故が会った時、会社にいて東京の麗子と話したという
確かなアリバイがある。


佐山に昌子を殺す動機があっても殺害することは出来ないし、
麗子と佐山のつながりもわからず、麗子が東京にいて
佐山からの電話を受けたことは確かであり、麗子に北海道にいる
昌子を殺すことができないことも明らかだ。


家に帰った美知子に行方がわからなくなっていた朱雀から
自分は殺してないので信じてほしいという電話が入った。
濡れ衣を晴らすために琵琶湖へ行く途中の浜松からで
受話器の向こうから車が走る音が聞こえてくる。



電話を切った美知子は、京都での初日に
麗子からかかってきた電話も似たような状況だったことから
あることを思いつき麗子が泊ったという成田のホテルへ調べに行った。


帰り道美知子は転んで手にけがをしてしまう。
病院で薬をもらう時、調剤室の窓が船室の窓と同じように
上下に開くのをみて密室のトリックを見破った。


美知子は麗子にトリックがわかったと呼び出すと、
麗子は佐山を伴って船室にやって来た。


南田が殺された時と同じように佐山に船室へ入ってもらい、
南田がいたソファに腰かけてもらった。
外にいた美知子は佐山の背後にある窓から手を入れると
佐山の首にロープをかけて締め上げようとした。



京都新婚旅行殺人事件



これでトリックはわかった。
そこへ朱雀が姿を現し犯人は麗子だという。
はじめは否定する麗子だが、刑事もやって来て
麗子と佐山が組んで一連の殺人を犯したことを認めた。



森田が殺されてから朱雀も麗子を疑いはじめ接近していた。
それを逆手に取られて朱雀に言い寄られたと嘘をいい
事件の容疑の目を朱雀に向けようとした。



昌子が佐山の会社乗っ取りの計画に気づき、
アリバイを作るために北海道の会社から
東京の麗子に電話をかけるふりをして自動車電話に電話をかけた。
03の次に0を押して自動車電話の030を悟られないように回した。
麗子はアリバイをつくると、通りに歩いてきた昌子を事故に見せかけてはね殺した。




それから三年後、森田との結婚が決まった千津は南田が不在の日に
麗子に佐山が乗っ取り計画を企てていることを森田から聞かされ、
二人の悪事を暴くために森田との結婚を了承したと脅される。


焦った麗子は京都に泊まっている千津に森田が
アケミと会っているから非常階段の踊り場へ来いと呼び出し、
やって来た千津を突き落とした。



現場から走り去る麗子の車を、眠れなくて部屋を抜け出し散歩していた
朱雀が見てしまうが、その時はやり過ごしていた。


またしても麗子は自動車電話から美知子に電話をかけて
成田にいるようにアリバイをつくる。
成田のホテルには麗子の替え玉を仕込み佐山と同席させた。
だが彼女はグラスを割って手を怪我してしまい、
その事を聞いてなかった麗子は細工をしわすれ別人であることがわかった。


その後、森田の部屋へ行き青酸カリ入りの飲みものを与え殺し、
ワープロで遺書をかいた。


京都新婚旅行殺人事件



そして、船室のソファでくつろいでいた南田に背中にゴミがついているので
後ろを向いてと言い開いていた窓から南田の首にロープをかけて締め上げた。
南田は体が弱っていたため麗子でも殺すことが出来た。







佐山の会社乗っ取りと、麗子の南田家の財産独り占めという
二人の利害のために行われた殺人と見られていたが
動機は麗子の南田への復讐だった。


かつて南田物産で秘書をしていた麗子は病身の妻を持つ
佐山と密かに愛し合っていた。
そこへ南田が割り込み麗子を強引に犯して後妻になった。




一時は夫への疑惑が生まれながらも、無実を信じたいという
美知子の朱雀に対する愛情が事件を解決した。

そんな美知子を朱雀は新婚旅行のやり直しに京都に誘う。










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