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2018/10/02
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「昼下がりの危険な乗客・タクシードライバーの推理日誌」 (1993年) シリーズ第2作

category - 土曜ワイド劇場
2018/ 10/ 02
                 
渡瀬恒彦の「タクシードライバーの推理日誌」第2弾。


●笹沢左保サスペンス
「昼下がりの危険な乗客・浴槽に美女の死体が!
タクシードライバーの推理日誌Ⅱ」 1993年10月2日
原作: 笹沢左保   昼下がり―夜明日出夫の事件簿 (日文文庫)
脚本: 岡本克己
音楽: 長谷部徹
監督: 吉田啓一郎
制作: 総合ビジョン
出演: 渡瀬恒彦、香坂みゆき、風見しんご、
平田満、長谷川初範、斉藤洋介ほか



かつて警視庁の敏腕警部補だった夜明日出夫(渡瀬恒彦)は、
容疑者の家族に乱暴したと濡れ衣を着せられ刑事を辞職。
現在は、タクシーの運転手をしている。



ある日、夜明は近所に住む顔見知りの十和田香織(香坂みゆき)を乗せた。



昼下がりの危険な乗客・タクシードライバーの推理日誌



彼女は勤め先の鐘崎工業の社長・鐘崎史朗(長谷川初範)から、
鐘崎の屋敷に泊まり込んでパーティーの準備をするように依頼されていた。
鐘崎は古美術の収集家で、毎年9月25日に知人を屋敷に招いて、
作品の展示会を行っているのだ。



しかし、香織が泊まってみると誰かに監視されているようで
怖くなって飛び出してきたと打ち明けた。


夜明は香織の息子・悟が入院しているため彼の体調が悪くなったことにして、
自分が無理に香織を屋敷から連れ出したことにしようと提案。
鐘崎に電話をして香織が黙って屋敷を飛び出したことを責められないように
説明をしてやった。



香織は二年前に夫を亡くし、悟は生まれつき心臓が悪かった。
母が付き添っている悟の病室に行き、その後は夜明と夜の街を散歩した。
これまで必死に働いてきた香織は、久しぶりでくつろげる時間を過ごすことが出来た。


昼下がりの危険な乗客・タクシードライバーの推理日誌




夜明は22時半頃、香織を鐘崎の屋敷に送り届けて
鐘崎からタクシー代金を受取帰って行った。




翌朝、三重県田曾浦にある鐘崎の別荘の浴室で、
香織の高校時代の友人・吉川菜々子の死体が発見された。


現役時代夜明の部下だった東山(風見しんご)が、
田曾浦署の土上刑事(川原さぶ)を同伴して夜明のところに、
鐘崎のアリバイの裏をとるためにやって来た。


昼下がりの危険な乗客・タクシードライバーの推理日誌



菜々子の死亡推定時刻は20時から22時頃。
夜明は22時半頃目白の鐘崎邸で会ったことを証言した。
別荘は鍵がかかっていて、犯人がどうやって侵入したのか謎が残る。




夜明は香織から菜々子と十五年ぶり位に会った時に、
金の生る木を見つけたと言っていたことを聞いた。
菜々子は殺される直前、香織に手紙を送っていたが、
そこにはとくにかわったことは書いてないと話す。


昼下がりの危険な乗客・タクシードライバーの推理日誌




夜明は、東山と土上からその後の捜査の情報を聞き出した。
菜々子は古美術商をしている両川隆司(斉藤洋介)という男がいて、
両川は鐘崎の大学時代の友人である。
鐘崎は両川の口利きで別荘を購入しており、両川には合鍵をつくるチャンスがあった。



菜々子の口座には殺される前に500万円の振り込みがあり、
女関係の激しい両川からの手切れ金かと思われたが、
両川は菜々子が死ぬ前に群馬にある観音寺で住職をしている
叔父のところを訪ねると言ったきり居所がつかめない。



夜明は東山と土上をタクシーに乗せて、観音寺へ向かった。
住職は両川は来たがご本尊を盗んだまま行方がわからないのだという。


昼下がりの危険な乗客・タクシードライバーの推理日誌



その両川が菜々子が住んでいたマンションの前で死体となって発見される。
所轄では、菜々子を殺しもう逃げられないとみて自殺したと見ていた。




昼下がりの危険な乗客・タクシードライバーの推理日誌




だが、夜明はそんな両親が両川にあるなら、盗んだご本尊を返さないまま
自殺するのはおかしいと自殺説を否定した。



夜明は次第に鐘崎へ容疑の目を向けるが、鐘崎と菜々子は直接の接点がなく
殺害する動機がわからない。



昼下がりの危険な乗客・タクシードライバーの推理日誌




夜明は再び観音寺へ行き住職から、大学生時代の鐘崎と両川は素行が悪く、
女にしょっちゅう声をかけて遊んでいたという。
だが、大学を卒業する秋に、突然鐘崎が改心し態度が変わったことを聞き出した。
それは今から十五年ほど前の話だ。



夜明は鐘崎が殺人に手を染めたことをきっかけに改心しようとしたのではないかと考え、
東山に十五年前の九月二十五日に発生した未解決事件を調べさせた。
すると、ひとりの若い女性の暴行殺人事件が見つかった。
現場は当時菜々子が住んでいた実家から近い。



昼下がりの危険な乗客・タクシードライバーの推理日誌





東山から報告を受けた夜明は、その犯人が鐘崎で菜々子はその現場を
目撃し強請ったことにより殺害されたと推理する。
だが気がついた時は時効まであと僅かで、鐘崎に海外の渡航歴もなく
暴行殺人事件は時効を迎えた。




夜明は鐘崎に会いに行った。


鐘崎は時効目前の暴行殺人の目撃者菜々子から強請られるがシラを切った。
しかし、菜々子の友人香織も現場を見ていたことを鐘崎に話すと、
菜々子の要求に応じざるを得なかった。



鐘崎は菜々子の口を封じることを決意し、香織を展示会の準備と称して
時効が成立するまで屋敷に置いて監視することにした。
犯行当日、鐘崎は妻子を実家に帰しすと、
わざと香織が屋敷を飛び出すように仕向け屋敷に一人となった。



仏像を買い取るといい両川に車で屋敷まで運ばせると、
両川を一旦引き払わせて呼び寄せた菜々子を殺害し、
箱に入っていた仏像と菜々子の死体をすり替えて、
両川に田曾浦にある別荘まで運ばせた。
そして自分は22時半頃、香織を迎えて夜明にタクシー代を払い、
アリバイをつくった。


昼下がりの危険な乗客・タクシードライバーの推理日誌



その後、両川は鐘崎が仏像と死体をすり替え自分に運ばせたと知り、
鐘崎を強請ってきたために、ビルの階段から両川を突き落として殺した。


夜明の勝手な想像だと鐘崎は逃げるが、東山たちがやって来て
まだ処分してないであろう仏像を探し、菜々子を殺した痕跡を見つけるために
家宅捜索するというとついに観念して犯行を認めた。


昼下がりの危険な乗客・タクシードライバーの推理日誌



十五年前の事件こそ時効が成立したが、これで二つの事件は
鐘崎が起こしたものとわかり解決した。



だが、夜明にはまだ解明しなければならないことがあった。



香織を呼び出すと、菜々子から死の直前に来た手紙の内容について尋ねた。
夜明はそこに十五年前の暴行殺人の犯人が鐘崎だと記すものが入っていて、
一旦は夜明にそのことを話そうとしたが、結局は鐘崎に打ち明けたのだとわかっていた。



昼下がりの危険な乗客・タクシードライバーの推理日誌



香織は口を噤むかわりに鐘崎から会社での地位を保証してもらうことにしたと告白する。
彼女は夫に死なれ、病気を抱える息子を抱えて金が欲しかったのだ。
しかし、夜明はそんな香織を警察に突き出すつもりはない。


自分がやったことが法律に触れることとわかった香織がその後どうなったかはわからない。






昼下がり―夜明日出夫の事件簿 (日文文庫)






************ タクシードライバーの推理日誌 記事一覧 ************


1. 「殺人化粧の女」

2. 「昼下がりの危険な乗客」






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