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2019/01/05
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「寝台特急北陸殺人事件」 (1985年)  西村京太郎のトラベルミステリー第6作

category - 土曜ワイド劇場
2019/ 01/ 05
                 
西村京太郎のトラベルミステリー第6作


●「寝台特急北陸殺人事件・富山ー金沢ー東尋坊
消えた女ともだち」  1985年1月5日
原作: 西村京太郎  寝台特急「北陸」殺人事件 (光文社文庫)
脚本: 猪又憲吾
音楽: 甲斐正人
監督: 永野靖忠
制作: 東映
出演: 愛川欽也、三橋達也、浅野ゆう子、
白都真理、清水健太郎、森本レオほか







上野発の寝台特急「北陸」で殺人事件が発生した。


被害者は東京の広告会社帝通に勤める井崎徹(清水健太郎)で、
死体の上には高橋理沙(浅野ゆう子)が凶器のナイフを握りしめてかぶさっていた。


石川県警の刑事(宮口二朗)から十津川警部(三橋達也)のもとに連絡がはいる。



理沙は大学時代、イラストレーターの本田めぐみ(藍ともこ)と、
富山で旅館を継いだ神木美也子(白都真理)で仲良し三人組だった。




そのめぐみから誘われて金沢へ行くために北陸に乗っており、
早朝富山から美也子が列車に乗ったかどうかを確認するために通路を出たところ
何者かに襲われて意識を失った。
気がついた時には刃物を握って死体の上に乗っていたという。
井崎とは学生時代何度かあったことがあるもののそれだけの関係であると話している。


理沙が襲われたのは一番後ろの12号車だが、発見されたのは先頭車両の1号車で
何故犯人がわざわざ発見される危険を冒してまで長い距離を運んだのか疑問が残った。


寝台特急北陸殺人事件





その日の午後、売れないイラストレーター屋代達夫が
青酸性の毒物が入った金沢の銘酒を飲んで死んでいるのが見つかった。



しかも井崎と屋代の部屋から同じめぐみの写真が発見される。
めぐみの才能を見つけ世に出したのは井崎だったが、
売れっ子になっためぐみは男女関係にあった井崎に冷たい態度をとるようになり、
無名の屋代の事もバカにしていたことがわかる。



理沙は釈放され美也子と再会した。
金沢に来ていためぐみの誘いで三年ぶりに会う予定だったが、
めぐみはホテルを出たまま行方がわからず二人は連絡がとれないままだった。



そこへ、めぐみのスケッチブックを手にした西本刑事(森本レオ)がやってきた。
友人の結婚式に参加するために金沢に帰省していた西本は、
スケッチ中のめぐみと出逢い、別れてから彼女のスケッチブックを拾い
渡してやろうとめぐみを探しているところだったのだ。



寝台特急北陸殺人事件



ふたつの事件に繋がりを感じた亀井(愛川欽也)は金沢へ向かい、
西本と合流しめぐみを探そうとする理沙たちを助けた。
亀井は車でどこかへ連れていかれるめぐみを見たという目撃者を見つけ出した。
その時、スケッチブックは落としたのだろう。


報告を受けた十津川はめぐみはもう生きていないのではないかと考えた。
同じ考えの亀井は理沙、美也子と同じ宿に泊まり夕食を共にした。



三人の大学時代の思い出と井崎との出会いから現在までの話を聞き、
自由できまぐれなメグ、普通のOLになったリサ、優柔不断で大人しいミヤ、
それぞれ性格は違いながらも仲の良い様子に亀井も思わず
彼女たちをニックネームで呼ぶようになってしまう。


寝台特急「北陸」殺人事件



翌朝、亀井の部屋に血相を変えた理沙と美也子が飛び込んできた。
行方不明のめぐみと思われる無言電話がかかってきたのだという。
彼女の安否が気にかかっていた亀井のもとに
東尋坊でめぐみらしき女性を見かけたという通報が入った。



かけつけてみると、崖の上には西本があった日に来ていた
めぐみのジャンパーが残されていた。
飛び降り自殺の可能性が考えられたが
めぐみと接した西本は彼女が自殺をするような人物ではなかったという。




寝台特急「北陸」殺人事件



捜索がすすめられ引き揚げられた遺体は地元のケイコだった。
彼女は高校中退をしてからブラブラしておりやはり自殺をするタイプではない。
やがて雑木林から彼女の車が発見された。


母親の話では何者かがケイコに買い与えたものだという。
そこにはめぐみらしき女の存在がちらついていたが…。



亀井は事件の謎を解くカギは「北陸」にあると考え
清水(井川大輔)と一緒に乗り込んだ。


そこで上野発の北陸が、  から逆方向へ走り出し
先頭車両だった12号車が最後の車両にかわることに気がついた。
犯人は理沙がてっきり先頭となった1号車に乗っているものと思い込み、
井崎を1号車で殺害したが肝心の理沙の姿がない。


彼女を探しているうちに12号車の通路で見つけて襲い、
気絶した理沙を1号車まで運ばざるを得なかった。
女性とは言え大の大人を背負っていける犯人は男性だ。



亀井から報告を受けた十津川は理沙に北陸のどこに席を取ったかを
誰かに話さなかったかを尋ねた。


寝台特急「北陸」殺人事件




列車のトリックを知った理沙は心当たりがないと返事をしたが、
実は上野を直前に富山にいた美也子に先頭車両の14番の下段にいることを伝えていた。



理沙はまさかと思いながらもこのことを美也子に確認するが、
疑われていることにショックを受けた美也子は井崎殺しと、
濡れ衣を着せようとしたことを涙ながらに否定し、理沙は親友を信じた。



寝台特急「北陸」殺人事件



一方、亀井は富山にある美也子の旅館を訪れ、
番頭の野田(花沢徳衛)から美也子と井崎が関係があったことを聞き出した。
井崎は売れっ子になっためぐみから冷たくあしらわれ、
そんな時にふと旅館へやってきて美也子を誘惑した。
ところが、めぐみから連絡がはいると再び彼女の元へと戻ってしまったというのだ。


話しが終わると、野田が差し出した酒瓶を見た亀井は驚いた。
それは変死した屋代の部屋にあった毒入りの酒瓶と同じものだった。
美也子はそれをふたつ買って、ひとつを屋代にあげていた。



寝台特急「北陸」殺人事件



その後の捜査で、めぐみはきまぐれから井崎から離れようとして、
その度に美也子だけでなく理沙とも関係していたことがわかった。
しかし、心変わりをしためぐみが連絡をとってくると、
井崎は彼女たちを捨ててやすやすとめぐみのところへ戻っていく。



理沙はめぐみから連絡が入ったと言われ美也子と一緒に出掛けてしまう。


理沙の身に危険が迫っていると思った亀井は二人の行方を追った。
そして、雑木林で理沙を殺そうとしていた美也子を発見する。



一連の事件の真犯人は大人しかった美也子で、屋代は共犯者だった。



彼女は自分を裏切った井崎と、心変わりをし他の女のところへ井崎がいくと、
再びよりを戻すめぐみを許せなかった。
男性関係に奔放なめぐみは過去に屋代とも関係を持ったことがあり、
めぐみに夢中だった屋代に井崎さえいなければめぐみは戻ってくるとそそのかして利用した。




寝台特急「北陸」殺人事件



あの日、理沙が先頭車両にいると聞いた美也子は、
めぐみに会わせるという口実を設けて井崎を北陸に呼び出し殺害した。
その罪を理沙に着せようとしたが、先頭にいるはずの理沙がいない。


やがて屋代は12号車の通路で理沙を見つけて殴りつけて、
1号車まで運んで井崎の死体の上に乗せた。



美也子は話があると呼び出しておいためぐみを強引に車に連れ込んだ。
スケッチブックはこの時に落ちてしまい、西本が見つけることになる。
めぐみをを殺害すると以前から交流を持っていたケイコを身代わりにした。


これでめぐみが殺人を犯したために自殺したように細工する。



井崎たちを美也子は許せなかったが、同じ境遇にあった理沙は許したが
今回の事件で理沙は愛した男と親友を同時に失ってしまった。






寝台特急「北陸」殺人事件 (光文社文庫)




前回、「東北新幹線殺人事件」クランクインの四日前、
三橋達也が突然倒れて急きょ天知茂がピンチヒッターで十津川をつとめた。


その後、回復が早かったおかげでわずか半年の療養で現場に復帰。
「寝台特急北陸殺人事件」で元気な姿を見せた。




また今回から橘刑事として古手川祐子の妹・古手川伸子が登場する。




************ トラベルミステリーシリーズ ************


1. 「終着駅(ターミナル)殺人事件」

2. 「再婚旅行殺人事件・出雲で死んだ女」

3. 「あずさ3号殺人事件・京都ー信州、婚前クイズ旅行のワナ」

4. 「寝台特急あかつき殺人事件」

5. 「東北新幹線殺人事件」

6. 「寝台特急「北陸」殺人事件」

7. 「特急”白鳥”十四時間」

8. 「特急北アルプス殺人事件」

9. 「寝台急行”銀河”殺人事件」

10.「L特急雷鳥九号殺人事件」

11.「阿蘇殺人ルート」

12.「みちのく湯けむり殺意の旅」

13.「日本海殺人ルート」






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