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2019/02/01
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「森村誠一の終着駅」 (1992年)  終着駅シリーズ第2作

category - 土曜ワイド劇場
2019/ 02/ 01
                 
露口茂の終着駅シリーズ第2作目。


●「森村誠一の終着駅・信濃大町発7時53分”あずさ8号”殺意のめぐり逢い
ホテルの逆密室の謎…」   1992年2月1日
原作: 森村誠一  終着駅 (角川文庫)
脚本: 岡本克己
音楽: 大野克夫
監督: 池広一夫
制作: 東映
出演: 露口茂、古村比呂、船越栄一郎、
美木良介、峰岸徹、木村元ほか




森村誠一の終着駅・信濃大町発7時53分”あずさ8号”殺意のめぐり逢い


ある日の早朝、新宿西口の高層ビルの一角で男の死体が発見され
心臓発作による突然死と推定された。
所持品から長野県に住む蔵坂武雄(福田豊土)だと判明、
連絡を受けた息子の慎也(船越栄一郎)は信濃大町から新宿へ向かう。



慎也は車内で同郷の宮地由起子(古村比呂)と隣り合わせた。
彼女の姉・杏子(古村=二役)は東京へ行ったまま行方不明となり
働きながら探すために上京するのだという。



武雄の遺留品を確認した慎也は、新宿西署の牛尾刑事(露口茂)に
知人から借りた三千万円が紛失していることを告げた。


森村誠一の終着駅・信濃大町発7時53分”あずさ8号”殺意のめぐり逢い




武雄は工場を経営しており、その金策のために東京へ来ていたのだ。
死体に外傷はないため発作で死んだあとに何者かが持ち去ったとみられる。



三か月後、新宿のホテルの部屋で軍司弘之(草見潤平)が殺され、
武雄のネーム入りの万年筆が発見されたため三千万円は軍司が奪った可能性が出てきた。
牛尾が信濃へ慎也を訪ねていくと、家はとうに売られていて慎也が東京へ行ったという
証言が得られただけだった。



牛尾が大上刑事(美木良介)と軍司の遺留品にあったレシートを調べることにした。
二人が軍司の写真を持ってスーパーへ聞き込みへ行くとよく買い物へ来ていることがわかった。
対応してくれた女子店員は慎也の隣に座っていた由起子だった。



由起子は牛尾たちに姉の杏子が行方不明になっていることを話す。
手掛かりは杏子が東京タワーが見える部屋に住んでいるということだけだ。
由起子は作家の水間達彦(峰岸徹)の小説に登場するヒロインが杏子とそっくりだというが、
それだけではどうすることもできない。


森村誠一の終着駅・信濃大町発7時53分”あずさ8号”殺意のめぐり逢い




牛尾は引き揚げるときに慎也の写真も見せてみると、由起子は慎也の居所を知っていた。
上京後、偶然上井草駅の近くで二人は再会し会うようになっていたのだ。
慎也と会った牛尾は軍司が殺害された日のアリバイを確かめるが、
慎也は仕事が終わった後アパートの部屋に一人でいてそれを証明する第三者はいない。



やがて奥多摩で顔が潰された若い女の死体が発見された。
そばから名刺が発見されたことから牛尾は由起子を連れて被害者のマンションへ向かう。
そこで殺されたのは水上潤子というホステスであり、杏子も同じマンションに住んでいたことがわかった。


部屋へ入ってみると水間の小説にあるとおりそびえたつ東京タワーが間近に眺められる。
管理人の話しで、杏子のパトロンが水間であることが確認できた。


森村誠一の終着駅・信濃大町発7時53分”あずさ8号”殺意のめぐり逢い



牛尾の捜査で潤子が軍司から店を持たせたやるといわれていたことがわかり、
その金が武雄から盗んだ三千万円だと考えられた。
調べてみると武雄が死んだ日に水間の車が盗難にあい乗り捨てられていたが、
購入して間もない自慢の愛車にもかかわらず届を出していないことが判明する。



水間の小説のヒロインが杏子をモデルとしているならば、妻帯者の水間を気遣って日陰に甘んじる女ではない。
牛尾は水間が杏子を殺害し車で運ぼうとして何らかの理由で車から出た僅かの間に、
武雄から三千万円を盗んだ軍司が車を盗んだ。
それを知った潤子と軍司は水間に殺されたものと推理した。



その頃、由起子も水間から杏子のことを聞き出そうとある賭けに出ていた。
夜、由起子は杏子に化けて水間に会いに行ったところへ、それを知った牛尾と慎也が駆けつけた。
由起子の体を張った行動に、水間も杏子との愛人関係を認めるが彼女を殺したという証拠はない。


森村誠一の終着駅・信濃大町発7時53分”あずさ8号”殺意のめぐり逢い




しかも、軍司が殺された日、水間は歩いて5分とかからない新宿のホテルにいたが、
ドアを隔てた隣の部屋に一晩中編集者(斉藤洋介)がいて部屋から一歩も出なかったとアリバイを証言する。


その後、牛尾はネックとなっていたオートロックの盲点を暴きテープを貼った場所から
水間の指紋を発見し密室のトリックを見破った。



杏子を殺した水間が車で死体を運ぶ最中無性にのどがかわき水を飲みに出た隙に
近くで死亡した武雄から金を奪った軍司が車を盗んでいってしまった。
死体を発見した軍司は車の持ち主が水間とわかり脅迫してきた。


まず軍司が水間の弱みを握っていると知った潤子を、その後軍司を殺害した。


軍司を殺した日、水間は小説を書くためという口実でホテルのスイートルームをとり、
難癖をつけ隣の部屋に移動する。
その際に部屋と部屋を結ぶコネクティングドアを開いておいた。
廊下に通じるドアのオートロックはテープを貼りロックされないように細工しておく。


森村誠一の終着駅・信濃大町発7時53分”あずさ8号”殺意のめぐり逢い



そして移った隣の部屋の応接室に編集者を待機させ、自分はその隣の部屋で書くといい
ドアを閉めた。
水間はそこからコネクティングドアを通り隣へ抜けるとそこからホテルを抜け出して軍司を殺害する。
戻った水間は細工したテープをはがし、ずっと部屋で原稿を書いていたように見せかけた。




牛尾は新宿のホームへ慎也と由起子を呼び出すと、武雄の万年筆を慎也に返した。


森村誠一の終着駅・信濃大町発7時53分”あずさ8号”殺意のめぐり逢い



杏子の死体は軍司がどこかへ遺棄したためついに見つけ出すことは出来なかった。
それを知った由起子はもうこれ以上探さないで欲しいといった。
両親を早くに亡くし、身寄りが杏子しかいない由起子は、
この大都会東京のどこかで生きているそう信じていたかったのだ。


由起子も慎也も、東京で暮らしていくと牛尾に言い残して去って行った。














終着駅 (角川文庫)




************ 終着駅シリーズ 記事一覧 ************



1. 「終列車」

2. 「終着駅」

3. 「死刑台の舞踏」





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