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2019-06-10 (Mon)

「クリムト展 ウィーンと日本1900」@東京都美術館 週末午後はかなりの混雑

東京都美術館で行われている
「クリムト展 ウィーンと日本1900」へ行ってきました。



クリムト展 ウィーンと日本1900





私が行ったのはこの間の土曜日でちょいと遅めのお昼を食べてから
14時半位に美術館に到着すると予想通り20分待ちの入場制限がかかっていました。


クリムト展 ウィーンと日本1900



クリムトの油彩画が過去最多数展示されているとあり
幅広い世代の客層が来てましたね。


割とサクサクと鑑賞していったので16時前には見終わりましたが
それでもまだ20分待ちの状態は解消されず。
夕方にはすこし落ち着くかなと思っていたのですがかなりの混雑っぷりでした。


没後100年を記念して開かれたこの展覧会では
8章から成り120点程の作品が展示されています。
19世紀の終わりから20世紀初めにかけて活躍したクリムトの他に
同時代にウィーンで活躍した画家たちの作品で構成されていました。



第1章では「クリムトとその家族」として姪のヘレーネの肖像画が目をひきます。


グスタフ・クリムト ヘレーネ・クリムトの肖像

グスタフ・クリムト  ≪ヘレーネ・クリムトの肖像≫  1898年


6歳にしてはかなり大人びて見えるヘレーネは
当時では珍しいおかっぱ頭と白の服がより一層
彼女がはっきりとした意思の持ち主で賢そうな少女に見せています。



第2章は「修業時代と劇場装飾」となっていて男性の裸体像が何点かありました。
クリムトというと「女性」のイメージが強かったので男性の裸は珍しい。


そのクリムトは生涯独身でしたが、主にモデルをつとめた女性たちとの間に
14人ほどの子供をもうけておりすごく女というものに取りつかれている印象があります。
その遍歴が作品にも大きな影響を与えている。



中でもやはり記憶に残るのは「ユディト」です。


旧約聖書の「ユディト記」のヒロインで、小さな街で暮らしていたユディトは
若くして夫を亡くしてしまいます。
信心深く人々からの信頼もあつい女性でした。

ある日、ユディトが住む町へホロフェルネスが率いる軍が侵略してきて
水源が立たれると降伏寸前に陥ってしまいます。


美しいユディトは自ら着飾ってホロフェルネスの元へ行き
泥酔して眠るホロフェルネスの首を切り落としてしまいます。





グスタフ・クリムト ユディトⅠ

グスタフ・クリムト  ≪ユディトⅠ≫  1901年


クリムトはそのユディトを正義感溢れる凛々しい女性としてではなく
胸をあらわにし切り落としたホロフェルネスの首を抱え
官能的でエロティシズムを感じさせるユディトに仕上げています。


生首は右下に顔半分がわずかに登場するだけで
恍惚の表情を浮かべるユディトがカンヴァス一杯に描かれている。



グスタフ・クリムト 女の三世代

グスタフ・クリムト  ≪女の三世代≫  1905年


こちらは女性の幼年期、青年期、晩年期の三つの世代がテーマ。

女の子を抱く若くて美しい女性の隣で、垂れた乳と突き出した出っ腹をもつ老女が
水分が失われ枯れた肌をさらしているのを恥じているのか
うつ向いて手で顔を隠しているのが強烈。


ひじから下はさらに醜く血管が浮き出て骨ばっている。

三世代の女たちの対比が単刀直入で素晴らしい。



記念撮影のコーナーではこの「女三世代」がバックとなっています。


クリムト展 ウィーンと日本1900



この他、第4章では展覧会のタイトルにもなっている「ウィーンと日本 1900」として
日本が感じられる作品が展示されていました。


印象に残ったのはクリムトの「女ともだちⅠ(姉妹たち)」の市松模様をあしらったもの
「赤子」で浮世絵に着想を得たのかしらと思わせる色使いでした。



さて、展覧会の方は7月10日(水)までであと1か月ほど。
終わりが迫ってきたため週末は混雑状態が続くのではないでしょうか。



6月8日(土)からはシネスイッチ銀座で「クリムト エゴン・シーレとウィーン黄金時代」という
映画が公開されています。
シネスイッチでの上映期間中には行けないかもしれませんが
その後に小さな映画館に回ってくることも考えられるので
機会があったら見に行ってみようと思っています。



松方コレクション展 国立西洋美術館


明日からは国立西洋美術館で「松方コレクション展」が始まりますね。
そのあとのハプスブルク展は行く予定ですがこちらは未定です。








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