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2019-07-22 (Mon)

「みんなのミュシャ ミュシャからマンガへ―線の魔術」@ザ・ミュージアムは一部の作品が撮影可能

渋谷にあるBunkamuraのザ・ミュージアムで行われている
「みんなのミュシャ ミュシャからマンガへ--線の魔術」へ行ってきました。



みんなのミュシャ@ザ・ミュージアム


会期は7月13日~9月29日でまだはじまったばかり。

私が行ったのは平日の午後でしたが、ミュシャ人気の高さからか
予想よりは混んでいました。


会場へ入るとミュシャが8歳の時に描いたという「磔刑図」が登場します。


アルフォンス・ミュシャ 磔刑図

≪磔刑図≫ アルフォンス・ミュシャ 1868年



8歳の少年が選んだテーマとして”磔”を選んだ意外性に驚きましたが
すでにこのころから絵の才能を発揮していたんですね。




2年ほど前にも国立新美術館で「ミュシャ展」が行われましたが
彼の人生の転機となった作品『ジスモンダ』が今回も展示されていました。


オーストリア領のモラヴィア(現在のチェコ)に生まれたミュシャは
1887年にはパリのアカデミー・ジュリアンに留学します。
しかし、パトロンから突然学費の支援を打ち切られてしまったことで
挿絵画家として働くことを余儀なくされてしまう。


なかなか世に出ることが出来なかったミュシャでしたが
女優のサラ・ベルナールが出演する劇場ポスター
『ジスモンダ』を手掛けたことで一気にブレイクを果たします。


ミュシャ ジスモンダ

≪ジスモンダ≫ アルフォンス・ミュシャ 1894年


ポスター制作の依頼が来た時、多くの画家はクリスマス休暇でパリにはいませんでした。
1895年、このポスターが街頭に張り出されると大きな話題を巻き起こします。


ミュシャが作ったポスターはこれまでのポスターのイメージを大きく覆すもので
これ以降パリの街はミュシャ様式のもので埋め尽くされていく。


またこの後6年間に渡りサラ・ベルナールの専属となりポスターだけではく
舞台衣装のデザインなども手がけました。



アルフォンス・ミュシャ 舞踏

≪舞踏--連作<四芸術>より≫ アルフォンス・ミュシャ 1898年


舞踏、絵画、詩、音楽という4つのテーマから構成された「四芸術」の中の『舞踏』


パステル調の上品な色彩に女性がまとう抑えたピンクが目に留まる。
ミュシャらしい大きくうねる髪や流れるような衣装の襞が躍動感を与えている。


女性のまわりを円環モティーフが囲み女性の姿と身にまとっている衣装が
アルファベットの”Q”を思わせることから『Q型方式』と名付けられ
構成のアーティストに多大な影響を与えた。





アルフォンス・ミュシャ ツタ

≪ツタ≫ アルフォンス・ミュシャ 1901年


ふくよかで白い肌をもつ女性と髪に絡まるツタが見事にマッチしている。


さて、展覧会の方は一部の作品が撮影可能となっています。


「みんなのミュシャ」 会場風景


作品の手前にある線から作品を鑑賞し、その外にあるエリアからのみ
撮影することが出来ます。


作品に近い方の線は鑑賞用で撮影は出来ませんので注意して下さいね。


ですので人が多いと作品だけの撮影が難しくなっているので
なるべく空いている時間帯を狙って行った方がいいと思います。


それでは、撮影可能な作品を少しばかりご紹介。


サロン・デ・サン第20回展 アルフォンス・ミュシャ

≪サロン・デ・サン第20回展≫ アルフォンス・ミュシャ 1896年



アルフォンス・ミュシャ 「ルフェーヴル=ユティル」

≪「ルフェーヴル=ユティル」ビスケット社:1897年用プロモーション・カレンダー≫
アルフォンス・ミュシャ 1896年




アルフォンス・ミュシャ スラヴィア プラハ、スラヴィア保険相互銀行のためのポスター

≪スラヴィア:プラハ、スラヴィア保険相互銀行のためのポスター≫ 
アルフォンス・ミュシャ 1907年




また、こちらは撮影出来ませんが今回もミュシャの妻をモデルとした
『ヒヤシンス娘』がありました。


ミュシャ ヒヤシンス娘

≪ヒヤシンス娘≫ アルフォンス・ミュシャ 1911年


スラヴ人らしい丸い顔立ちやふくよかさが表現されていて
骨太で逞しさが伝わってきます。




ビスケット社のポスターの中にあるサラ・ベルナールの「遠国の姫君」が良かった。
ミュシャというと流れるような曲線と女性の周囲を彩る植物が特徴的ですが
こちらは遠目から見るとまるで写真のようでおなじみの線の縁取りではない
カラーのリトグラフ作品。



最後の章はこの展覧会のサブタイトルにもなっている”マンガ”がテーマで
ミュシャに影響を受けた日本の漫画家たちのコメントと作品が展示されています。


個人的にすごく面白かったのはその前の章で紹介されていた
”ミュシャ様式”に影響された海外アーティストの作品群。


ローリング・ストーンズ、ピンク・フロイドなどのツアーポスターやアルバムジャケットなど
洋楽好きの私はすっごく楽しめました。




はじめはミュシャとマンガということで構成によっては見送ろうかと思っていましたが
満足出来る内容となっていました。


これから夏休みも入るのでもっと混雑するのかな?


早目に行っておいて良かったです。



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