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2019-10-13 (Sun)

「超豪華フェリー殺人事件」 (1990年)  船長シリーズ第3弾

高橋英樹の船長シリーズ第3弾。


●「超豪華フェリー殺人事件・鹿児島-沖縄航路にトリックが…
双眼鏡の中の女」  1990年10月13日
原作: 今井泉
脚本: 柴英三郎
音楽: 坂田晃一
監督: 野村孝
制作: 東映
出演: 高橋英樹、音無美紀子、船越栄一郎、
若林豪、岡本舞、鈴鹿景子ほか



航海中のフェリーあけぼのから乗客の森本(加藤照男)が転落し行方不明となった。



鹿児島新港へ入港した船長・杉崎啓三(高橋英樹)と航海士・児島克生(船越栄一郎)は、
双眼鏡で不審な男女に目を留めた。
男は下船した乗客で女はその出迎え人で会った。



超豪華フェリー殺人事件







その日、杉崎は妻・紀伊子(音無美紀子)から夫婦がやっている喫茶店へと案内される。
店にいたオーナー夫婦の妻・西森裕子(岡本舞)を見た杉崎は驚いた。
彼女こそ岸壁で見た不安な表情をした出迎えの女だったのだが、
裕子は港へは行かなかったと話しきになるものを感じた。


その頃、紀伊子を慕う児島にもロマンスが生まれ始めていた。



杉崎と同期で現在は代議士で事業家の小沢隆雄(若林豪)夫婦の
一人娘・眉美(山崎美貴)を紹介され眉美は児島を本気で愛し、
児島も次第に眉美に心が傾いていく。
小沢の妻は男勝りな性格で、児島を婿に迎えたいという相談を杉崎に持ち掛けるまでになった。




超豪華フェリー殺人事件




一方、森本の遺体が発見され状況から殺人事件の可能性が出てきた。
しかも、森本は二年前に福岡で発生した五億円持ち逃げ事件の共犯者として
警察から取り調べを受けていたという事も明らかになる。



主犯は坂内宏という顔に火傷の跡がある運転手で、
事件の一週間後に当時瀬戸内海フェリーの船長をしていた杉崎の船から、
海へ身を投げて自殺したものと見られている。



超豪華フェリー殺人事件



ところが、裕子の夫・西森忠明(山崎健二)が坂内に瓜二つであることがわかり、
杉崎らはあの日双眼鏡で見た男女が西森夫婦であるとの確認を深め、
西森が五億円持ち逃げの犯人ではないかと疑いを持ちはじめた。




杉崎と児島は自費で福岡へ行き、二年前の被害にあった西光運輸の
女社長・波田村薫(鈴鹿景子)から事件の詳細について聞き出す。



坂内は三年間薫の運転手を休みもなく続けた後、
現金輸送部門に配置換えされその六日後に事件が発生したとわかる。
当時住んでいた坂内のアパートを訪ねた二人は、
朝早く家を出て深夜に帰宅、顔見知りには積極的に自分から挨拶をするという
生活スタイルだったことを管理人から聞いた。


超豪華フェリー殺人事件





そして、管理人が生活感のないきれいな部屋で仮の宿だったんじゃないかという一言から、
杉崎は坂内が福岡と裕子のいる鹿児島の二重生活をしていたのではないかと思いつく。



福岡と鹿児島は飛行機でたったの40分、不可能ではない。
坂内は福岡では西光運輸の運転手をつとめ、
鹿児島では裕子と喫茶店を経営するという二つの生活を同時にしていたのだ。
鹿児島では絵のスケッチに出ていて不在なことが多く、
喫茶店もほとんど裕子に任せっきりだ。


超豪華フェリー殺人事件







ある夜、紀伊子は坂内の火傷の跡はつくられたものじゃないかと話したことから、
福岡では顔にアザがある坂内宏として、鹿児島では顔にアザのない西森忠明として
生きていたのではないかと杉崎は推理した。


となると、作られた火傷の跡に三年間も気がつかなかった薫に疑惑が出る。
五億円の損害は保険で補填したことから、事件の主犯は薫の可能性が高まってきた。







杉崎と紀伊子は自分たちの推理を直接西森夫婦にぶつけてみることにした。


西森は二人の推理が正しいものであることを認め、自分が坂内であることを認めた。
つい最近になって西森は森本に再会してしまい、当時共犯を疑われて取り調べを受けていた森本は、
西森に分け前をよこせと脅迫をしてきた。
そこで、あけぼので森本を襲い船から突き落として殺害したのだった。
西森は罪を償う事を決意し、裕子がその間店を切り盛りして待つことになった。



超豪華フェリー殺人事件





そんな折、児島は小沢に女がいて夫婦の間で争いが生じたことに心を痛めていた
眉美から相談を受けていた。
その後児島は小沢と薫が一緒にいた姿を目撃してしまう。
児島はその薫が裕子たちの喫茶店へ入ったことを杉崎に報告。



嫌な予感を感じた杉崎、紀伊子、児島が喫茶店へ行ってみると、
裕子と西森が服毒死していた。



事件は明るみになり、二年前の五億円持ち逃げ犯の坂内が西森忠明と名乗って生きていたと報道される。
警察には女性の声で、自分の夫が犯人で夫婦心中するという通報が入ったことから、
二人は自殺を図ったものとみられた。
しかし、杉崎らはそれに納得がいかなかった。



小沢が薫と二人きりで会っている現場へ行った杉崎は、西森夫婦を薫が殺したと推理をぶつけた。
小沢は薫から二億円の工作資金を受け取っていたことを認め薫に自首をすすめると、
県議会へ辞表を提出した。


超豪華フェリー殺人事件





一か月後、杉崎は小沢が保釈され離婚を決意したことを眉美から知らされる。
児島も眉美が神戸の故郷へ帰った小沢の元で暮らすと聞き、
二人の恋も終わってしまう。






※※※ 船長シリーズ ※※※


1. 「津軽海峡おんな殺人行・青函連絡船に仕組まれたトリックの謎…」

2. 「瀬戸内おんな殺人行・広島港~松山港フェリー炎上!船上に仕組まれた密室トリック」

3. 「超豪華フェリー殺人事件・鹿児島-沖縄航路にトリックが…双眼鏡の中の女」

4. 「函館のおんな殺人行・横浜~神戸21時間・よみがえった青函連絡船」

5. 「思い出の青函連絡船・貨車から消えた2億円!完全密室の犯罪」

6. 「愛と死の殺人航路・闇夜に霜の降るごとく・函館・立待岬に消えた女」

7. 「瀬戸内・潮騒の女・夜霧のフェリー激突事故!!小樽-松山・不倫の男女が狙われた」

8. 「高松-神戸ジャンボフェリー殺人海峡・ガラスの墓標と妻の謎に事件の接点が…」

9. 「愛と死の殺人海流・レインボーシティと波浮の港・二つの東京、潮の匂いのする人妻」

10.「太平洋殺意のうず潮・夫殺し!犯行時 若妻は宮崎行フェリーに乗っていた…」

11.「狙われた密会航路・南国土佐・杉崎船長を誘惑した謎の女」

12.「殺意の密室航路・仙台-苫小牧-函館、豪華フェリーで大物代議士が殺された」










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