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2019/10/22
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京都殺人案内シリーズ第8作 「刑事の娘を襲った悪徳サラ金」 (1983年)

category - 土曜ワイド劇場
2019/ 10/ 22
                 
藤田まことの京都殺人案内シリーズ第8弾!

今回より音川の娘・洋子役で萬田久子が登場し以後最終話まで継続することとなる。
初代の小林かおり、荒木由美子に続き三代目でようやく定着したかんじか。


●「京都殺人案内・刑事の娘を襲った悪徳サラ金
三十八年目の殺意」  1983年10月22日
原作: 和久峻三  復讐の時間割 (光文社文庫)
脚本: 保利吉紀
音楽: クロード・チアリ
監督: 前田陽一
制作: 松竹
出演: 藤田まこと、万田久子、丹阿弥谷津子、
鮎川いずみ、遠藤太津朗ほか



京都府警の音川音次郎(藤田まこと)の娘・洋子(萬田久子)は
都ツーリストという旅行会社に勤めている。


ある日、ツアーの契約を取り付けるために同じビルにある
サラ金業者・杉原栄司(邦保)の事務所を訪ねた。
女癖の悪い杉原が洋子を襲おうとしたため突き飛ばすとそのまま飛び出してしまう。



その杉原が事務所で何者かに殺された。
洋子は自分が杉原を殺してしまったと思ったが音川には打ち明けることが出来なかった。



京都殺人案内・刑事の娘を襲った悪徳サラ金 三十八年目の殺意



やがて事務所を飛び出す洋子を見たという目撃者が現れ
捜査課長の秋山(遠藤太津朗)は音川の気持ちを思い心を痛めた。



杉原は女に手が早く、行きつけのバーのマダム・光子(北川めぐみ)とも関係があった。
女は亭主もちで不倫関係については内緒にしておいてくれという。
警察では三角関係のもつれから杉原を殺す可能性もあると見ていた。



その後、事務所から洋子の指紋が検出され事情を聴かずにはおれない状況になった。
あくまで仕事上の繋がりで杉原のところへ行っただけと思っていた音川たちだが、
ついに洋子が府警を訪れ自分が杉原を殺してしまったと告白した。




京都殺人案内・刑事の娘を襲った悪徳サラ金 三十八年目の殺意



興奮する洋子から事務所で起こった一部始終を聞いた音川は、
杉原の死因が鈍器で頭を三度にわたって殴ったものによるものと知り
洋子に犯人ではないと告げた。








悩み続けていた洋子は自分が殺したのではないとわかり
ようやく安心して笑顔を見せて音川と署をあとにした。
ホッとした秋山は心労がたたり胃を痛めて入院してしまう。




時を同じくして経営コンサルタントの新倉武夫(日高久)がホテルの屋上から落ちて死んだ。
その時、近くのホテルのレストランにいた瀬川昌代(丹阿弥谷津子)が
転落する瞬間を孫とレストランのウェイターとともに偶然目撃していた。
昌代は杉原の事務所が入っているビルで掃除婦をしている。



京都殺人案内・刑事の娘を襲った悪徳サラ金 三十八年目の殺意





三人は新倉が突き飛ばされた様子はなく、ひとりで飛び降りたと証言する。
驚いたことに新倉は光子の亭主だった。
しかも、新倉には一億円の生命保険が掛けられていて受取人は光子であり、
彼女は店のボーイと不倫関係にある。



警察では新倉が光子の不倫相手の杉原を殺し、逃げられないと思い
自殺をしたのではないかと考えた。
新倉も経営コンサルタントといいながらもあくどい商売をしていた。




遺体を解剖した結果、アルコールと致死量に至らない睡眠薬が検出され
コップと睡眠薬の瓶からは新倉の指紋しか検出できなかった。
光子も新倉が死亡した時刻には、不倫相手とホテルで会っていたというアリバイがある。





音川は洋子に杉原が殺された日の朝の再現をしてもらった。
その結果、事務所を出た洋子は階段を降りるときに
踊り場でモップが動くところを見たことを思い出した。



京都殺人案内・刑事の娘を襲った悪徳サラ金 三十八年目の殺意




ビルの管理人・森山保男(奥村公延)に当日出勤していた掃除婦を尋ねるが
その日は清掃会社が休みのため誰もいなかったという。
昌代は孫の野球の早朝練習があったためグラウンドにいたと証言した。




音川は昌代が掃除をしているビルで杉原が殺され
新倉が飛び降りたときに昌代がそれを目撃していたことが偶然とは思えなかった。



そんな折、音川は行きつけの喫茶店のママ・菊子(鮎川いずみ)に誘われて
昌代が新倉の転落死を目撃したホテルのレストランへ行くことになった。
レストランは回転式で京都の風景が一望できる。



京都殺人案内・刑事の娘を襲った悪徳サラ金 三十八年目の殺意




そこで、新倉が飛び降りたビルを見た音川は屋上に死角が出来ることから
犯人が仕組んだ巧妙な殺人トリックを見破った。





昌代はビルが近づくと共犯者に電話で連絡をとる。
そして屋上にいる共犯者の姿が自分の席から見えなくなる場所に来ると
注文をするためウェイターを呼びビルを指さして新倉が落ちる場面を目撃させる。
共犯者はちょうど死角になっていて席からは見えないため
新倉が飛び降り自殺を図ったように見えたのだ。




捜査をすすめる中、昌代の息子の工場が倒産し自殺をしており
その背後には杉原と新倉がいたことから激しい恨みを抱いていることがわかった。
その頃、森山が病で倒れて入院し昌代がかいがいしく看病していることから
二人がただの知り合いではないと感じ始める。



京都殺人案内・刑事の娘を襲った悪徳サラ金 三十八年目の殺意




森山の部屋に昌代の夫の位牌が残されており、
夫と森山、杉原、新倉の四人が軍隊時代の仲間であったことが判明する。


二か月前にガンを宣告されていた森山はまもなく死亡する。


昌代は音川に全てを話した。



二年前、息子が自殺し半狂乱になった昌代は新倉や杉原のところへ乗り込んでいた。
興奮して貧血を起こし倒れた昌代を介抱してくれたのが森山だった。
この時、ふたりは昌代の夫と森山が軍隊時代の仲間だったことを知る。



京都殺人案内・刑事の娘を襲った悪徳サラ金 三十八年目の殺意




そして、二か月前ガンを宣告された森山が昌代に夫の死の真相を告白した。


夫は戦後濡れ衣を着せられて戦犯として処刑された。
原因となった噂を流したのは、杉原、新倉と森山の三人であった。



昌代は息子の自殺の原因になっただけでなく
夫の処刑にもかかわっていたと知り激しい憎しみがこみあげる。
噂を流した当事者である森山も人生の最後にそれを悔いて
昌代の復讐劇に加担する。


新倉をビルの屋上から自殺に見せかけて突き落としたのは森山だった。



音川と洋子は秋山の見舞いへ行き事件が解決したことを報告する。



京都殺人案内・刑事の娘を襲った悪徳サラ金 三十八年目の殺意



秋山の「犯人は?」の問いかけに音川は「にっぽん」だと答えると病室をあとにした。






復讐の時間割 (光文社文庫)





************ 京都殺人案内シリーズ 記事一覧 ************


1. 「花の棺」

2. 「呪われた婚約」

3. 「嫁ぎ先の謎」

4. 「亡き妻に捧げる犯人」

5. 「母恋桜が散った」

6. 「男女の水死体はどこから来たか」

7. 「麻薬にけがされた修学旅行女子高生」

8. 「刑事の娘を襲った悪徳サラ金」

9. 「歌謡界のウラを暴け!」

10.「からたちの花は死んだよ」

11. 「美人社長誘拐さる!」

12. 「撮影所の女をさぐれ!」

13. 「現代忠臣蔵事件」



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