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2019/10/24
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日本初の1時間連続ドラマ 「特別機動捜査隊」 第712話 『七年目の報酬』

category - 昭和のテレビドラマ
2019/ 10/ 24
                 
すっごい前の話だが、まだファミリー劇場で「太陽にほえろ!」を放送していた時に
欠番以外の放送されたものを録画して見ていた。



「太陽にほえろ!」は話数が718話あり
「この数を抜く刑事ドラマはないんだろうなぁ」と思っていたら
太陽が始まる前に放送を開始した「特別機動捜査隊」というのがそれを超えるというのを知り驚きました。



調べてみると「特別機動捜査隊」というのは『日本初の1時間連続ドラマ』だとわかり興味津々。


その後、かなり経ってから東映チャンネルで「特別機動捜査隊」をやっていることに気がついて
見てみたらこれまた”主役級の俳優”が出ていないことにも驚かされた。


よく、これで「15年半」も続いたなと。


「特別機動捜査隊」 第712話  『七年目の報酬』


見始めた頃はまだ白黒で出演者も含め「地味だなぁ」と思いながら見てたんですが
時代背景や退廃的な感じが気に入って、気がつけば見るのが楽しみになっていた。


今回は高校生売春に端を発した事件。



■ 「特別機動捜査隊」
第712話  『七年目の報酬』  1975年7月2日
脚本: 西沢治
音楽: 小林亜星 アストロ・ミュージック
監督: 鈴木敏郎
出演: 北條清嗣、国友須賀、雷門ケン坊、小浅初江、小野敦子、浅村厚子、
加東三和、安田洋子、竹口安芸子、大下真司、会津あんく、本多洋子、
天城由起子、瀬戸山功、しば早苗、佐々木務、満山恵子、志摩明子、大沢晴美、
市原清彦、菅沼赫、有馬昌彦、富田浩太郎
制作: NET、東映


「特別機動捜査隊」 第712話  『七年目の報酬』



●特捜隊:矢崎班
矢崎主任(亀石征一郎)
谷山部長刑事(和崎俊哉)
桂刑事(佐竹一男)
田坂刑事(倉石功)
神谷刑事(山口暁)
岩本刑事(萩原信二)



田中係長(山田禅二)
鑑識員(田川勝雄、西郷昭二)



-特捜隊「矢崎班」の主任として、私が手掛けた事件の中でも恐ろしい事件だった。
現代の黒い悪魔は平凡な若夫婦の何事もなく過ぎていく日常生活の陰に息を殺して潜んでいたのだ-




「紅沢商事」営業部社員・田宮秀樹(北條清嗣)が妻の佐知子(国友須賀)を連れて失踪。
秀樹は母親に「人を殺したので佐知子と二人で死ぬ」と電話をしていたため
母親が100番通報をし特捜隊・矢崎班が捜査を開始する。


「特別機動捜査隊」 第712話  『七年目の報酬』



母親は秀樹が誰を殺したのか心当たりがないという。


秀樹は去年の秋に佐知子と結婚して、団地で新婚生活を送っていた。
部屋からは網の上で黒焦げになった二尾の魚、屑籠から佐知子のパンティーを発見。


前夜、秀樹は会社の先輩・石丸(市村清彦)と飲んだ時に佐知子を付け狙う男がいて
不安な様子だったらしい。


「特別機動捜査隊」 第712話  『七年目の報酬』


今日は頭痛を理由に会社を早退しており、秀樹から早退を知らされた佐知子が昼食の支度をしている時に
何者かに乱暴され帰宅した秀樹が男を殺したと考えられた。
佐知子の男関係と変質者の線で捜査を進め被害者の割り出しと秀樹夫婦の行方を追う。


変質者の件で、団地の主婦に聞き込みを行ったがそのようなものはおらず
逆に部屋でひとりストリップをしている妙な女がいるらしい事ぐらいしか収穫がない。
佐知子の男関係も田坂の調べでは何も出てこなかった。


秀樹の妹で高校二年生の桃子(浅村厚子)は、佐知子が家に遊びに来た時に
自分と母親にしつこく付き纏ってくる男がいたと話していたが名前まではわからないという。
しかし、秀樹の父・茂樹(有馬昌彦)と母親にそのことを尋ねてみても
桃子の聞き違いだの一点張りで何かを隠していることは明らかだった。


「特別機動捜査隊」 第712話  『七年目の報酬』




桃子も男の名前を知っていて隠しているのかもしれないと感じた矢崎は
桂と神谷に桃子を任せると、母親から男の名前を聞き出そうとするが頑として口を割らない。


秀樹と佐知子については都内の各警察が懸命になって行方を追ってはいるが
田中係長はそれらしい人物を目撃したという情報がまだ入らないと矢崎に知らせる。
鑑識員はパンティーからは佐知子の血液型しか検出できなかったと報告した。



下校したあと帰宅していない桃子の行方を桂たちは追っていた。
担任(満山恵子)の話では桃子はナオミ(小浅初江)、雅矢(雷門ケン坊)と仲良くしていて
三人とも目立たないがおとなしくて真面目な生徒で通っている。



雅矢が学校を休んでいると言うので自宅へ行ってみると出かけていていない。
実は真面目で通っている雅矢は、性病にかかり親の目を盗んで白河病院へ行っていた。


「特別機動捜査隊」 第712話  『七年目の報酬』



白河(富田浩太郎)は、初期の梅毒だと診断しこのままほっておくと
十二年後いや早ければ七年後に「脳梅毒」という恐ろしい症状が出ると伝えた。


うなだれて団地へ戻ってきた雅矢を桂たちが待っていた。
雅矢は桃子の居場所はわからないがナオミはよく新宿の喫茶店で見かけていたと答える。
真面目な高校生の仮面の下に別な顔を隠しているのは雅矢だけではなかった。


ナオミは売春グループに入っていて、桃子も金欲しさから加わろうとしていたところだった。
ナオミの手ほどきでセーラー服から派手な服に着替えて厚化粧をした桃子は
二人で新宿の街へ繰り出していた。

「特別機動捜査隊」 第712話  『七年目の報酬』


ようやくナオミと一緒にいる桃子を見つけた神谷たちは、佐知子を付け回していた男が
高校時代の同級生で安永建設の社員・長谷部進一(瀬戸山功)と聞き出す。
秀樹が殺したのは進一と見られたが彼は死んではいなかった。


矢崎はさっそく進一に会いに行くが、佐知子とは高校の卒業式以来一度も会っていないという。
進一はスケ番をやっていたツヨ子(天城由起子)から佐知子が売春グループに入っていたことを知らされ
まともな生活を送るように忠告したのが最後の会話だと話す。


「特別機動捜査隊」 第712話  『七年目の報酬』



翌朝、矢崎と谷山は秀樹の実家を訪ねついに茂樹たちから
これまで隠していた佐知子の秘密を聞き出した。


三日ほど前に、佐知子は突然ここへやってくると一方的に「高校時代から好意をもたれていた
進一が自分を狙ってくる」と言い出す。
何度も同じことを繰り返したり話が飛躍する異常さから佐知子を精神科医に診せたところ
性病科へ行けと言われ脳梅毒の診断が下されたというのだ。


「特別機動捜査隊」 第712話  『七年目の報酬』


茂樹たちは秀樹にも梅毒が移っているのではないかと心配していた。


まもなく団地裏の雑木林の中から近くの蕎麦屋の店員・堀内の他殺体が発見されると
茂樹と佐知子が新宿の連れ込み宿に泊まっていることがわかった。
矢崎たちは宿から出てきた秀樹を捕まえる。


「特別機動捜査隊」 第712話  『七年目の報酬』




秀樹は佐知子を道連れに睡眠薬で心中しようとしたが死にきれず自首を決意し
佐知子はそのまま家へ帰したと言う。



会社を早退して帰宅した秀樹は全裸の佐知子を見て誰かに犯されたのだと思った。
佐知子に好意を抱いていた堀内がやったのかというと佐知子は頷く。
それで、秀樹は堀内を殺して埋めたのだが暴行されたというのは佐知子の妄想だった。



「特別機動捜査隊」 第712話  『七年目の報酬』


近所の主婦の証言ではあの日も佐知子は脳梅毒の症状により魚を網にかけたまま
突然、自分で衣服をはぎ取ると踊り出したらしい。
彼女はその異様な光景を双眼鏡から覗き見していた。



佐知子を診た白河医師の話では、自分の妄想を一方的に言いまくる、
相手の言うことに簡単に頷いてしまう無感動従順性
包丁を握ったまま数時間考えこんでいたかと思うと突然素っ裸になって踊り出すというのは
脳梅毒の症状そのものだという。


佐知子が売春をやっていたのが高校二年生の時、梅毒はほおっておけば十二年後
早ければ七年後には脳梅毒になるらしい。
佐知子は七年目で脳梅毒となったのだ。


「特別機動捜査隊」 第712話  『七年目の報酬』



取調室で秀樹は佐知子が脳梅毒に犯されていたことを知らされ取り乱した。


秀樹は佐知子を清純な女性と信じ込んでいて高校時代に売春をやり
性病に掛かっていたとはどうしても信じられない。
秀樹は佐知子に会わせてほしいと谷山や田坂に要求する。


そこへ、矢崎が佐知子を連れて入ってきた。

佐知子は秀樹を指さして「この人です。私を狙っているのはこの人です!
恐ろしい、殺してください!」と矢崎に助けを求めた。


「特別機動捜査隊」 第712話  『七年目の報酬』



とうとう、佐知子は夫の顔もわからなくなってしまったようだ。



-佐知子と同じ道を歩いていた桃子を売春の現行犯で逮捕したのは
事件後一週間経った時の事だった。
性病の感染を防ぐにはすでに遅すぎたかもしれない-




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七年前、高校二年生の時に売春をしていて罹った梅毒が脳梅毒になり
ようやっと掴んだ優しい夫との新婚生活で明るみになるだけでなく殺人事件へと発展。
しかも、夫が殺した相手は妻の妄想による間違い殺人であった。


さらに夫の妹は妻が売春をしてた時と同じ高校二年生で売春を始めたばかり。
妹の男友達も梅毒にかかりもしかしたらこの娘もすでに梅毒に犯されているかもしれないという
なんともやり切れないストーリーだ。


加害者の母親を演じた女優さんって小野敦子という人なのかしら?
峰子という役は小野敦子がやっているんですが、そうなのかなと思いながらも
確証がないので母親と言う表記にしています。




************ 特別機動捜査隊 記事一覧 ************


■ 第712話 『七年目の報酬』

■ 第782話 『わたしの父さん』

■ 第784話 『ドキュメント逃亡』

■ 第787話 『ある誘惑の秘密』

■ 第788話 『無情の風に散る』

■ 第789話 『新春危機一髪』

■ 第793話 『季節労働者哀歌』




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