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2019/10/27
展覧会レポート昭和のドラマ昔の土曜ワイド劇場懐かし邦画

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「上高地に消えた女」 (1990年)  長井彬 『殺人路(ロード)・上高地』

category - 土曜ワイド劇場
2019/ 10/ 27
                 
エアロビクスのインストラクターが相次いで殺された!
生徒の未亡人は被害者の夫の捜査に協力するが
その裏には意外な真実が隠されていた。


●「上高地に消えた女・エアロビクス
妖しい肢体が殺意を呼ぶ!」  1990年10月25日
原作: 長井彬 殺人路(ロード)・上高地 (カッパ・ノベルス)
脚本: 石松愛弘
音楽: 毛利蔵人
監督: 野田幸男
制作: 東宝
出演: 岡江久美子、柴俊夫、夏樹陽子、
音無真喜子、白川和子、赤塚真人ほか




三年前に夫を交通事故で失い翻訳の下請けで生活している並木裕子(岡江久美子)は
アスレチッククラブに入会し事務局長・西(赤塚真人)のすすめで
評判の良いインストラクター・河本真紀子(夏樹陽子)のエアロビクス教室に入った。



真紀子は邦明(柴俊夫)という夫がいながらも
インストラクター・井関久美(音無真喜子)と西を巡ってライバル関係にあった。



裕子は真紀子が近所に住んでいたことから、講師と生徒の関係を越えて友人同士となり
上高地をめぐるバスツアーに誘った。



上高地に消えた女・エアロビクス 妖しい肢体が殺意を呼ぶ!



ところが、集合場所に真紀子が姿を現さなかったため裕子は一人で参加することとなる。



東京へ戻った裕子が真紀子のクラスに参加しようとしていると
真紀子がクラブに来ていないという。
やがて、上高地の明神池で真紀子の死体が発見された。



裕子は邦明とともに遺体の身元確認をする。
担当の刑事(佐原健二)の話しでは、前夜11時新宿発のバスツアーに来なかった真紀子が
翌朝には松本から上高地に向かうバスに乗る姿を目撃されているという。


バスガイドの話しでは真紀子は死んだ時と同じ赤い帽子に赤いジャンパー、
白のスラックスを履きサングラスをかけ右手は火傷をしていたために包帯が巻かれていた。
バスが大正池に到着すると真紀子は気分が悪くなったと言い別行動をとった。
その後、真紀子はタクシーに乗って河童橋で合流するが
土産物を買いたいと言い再び別行動をとるとそれっきり戻ってくることはなかったという。




上高地に消えた女・エアロビクス 妖しい肢体が殺意を呼ぶ!



刑事は真紀子の死亡推定時刻は午後の一時半から五時の間だと見ていた。
上高地にいた裕子はその時刻の行動を刑事から尋ねられたが
ツアーの参加者たちと行動を共にしていたためアリバイがあった。


裕子は真紀子殺しの手掛かりを掴みたいという邦明に協力する。
手を怪我していた真紀子は店員に邦明に土産を送るための代筆を頼んでおり
レストランでは西に電話を掛けようとしていたことがわかった。




警察の調べで西も上高地のホテルに女と宿泊していたことが判明するが
相手は真紀子でなくクラブ会員の主婦・富江(白川和子)だった。



その頃、裕子は富江からかつて真紀子がクラブの会員と愛人関係にあり
久美と男を巡って三角関係にあったと知らされた。
以前、邦明が真紀子の本に秋津俊之という男の名刺が挟んであったと聞いていた裕子は
その男こそ秋津ではないかと直感する。



上高地に消えた女・エアロビクス 妖しい肢体が殺意を呼ぶ!




一方、邦明は真紀子がレストランから出てから明神池まで目撃者がいないことに疑問を抱いた。
真紀子は派手を好まない女だったにもかかわらず目立つ格好をして
河童橋のレストランまでは多くの人物が彼女の姿を目撃している。
それに普段はブラックでコーヒーを飲む真紀子が、レストランでは砂糖を入れたという。
邦明は真紀子と敵対する久美が目立つ服を着て真紀子に成りすましたのではないかと疑った。



その矢先、今度は久美が上高地で殺され現場から立ち去る西の姿が目撃された。
西は謎の女から富江に不倫関係をネタに50万円を要求する電話がかかり
家を空けられない富江に変わって指定された新村橋まで金を持って行ったところ
偶然にも久美の死体を見つけただけだと警察に説明する。



邦明は久美が殺された日の早朝、彼女からの電話を受けていた。
ところが、彼女が用件を話す前に突然電話は切れてしまった。
邦明は興信所に秋津俊之の調査を依頼し意外な事実を知ることとなる。




上高地に消えた女・エアロビクス 妖しい肢体が殺意を呼ぶ!




裕子は西が警察に捕まったことで事件は解決したと考え邦明に別れを告げに来た。
邦明は犯人は西ではなく女だとおもうと裕子に話す。


真犯人はわざと目立つ格好をして真紀子が生きているように見せかけるため
あちこちで目撃者を作った。
おそらくその頃にはもう真紀子は殺されていたのだ。


久美も犯人が誰だか気がついたために殺されてしまった。
真紀子が手に火傷を負ったこと、西が富江と不倫していることをネタに
上高地まで呼び出し罪を着せることが出来たのはクラブの会員の女性だと邦明は考えていた。


だが久美が朝の五時半に邦明に電話を掛けたと見られる
バスターミナルから先は一般車が立入禁止で
新村橋まで徒歩での往復には四時間かかる。


東京に着くのは早くても午後の一時で、午前十一時に行われた
エアロビクス教室には間に合わない。
当日は全員がエアロビ教室に参加をしていた。



上高地に消えた女・エアロビクス 妖しい肢体が殺意を呼ぶ!



邦明は真紀子殺しと同様に何かトリックがあるのだと睨んだ。


二人で事件を調べるうちにいつしか邦明は裕子に特別な感情を持つようになり
その思いを裕子に伝えていた。
別れを告げられた邦明は改めて裕子に迫るが裕子はそのまま逃げだしてしまった。
ひとりになった邦明は裕子が落としていったクラブの会員証を見つける。



邦明は警察でよく言われる”捜査に行き詰ったら現状へ戻れ”という言葉にならって
久美が殺された現場へと車を走らせた。
そこで通行許可証を手に入れれば車が通行できることを知り犯人が使ったアリバイトリックを見破った!


一方、帰宅した裕子は塩尻駅前にある駐車場の管理人から会員証を預かっていると連絡を受ける。
翌朝、取りに行った裕子のもとに邦明が姿を現すと真犯人は裕子だと暴いた。



裕子は夫・秋津は事故死ではなく、ラブホテルでクモ膜下出血により死亡したと明かした。
秋津は単身赴任中に愛人をつくっていたのだ。
その女が病院に連れていけば助かる可能性があったが彼女は見捨ててホテルを出てしまった。


裕子は夫の愛人を突き止めるため秋津の部屋を調べクラブの会員証を見つけた。
そこで、秋津が真紀子を愛人にしていたとわかった。


上高地行のバスツアーの前日、裕子は真紀子に秋津のことを問い詰めた。



上高地に消えた女・エアロビクス 妖しい肢体が殺意を呼ぶ!



はじめこそ悪びれるような素振りを見せた真紀子だが話が進むうちに興奮し
秋津は裕子との離婚を決意し自分たちは本当に愛し合っていたと言い出した。
それを聞いた裕子は逆上し真紀子を殺してしまう。


裕子は真紀子の死体を草むらに隠すと赤い帽子とジャンパー、白のスラックスを着せ東京へ戻る。
そして深夜十一時バスツアーの集合場所である新宿で来るはずもない真紀子を待った。
これで真紀子とは別行動をとったと印象付けることができる。


裕子は翌朝七時に松本に着くと友人に会うからあとで合流するとガイドに告げて
赤いジャンパーに着替えると真紀子の名前で予約しておいた松本から上高地行のバスに乗った。
大正池で気分が悪くなったと言い別行動をとり、今度は新宿発のツアーに合流する。


こうして裕子は自分と真紀子の二役を演じところどころで目立つ格好の真紀子の姿を見た
目撃者を作り彼女がこの時まで生きているように見せた。
レストランでは電話で西の名を呼び彼に疑いがかかるように仕向けた。


レストランで真紀子が出て行く姿を見た者がいなかったのは
裕子がトイレで真紀子の変装を解き出て行ったからだった。


このトリックは上手くいったかに見えたが、久美が裕子へ疑いの目を向け始めた。
彼女もまた秋津と一度だけ関係を持ったことがあり、その時秋津と裕子のツーショット写真を見ていた。
はじめのうちは裕子のことを思い出せなかったが、やがて裕子が秋津の妻であると思い出すと
真紀子を殺したのは裕子だとわかり独立資金として三千万円が欲しいと脅してきた。


上高地に消えた女・エアロビクス 妖しい肢体が殺意を呼ぶ!




裕子は久美を上高地まで連れ出すが金を渡せないと知った久美は
裕子の正体を邦明に知らせようと公衆電話から連絡した。
話が確信に触れる前にそばにいた裕子が電話を切り要求をのんだ。



歩きながら話しているうち久美もまた秋津との情事を笑いながら語りだす。
たまらなくなった裕子は近くにあった岩で久美を殴り殺した。



そして、早朝人目がないのをいいことに許可証を得ないと通れない山道を車で走り
新村橋に久美の死体を遺棄した。
これで殺害現場から新村橋までの往復四時間を三時間短縮することが出来る。
塩尻駅の駐車場に車を置くと列車で東京へ戻りエアロビ教室に出席した。



邦明は愛している裕子の犯罪を暴きたくなかった。
裕子もまた邦明のことを愛し始めていて幸せになりたかったが
出逢うのが遅すぎそれは叶えることが出来ない運命だった。


上高地に消えた女・エアロビクス 妖しい肢体が殺意を呼ぶ!


裕子は邦明の付き添いを断るとひとりで警察へと向かった。





殺人路(ロード)・上高地 (カッパ・ノベルス)



前にも何かの記事で書いたが、土ワイではエアロビクスを舞台にしたものが多いが
当時そんなに強力な人気があったのか?


上高地に消えた女・エアロビクス 妖しい肢体が殺意を呼ぶ!


あと「アスレチッククラブ」という言葉もよくタイトルで使われていたが
「スポーツクラブ(ジム)」、「フィットネスクラブ」とは言うが
自分の周りでは「アスレチッククラブ」って使われているのを聞いたことがない。


どうでもいいことだけど、これって長年不思議に思っているんですよね~。





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