FC2ブログ
2019/11/29
展覧会レポート昭和のドラマ昔の土曜ワイド劇場懐かし邦画

Post

        

「黒い樹海・姉の金沢不倫旅行が連続殺人を呼ぶ!」 (1997年)

category - 土曜ワイド劇場
2019/ 11/ 29
                 
さすがに90年代半ばを過ぎたあたりから、以前同枠で放送したドラマの
セルフリメイクが多くみられるようになってきました。


こちらも1986年の正月に、中井貴恵、篠田三郎、山本学で制作されいる。
個人的には1986年度版が見たいのだが、再放送されるのはいつも1997年版ばかり。



●松本清張スペシャル
「黒い樹海・姉の金沢不倫旅行が連続殺人を呼ぶ!
妹が迫る疑惑の男たち…雨のバス事故の秘密」 1997年11月29日
原作: 松本清張  黒い樹海 (講談社文庫)
脚本: 橋本綾
音楽: 岩間南平
監督: 野村孝
制作: レオナ、霧企画
出演: 水野真紀、鶴見辰吾、神田正輝、
火野正平、余貴美子、石丸謙二郎ほか




文啓出版社の総務部で働く笠原祥子(水野真紀)は同じ会社のルミエール編集長で
姉の信子(余貴美子)と二人暮らし。



信子が休暇をとり九州へ一人旅に出かけた。
翌日、祥子は信子が金沢のバス事故に遭い死亡したと
副編集長の町田知枝(あめくみちこ)から知らされた。
九州に行ったはずの信子がなぜ金沢で死んだのか不審を抱く。



信子の遺品には身元を確認するものが入っていなかった。
バッグから社員手帳が紛失しており外に落ちていた定期入れを
斉藤常子(春木みさよ)と名乗る女が届け出たことから身元が判明した。


これらのことから祥子は一人旅ではなく男と一緒に旅行していたのだと推理する。
おそらく連れの男性は二人の関係が公になるのを恐れたため
瀕死の信子を見捨てて社員手帳を持ち去ったのだろう。


黒い樹海・姉の金沢不倫旅行が連続殺人を呼ぶ!




祥子は信子が佐伯一夫という男と夫婦を偽って予約を入れていたホテルを見つけた。
そして、定期入れを届けに来た常子の部屋を訪ねるが
すでに勤めを辞めて東京へ行ってしまった後で会う事は出来なかった。



ルミエールでは信子が亡くなり知枝が編集長に昇格していた。
東京へ戻った祥子は総務から編集部へ異動する。
信子の死の真相を解明したい祥子にとって願ってもない話だった。




そして知枝から信子の相手として建築家・高木利彦(加島潤)、
華道の家元・佐敷泊雲(横尾三郎)、精神科医・西脇満太郎(神田正輝)、
翻訳家・妹尾郁夫(火野正平)、画家の鶴巻完造と
五人の男性を候補として教えてもらうが誰が信子の恋人だったかわからない。



黒い樹海・姉の金沢不倫旅行が連続殺人を黒い樹海・姉の金沢不倫旅行が連続殺人を呼ぶ!呼ぶ!




だが、この中で妹尾だけが信子のタイプではないとわかった。
信子との関係を知られたくなかったという点でも独身の妹尾は可能性が薄い。



そんな中、今度は知枝が絞殺された。
刑事(井上博一)は痴情のもつれが原因で殺されたのだとにらんでいる。
殺害現場からは知枝の社員手帳が無くなっていた。




祥子が現場に花を手向けに行くと同じ会社に勤める吉井栄二(鶴見辰吾)と出会い
これまでのいきさつを知った吉井は祥子に協力することになった。


黒い樹海・姉の金沢不倫旅行が連続殺人を呼ぶ!





知枝が西脇に借りていた本を返しに東都大学へ行くと
西脇は知枝が殺された日は妹尾と一緒にいたという。
そして、ストレートにアリバイを聞いてくる祥子に対し
信子はどこか臆病なところがあったと明かした。



これまで母親代わりに祥子に接してきたしっかり者の姉の
意外な一面を知り祥子は驚いた。
信子もひとりの女性として男に頼りたかったのかもしれない。



吉井は知枝殺しは佐伯一夫ではなく別人だと考えていた。
信子はあくまでも事故死で、いくら関係を公表したくないとはいえ
仮に知枝が佐伯の正体を知っていたとしても殺人を犯すとは思えない。



祥子はようやく常子と会うことが出来た。
彼女は一万円で中年の男から定期入れを事故があった
バス会社に届けて欲しいと頼まれただけだという。
それが佐伯一夫だと思った祥子は妹尾ら五人の男の写真を
明日常子に見せて確認してもらう約束をした。



黒い樹海・姉の金沢不倫旅行が連続殺人を呼ぶ!



ところがその前に常子が知枝と同じ方法で殺された。




友人の話では常子は援助交際の相手を探しに上京したのだが
見つからないまま金欠の日々を送り続けていたが
昨夜、帰宅した常子が金の生る木を見つけたと大喜びしていた。
その男は定期入れを届けてほしいと頼んだ男だという。


祥子は彼女に渡したルミエールに男の写真が載っているのではないかと思い
調べたところ妹尾のインタビュー記事が掲載されていた。


そのうち、祥子は信子が佐伯一夫とバスに乗っていたところ
偶然二人の顔見知りの人物が乗り合わせてきそうになったため
関係がばれるのを恐れた信子が荷物を置いたまま後部座席に移ったのだと気づいた。



さらに同僚の愛子(阿部朋子)から知枝が妹尾と関係があり
妹尾は遠山財閥の令嬢で有名ピアニストのミドリと婚約が決まったと知らされた。
そうだとすると妹尾はミドリとの婚約を前に関係していた信子と知枝が邪魔だったはずだ。



黒い樹海・姉の金沢不倫旅行が連続殺人を呼ぶ!





妹尾には知枝と常子が殺された時刻に、西脇と一緒だというアリバイがある。
祥子は調べるうち西脇の証言が嘘でありさらに旧姓が佐伯であることがわかった。



祥子は西脇と妹尾を呼び出すと自分の推理をぶつけた。



信子は五年前から一年に一度三日間ほどの一人旅をするようになった。
それは西脇の妻、佐伯信子として過ごせる大切なひと時であった。



今回も西脇と信子は人目を忍んで金沢へ旅行に来ていたが
バスに乗ったところ故郷へ帰る途中の妹尾が乗り込んできた。
信子はとっさに荷物を置いたまま後部座席に移り
西脇が妹尾を呼び止めて隣に座らせ意識をそらせた。



黒い樹海・姉の金沢不倫旅行が連続殺人を呼ぶ!



その時、突然追突事故が発生し後部座席にいた信子は重傷を負う。
前方に座っていた西脇と妹尾はすぐにバスから非難するが
西脇は怪我を負った信子のもとへ駆け寄って行ったため二人の関係がバレてしまった。



妹尾は祥子の推理を否定することなく事件の真相を淡々と語りはじめる。


瀕死の信子の姿にショックを受けた西脇に妹尾が
もう彼女は助からないからこのまま逃げようと提案する。



入り婿の西脇は二人の関係が公になり今の地位を失うのを恐れて
その意見に従うと妹尾は信子の荷物から社員手帳と定期入れを
持ち去り二人はそのまま現場から立ち去った。


その後、身元がわからないまま葬られる信子を不憫がった西脇の意を汲み
妹尾が常子に定期入れを渡して届けるように頼む。



黒い樹海・姉の金沢不倫旅行が連続殺人を呼ぶ!



妹尾は信子との関係をネタに西脇を強請っただけでなく
知枝を殺した時のアリバイの証人にも利用した。
彼女は妹尾の子供を二度も堕胎したことをミドリにばらすと脅してきた。


そして、ルミエールを見た常子は妹尾が信子を見捨てた
佐伯一夫と勘違いして援助交際をしてくれと迫ってくる。
妹尾は邪魔になった二人の女を殺害したことを認めると
全てを知った祥子を刺し殺そうとするが西脇が止めようとした。




そこへ警察に通報し終わった吉井が現れたため
妹尾は力尽きてその場にしゃがみこんだ。



黒い樹海・姉の金沢不倫旅行が連続殺人を呼ぶ!




西脇は土砂降りの小松空港で信子がこのまま雨が降り続き
二人を知らないどこかの土地へ流されてしまいと言っていたことを祥子に話すと
自分も同じ気持ちだったと打ち明けた。


祥子は姉の事を遊びではなく本当に愛してくれていたのか聞くが
妻帯者の西脇は答えないままだった。


祥子はずっと雨が降り続けて欲しいと願った西脇の言葉を信じることにした。






黒い樹海 (講談社文庫)



※※※ 松本清張作品記事一覧 ※※※


■ 「ガラスの城」

■ 「声・ダイヤルは死の囁き」

■ 「顔・死の断崖」

■ 「犯罪広告」

■ 「聞かなかった場所」

■ 「種族同盟・湖上の偽装殺人」

■ 「紐・恐怖の大回転遊覧車」

■ 「帝銀事件・大量殺人!獄中三十二年の死刑囚」

■ 「地の骨・犯罪大学・入試問題を拾った女」

■ 「駆ける男」

■ 「白い闇・十和田湖偽装心中」

■ 「小さな旅館」

■ 「死んだ馬・殺人設計図」

■ 「山峡の章・みちのく偽装心中」

■ 「地方紙を買う女・昇仙峡囮心中」

■ 「書道教授・消えた死体」

■ 「風の息・事故か!謀略か!もく星号三原山墜落の謎」

■ 「事故・国道20号線殺人トリック」

■ 「駅路・謎の伊勢路殺人旅行」

■ 「危険な斜面・白骨になった女」

■ 「殺人行おくのほそ道」

■ 「寒流・銀行を手玉にとった女」

■ 「溺れ谷・蜂は一度刺して死ぬ!」

■ 「連環・偽装心中をあばく女」

■ 「熱い空気・家政婦は見た!夫婦の秘密」

■ 「断線・新妻を棄て、愛人を殺し年上の女と心中した男」

■ 「葦の浮舟・奥飛騨―東尋坊密会の旅」

■ 「証言」

■ 「高台の家・美しい未亡人の妖しいサロン」

■ 「黒い樹海・京都密会の旅殺人事件」

■ 「黒い空」

■ 「数の風景」

■ 「一年半待て」

■ 「霧の旗・獄死した兄は真犯人じゃない! 女の肉体を賭けた復讐の旅立ち」

■ 「鉢植えを買う女」

■ 「状況曲線・巨大談合組織の黒い殺人!男と女が欲望の罠にはまる…」

■ 「黒革の手帳・綴られた男たちの欲望・元銀行OLが夜の銀座に咲かせる悪の華」

■ 「黒い樹海・姉の金沢不倫旅行が連続殺人を呼ぶ!」






関連記事
スポンサーサイト



                         
        

スポンサードリンク

                         

コメント

非公開コメント