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2020/03/23
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京都殺人案内シリーズ第10作 「からたちの花は死んだよ」 (1985年)

category - 土曜ワイド劇場
2020/ 03/ 23
                 
藤田まことの京都殺人案内シリーズ第10弾。



●「京都殺人案内・からたちの花は死んだよ」  
1985年3月23日
原作: 和久峻三  
脚本: 保利吉紀
音楽: クロード・チアリ
監督: 田中徳三
制作: 松竹
出演: 藤田まこと、万田久子、鮎川いずみ、谷隼人、
野口一美、遠藤太津朗、阿井美千子、村田正雄ほか



京都殺人案内・からたちの花は死んだよ



音川音次郎(藤田まこと)とウマの合っていた上司の
捜査一課長・秋山啓介(遠藤太津朗)が亀岡署に栄転となり
後任にエリートタイプの富坂四郎(谷隼人)が着任した。



京都殺人案内・からたちの花は死んだよ




その直後、喫茶店六騎のマスター・野中吾一(新橋伸介)が射殺されるという事件が発生。
店から大麻が見つかり残された幼い娘・とも子(野口一美)の面倒をしばらく
娘の洋子に(萬田久子)見させて捜査にあたることになった。


続いて野中と親しくしていたスーパーTONKA JOHNの
社長・小島敏夫(堺左千夫)が東寺五重塔の前で、
貴金属店ゴンシャンの店主・高野静枝(桃山みつる)が
仁和寺五重塔の前で立て続けに殺された。


現場に停めてあった車の中から大麻が見つかり
野中、小島、静枝の三人が大麻の売買に絡んでいた可能性が出てきた。


富坂は暴力団・吞竜会の立川正太(浅田祐二)に容疑の目を向け
部下刑事と共に立川のアパートに踏み込む。
すると部屋から凶器の拳銃と大麻が見つかり署で締め上げることにした。



京都殺人案内・からたちの花は死んだよ



しかし、立川は大麻も銃も自分のものではないと主張し
同棲中の愛人・横沢みどり(沢亜紀)も裏ビデオでたんまり儲けているので
大麻に手を出す必要がないと容疑を否認する。



若くてエネルギッシュな富坂は物的証拠が見つかったことからも
立川クロの線を決め強引な捜査で自白に追い込み事件はスピード解決。



京都殺人案内・からたちの花は死んだよ



だが、みどりは釈放されるが立川の言っていることは本当で組の者にハメられたと叫び
音川に縋り付いてきた。


やがて、立川は野中ら三人を殺したとして起訴される運びとなる。



音川はみどりの必死の訴えと証拠が揃い過ぎていることに疑問を持ちはじめる。


京都殺人案内・からたちの花は死んだよ



一から調べなおし、被害者三名と立川の接点がないこと
それぞれが経営する店の名が福岡県柳川市の言葉であることから
事件の根は柳川にあるのではないかと考えた。


富坂は自分の方針に背く音川の行動を規制しようとしたため
音川は洋子、菊子、とも子を連れて柳川に観光旅行と称して捜査を続けることにした。



とも子を洋子と菊子に預けて現地の聞き込みを続けた音川は役所から
柳川に六騎という店を紹介され店主の黒津良風(村田正雄)に話しを聞く。



京都殺人案内・からたちの花は死んだよ



三人は昔、大門吉之助一座に所属していた旅回りの役者で
大牟田で最後の公演が行われて以来十七年間故郷には戻ってきていない。
座長の大門吉之助(市川男女之助)は現在老人ホームにいるという。
一座の脚本はトム・シローという若い男が書いていた。



宿に戻った音川は菊子からとも子が老人ホームにいる祖父と再会したと聞き
音川はとも子の祖父が吉之助だとわかった。
吉之助はとも子は母親が事故死し父親も女と逃げてしまったため野中に預けていたのだ。


音川も吉之助に会いに行くがもう呆けていて昔の記憶はないが
未だに一座の公演のポスターが貼ってある。
そこには捜査一課に出入りしている弁当屋の木村近子(阿井美千子)の顔写真もある。
彼女もまた一座で役者をしていたのだ。



京都殺人案内・からたちの花は死んだよ




自分たちの店に故郷の方言をつけるくらい愛着があるはずなのに
彼らが十七年もの間一度も故郷に帰れなかったことに何か深い事情があると考えた音川は
最後の公演の地大牟田での未解決事件をあらう。


すると千秋楽の深夜に近くで高利貸しが殺され
三百万円が盗まれていた事件が起きていたとわかる。
音川が近子から話を聞こうとした矢先に近子が殺された。


亀岡に秋山を訪ねた音川は事件の真相を掴んだことを報告。


京都殺人案内・からたちの花は死んだよ




音川が署へ戻ると富坂に、野中らを殺した真犯人は大麻がらみで
立川の犯行を偽装したシナリオを書いたものだと宣言。
近子も同一人物の犯行でそれは富坂だと言った。


富坂は物的証拠がないことを理由に音川の推理を否定するが
年季の入ったたたき上げの音川の説得についに犯行を認める。


京都殺人案内・からたちの花は死んだよ



富坂はトム・シローという名で一座の脚本を手掛けていたが
資金難に苦しみ吉之助の代わりに大牟田での講演後、
野中ら四人と高利貸しに返済を待ってくれるよう頼みに行った。


しかし、高利貸しはそれを拒否、若かった富坂はカッとなって殴り殺してしまう。
野中たちは金庫に入っていた金を盗み逃走。
その後、富坂は刑事になり優秀な成績を上げ続け若くして課長になった。




赴任してきた初日、出入りしていた近子と偶然の再会。
近子、野中、小島、静枝は裏で大麻の密売をしていて
富坂をその仲間にしてさらに儲けようと企む。




京都殺人案内・からたちの花は死んだよ



富坂は十七年前の高利貸し殺しの秘密を守るために
密売の仲間に加わると見せかけて野中たちを次々と射殺。
容疑が暴力団へと向けられるとそれを利用しようと考えた。


立川のアパートに踏み込んだ時、富坂は大麻と拳銃を残し
立川が大麻絡みで三人を殺したように偽装した。


近子だけは音川たちとの関係が近すぎて殺すことをためらっていたが
音川が柳川へ調べに行ったと知りついに殺してしまう。



富坂は全てを話し終えると拳銃自殺をして清算しようとするが
それに気がついた音川はきちんと刑に服するよう説得。


京都殺人案内・からたちの花は死んだよ




その後、亀岡から手土産の亀を持って秋山が署に復帰。
再び音川との息の合ったコンビが見られることとなった。



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音やんといいコンビを組んでいた秋山課長がいなくなりかわりにやってきたのが若いやり手の富阪。

これまで、音やんが最後に地位や名声のある人物を容疑者だというと
「おまはん、もし違ってみい。とんでもないことになるで」とけん制しながらも
地道にコツコツと調べ上げる音やんを信用し意見を尊重する秋山課長だったが
よそから来たエリート上司はそうはいかない。


というよりも、そのエリートが犯人だしね。


やっぱり京都府警の捜査一課は音やんと秋山課長ですわ。
このコンビのやりとりはおとぼけながらもいい味だしているし毎回楽しみ。




************ 京都殺人案内シリーズ 記事一覧 ************


1. 「花の棺」

2. 「呪われた婚約」

3. 「嫁ぎ先の謎」

4. 「亡き妻に捧げる犯人」

5. 「母恋桜が散った」

6. 「男女の水死体はどこから来たか」

7. 「麻薬にけがされた修学旅行女子高生」

8. 「刑事の娘を襲った悪徳サラ金」

9. 「歌謡界のウラを暴け!」

10.「からたちの花は死んだよ」




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