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2020-07-10 (Fri)

「みちのく湯けむり殺人渓谷」 (1993年)  夏樹静子 『死の谷から来た女』

鉱山の爆発事故で家族全員を失った女性。

過去を忘れて生まれ変わるために東京へ出てきた彼女は
親しくなった男性からプロポーズされるが受け入れることが出来ずに苦悩する。



●「みちのく湯けむり殺人渓谷・鳴子温泉~鬼首
死の谷から来た女」 1993年7月10日
原作: 夏樹静子  『死の谷から来た女
脚本: 吉田剛
音楽: 小宮氷十三
監督: 松尾昭典
制作: にっかつ撮影所
出演: 高木美保、金田賢一、蜷川有紀、仲谷昇、なべおさみ、
草薙良一、渕野直幸、田坂都、松浪志保、有馬昌彦、宗近晴見ほか



みちのく湯けむり殺人渓谷・鳴子温泉~鬼首 死の谷から来た女





宮城県にある北村珪石鉱山で爆発事故が発生し所有者の北村一家四人が死亡。
長女の北村恵(高木美保)だけは家にいたため難を逃れていた。

鳴子東署刑事の中條武(なべおさみ)の話では恵の両親と弟の遺体は発見されたが
夫の明雄だけは見つからないのだという。
そのため生死不明につき捜査続行中で葬式も出せないままだった。


やがて、恵は上京してスポーツクラブでマッサージ師として働き始め
地質調査会社に勤める俵一敏(金田賢一)と親しくなりプロポーズを受ける。
しかし、夫は失踪扱いで求婚を受け入れることが出来ずに苦悩した。


みちのく湯けむり殺人渓谷・鳴子温泉~鬼首 死の谷から来た女




そんな折、クラブに客として訪れた鉱山会社の経営者で資産家の相庭宇吉郎(仲谷昇)から
養女になって欲しいという申し出を受け驚く。


恵は家族の一周忌の墓参りに行くことになり俵も同行した。
その道中、恵が一人になったスキに土井(草薙良一)と名乗る見知らぬ男が近づいてきて
「鉱山に埋まっているものについて話がしたい」と言われ夕方の4時に山で会うことになった。


土井が姿を消すと恵は戻ってきた俵と共に鳴子駅に向かう。
そこで、恵は塩尻辰江(蜷川有紀)とバッタリと出くわした。


明雄は婿養子だったが鳴子のバーでホステスをしている辰江と愛人関係にあった。
彼女は明雄が事故を起こして逃亡したと思い込んでおり「明雄の居場所はどこか?」と尋ねてくる。
恵は「知らない」と追い払うと俵と一緒に墓参りを済ませて鉱山へ。


みちのく湯けむり殺人渓谷・鳴子温泉~鬼首 死の谷から来た女



到着すると思いがけず相庭がいた。


久しぶりに訪れた鉱山は、恵の知らぬ間に何者かによって掘り起こされた形跡がみられた。
鉱山は4万坪程あるが耐火レンガにするための珪石しかとれず時価一千万円位にしかならない。
恵はそのままひとり残って線香をあげると、約束通り土井を待つが誘っておきながら土井はやってこない。



仕方なく山を下りると俵、相庭のところへ合流し爆発事故の詳細を二人に話した。
恵は夫は一年も失踪することは出来ないタイプで死んだとしか思えないというと
お墓さえなければもう戻ってきたくはない場所だと本音を吐露する。



相庭はお墓を東京に移して鉱山も自分が相場よりも高く買ってあげようと申し出るが、
恵は家族の血が沁み込んでいるから売りたくないとキッパリ断ってきた。
複雑な思いを抱える恵に相庭は、何者かに掘り起こされる心配がないよう自分が管理してあげてもいいと提案する。



みちのく湯けむり殺人渓谷・鳴子温泉~鬼首 死の谷から来た女


恵を心配して極秘に相庭の身元調査を済ませていた俵の話では
相庭は資産30億の資産家で妻子も身寄りもないのだという。


そんな相庭がなぜ見も知らぬ自分に白羽の矢を立てたのかわからず
まだ正式に養女にしたいという相庭の申し出にイエスと答えを出せずにいた。


翌日、恵のもとを訪ねて来た中條刑事によって土井の死体が鉱山から見つかったと知らされた。
東京に戻った恵はこの事件の密告文書が勤め先に届いたことにより職を失い
相庭に誘われるままに元麻布のマンションで身の回りの世話をするために同居することになる。


相庭は恵の作る料理を美味しいといい優しくしてくれ一緒に暮らすようになってからも態度を変えることはなかった。
だが、恵はひとつ屋根の下に男と女が同居するのが心地悪く養女になる決意を固め俵に打ち明ける。


(現在元記事の一部のみ公開しています)




死の谷から来た女 (文春文庫)


高木美保が若くて初々しい。

みちのく湯けむり殺人渓谷・鳴子温泉~鬼首 死の谷から来た女



「温泉若おかみの殺人推理シリーズ」でおなじみの小宮氷十三が音楽を手掛けているが
今回のドラマと合っていていいですね。
やはり最後にタイアップの曲が流れるよりもこうしてひとつひとつ作られたものの方が良かったな。



はじめの事故の時には、ヒロインが不仲の夫を殺したのかという疑惑を持たせつつ
舞台が東京へ移るわけですが唯一死体が見つからない夫の死は最後に彼女の口から真相が語られる。
もしかしたら夫を殺したのかもしれないというモヤモヤを引きずったままストーリーが進んでいくところは面白かった。


また、善人面して登場した資産家の紳士・仲谷昇も胡散臭くていい。
電話に盗聴器しかけたり、調査会社に事故の事調べさせたりで腹に一物あるのはまるわかり。
留守電に自分の声でメッセージが吹き込んであるのはウケた。


二時間ドラマというとシリーズものばっかり放送されるが単発作品もいいのが多いんですよね。





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