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2020/09/25
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「思い出の青函連絡船」 (1993年)  船長シリーズ第5弾

category - 土曜ワイド劇場
2020/ 09/ 25
                 
高橋英樹の船長シリーズ第5弾。



●「思い出の青函連絡船・貨車から消えた2億円!
完全密室の犯罪」  1993年9月25日
原作: 今井泉  碧の遺稿
脚本: 柴英三郎
音楽: 坂田晃一
監督: 野村孝
制作: 東映
出演: 高橋英樹、音無美紀子、山口果林、
船越栄一郎、高林由紀子、中山仁ほか




かつて青函連絡船の船長をしていた杉崎啓三(高橋英樹)は
妻の紀伊子(音無美紀子)とともに函館を訪れた。


地元の建設会社のオーナー・高橋佳世子(山口果林)が運営する
コスモス海洋教育財団の要請でメモリアルシップとなった「摩周丸」で
子どもたち相手の講師を依頼されたのだ。



思い出の青函連絡船・貨車から消えた2億円! 完全密室の犯罪




杉崎は船長歴の中で唯一の汚点といえる苦い思い出がある。


七年前、青函連絡船・摩周丸で輸送中の公金から二億円が盗まれた。
犯人は札の通し番号から足がつきにくいように各トランクから
少しずつ抜いていたが、乗船していた公安官・楢山(山田吾一)は
手口から見て素人のやり方だという。


しかし、すぐに見つかると思われた二億円は船の中を
くまなく捜索しても出てこず、犯人も見つからなかった。


盗難事件は未解決のまま、間もなく連絡船は廃止となった。



思い出の青函連絡船・貨車から消えた2億円! 完全密室の犯罪



そのため、函館に来るのも気が進まなかったが
函館行きを強く希望する紀伊子の後押しもあり行く決心をつけた。



そこへ航海士の児島克生(船越栄一郎)も合流。
久しぶりに摩周丸に乗った杉崎は、ふとしたことから金を持ち逃げした犯人が
非常用トランクスペースに隠れたと考え児島と二人で中を調べた。


壁には見覚えのある言葉が書かれていた。
杉崎の船長仲間で事件の直後にガンで死亡した
大和田省一(中山仁)がよく口ずさんでいた歌の一節だった。


思い出の青函連絡船・貨車から消えた2億円! 完全密室の犯罪



事件当日、杉崎は出航前に末期ガンで入院中のはずの
大和田らしき男を見かけたことを思い出す。


そんな杉崎と児島が尾行されている気配を感じ
後ろを振り返ると楢山の姿を見つけた。
彼は公安官から刑事になり定年退職して現在は年金暮らしだが
今でも犯人を追い続けているという。
楢山は七年前の事件は人生の汚点で事件解決に執念を燃やしている。



杉崎は大和田の妻・香苗(高林由紀子)が函館に戻っていると知り
会おうとするがなぜか杉崎を避ける。
大和田の娘・英子(吉野真弓)は、結婚前に香苗と杉崎は交際していて
未だに思い続けていることから家族ぐるみの付き合いがある
紀伊子に遠慮しているからだと児島に話す。



しかし、児島は杉崎が香苗に会おうとしたのはそんな理由ではないと知っていた。
杉崎だけではなく海の男である児島もトランクスペースに隠れていた人物は
大和田だと悟ったからだ。


その頃、杉崎は大和田が死ぬ一か月前に見舞いに訪れた時のやり取りを思い出していた。



思い出の青函連絡船・貨車から消えた2億円! 完全密室の犯罪



手の打ちようがないと悟った大和田は手術を拒否していた。
そして、壮大な男の夢を果たせなかった無念な気持ちを告白された。
この時、大和田が何か心に秘めているものがあるのを直感する。



楢山の話しでは犯人は持ち逃げした金を
複数の銀行に少しずつ架空名義に預けてはすぐにそれを引き出していた。
銀行員の証言から窓口に来た犯人が大和田とすぐに割れたが
証拠を固めているうちに本人がガンで死んでしまった。


警察では金は遺族のもとに渡っているとにらみ香苗を監視したが
怪しい動きは一切なく暮らしぶりも質素なままだった。



思い出の青函連絡船・貨車から消えた2億円! 完全密室の犯罪



大和田の命日を翌日に控えた日、杉崎夫婦と香苗母娘は墓参りに行くが
いつも命日に訪れる何者かが供えたコスモスの花があった。


それを、見た杉崎はいつか佳世子が話してくれた
コスモスの花が咲く場所で復員兵の佳世子の養父に牛の乳を飲ませてくれた
少年が若き日の大和田だとわかった。




イベント当日、杉崎は佳世子をそこへ連れ出した。
もう何もかも知っていると悟った佳世子はこれまでのことを洗いざらい話しはじめる。



思い出の青函連絡船・貨車から消えた2億円! 完全密室の犯罪



大和田が少年時代牛の乳を与えた復員兵・高瀬は
その後建設会社を興し両親を事故で亡くした佳世子を養女に迎えた。


七年前、佳世子の夫が女をつくり会社の金を横領し
会社の経営は悪化し窮地に立たされていた。
自暴自棄になった佳世子は瀬戸内海のフェリーから身を投げるが
船長をしていた大和田に助け出された。


この時既に末期がんだった大和田は佳世子が高瀬の娘で
二億円の負債を負っていたことも知っていた。
そこで、二億円を提供するので利子をつけて世の中にかえして欲しいという。


思い出の青函連絡船・貨車から消えた2億円! 完全密室の犯罪



二億円を受け取った佳世子がその出所を知ったときには
大和田は死亡しており返しようがなかった。


佳世子は約束通り会社を建て直し社会に還元できるまでになった。
大和田が杉崎と親友だったことを佳世子は知っており
その親友が船長をしていた船で事件を起こした大和田の後悔気持ちを理解していた。


佳世子は財団が社会に貢献することでそれを許して欲しいと土下座した。
今回のイベントの講師に杉崎を指名したのも気持ちのあらわれだった。



思い出の青函連絡船・貨車から消えた2億円! 完全密室の犯罪



杉崎は子供たちを前に講師の仕事を終えると、死を目前にした大和田が
自分が生きた印を残したくそれを佳世子に託したと考え複雑な思いを抱え
摩周丸から海を眺めた。













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※※※ 船長シリーズ ※※※


1. 「津軽海峡おんな殺人行・青函連絡船に仕組まれたトリックの謎…」

2. 「瀬戸内おんな殺人行・広島港~松山港フェリー炎上!船上に仕組まれた密室トリック」

3. 「超豪華フェリー殺人事件・鹿児島-沖縄航路にトリックが…双眼鏡の中の女」

4. 「函館のおんな殺人行・横浜~神戸21時間・よみがえった青函連絡船」

5. 「思い出の青函連絡船・貨車から消えた2億円!完全密室の犯罪」

6. 「愛と死の殺人航路・闇夜に霜の降るごとく・函館・立待岬に消えた女」

7. 「瀬戸内・潮騒の女・夜霧のフェリー激突事故!!小樽-松山・不倫の男女が狙われた」

8. 「高松-神戸ジャンボフェリー殺人海峡・ガラスの墓標と妻の謎に事件の接点が…」

9. 「愛と死の殺人海流・レインボーシティと波浮の港・二つの東京、潮の匂いのする人妻」

10.「太平洋殺意のうず潮・夫殺し!犯行時 若妻は宮崎行フェリーに乗っていた…」

11.「狙われた密会航路・南国土佐・杉崎船長を誘惑した謎の女」

12.「殺意の密室航路・仙台-苫小牧-函館、豪華フェリーで大物代議士が殺された」



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