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2010-04-16 (Fri)

京都殺人案内シリーズ第14作 「音次郎、女を張り込む」 (1988年)

藤田まことの京都殺人案内シリーズ第14弾。



●「京都殺人案内・音次郎、女を張り込む
南紀勝浦温泉~熊野鬼ケ城~那智の滝」  1988年4月16日
原案: 和久峻三  
脚本: 保利吉紀
音楽: クロード・チアリ
監督: 松野宏軌
制作: 松竹
出演: 藤田まこと、長山藍子、万田久子、室田日出男、
太川陽介、遠藤太津朗ほか


京都殺人案内・音次郎、女を張り込む






京都府警の秋山捜査一課長(遠藤太津朗)のもとに神奈川県警から
草森慎太郎(太川陽介)が配属された。


四条河原町にある宝石店「喜多山」が襲われ
売上金二千万円を奪い店主(新城邦彦)を射殺して逃走するという事件が発生。
さっそくベテラン刑事音川音次郎(藤田まこと)らが現場に向かう。


犯人は二人組でそのうちの戸部新吉(西田真吾)が
音川の娘・洋子(萬田久子)が働く都ツーリストに逃げ込むと洋子を人質に取った。


京都殺人案内・音次郎、女を張り込む





音川が駆け付け洋子は救出されるが戸部が撃ち合いとなり
音川は軽傷で済んだものの戸部は重傷を負いそのまま入院となった。


二人組の片割れで主犯格の山倉勝次(室田日出男)は
情婦の田村静江(長山藍子)のアパートに逃げ込むと
ニュースで戸部が撃たれたことを知り音川への復讐心を燃え立たせる。


京都殺人案内・音次郎、女を張り込む




その後の捜査で、音川もかつて傷害であげた山倉の犯行だと知った。
山倉と戸部は飲み屋で店主と客のやり取りを偶然聞いてしまい
この日、現金で宝石の売買が行われるという情報を掴んでいたらしい。


音川が逃走中の山倉の居所を掴むために静江のアパートへ行くと
外出中の山倉から電話が入いる。
自首をすすめる音川に対し復讐心をたぎらせる山倉は宣戦布告し
狙いを洋子に向けはじめた。


京都殺人案内・音次郎、女を張り込む




山倉は指名手配され音川は静江の周辺を張り込むことにした。
まもなく山倉が宿泊していた宿が割れ盗まれた金の大半が押収されたが
警官がうろついているのを目撃した山倉は宿には戻らずそのまま逃亡。



仲居をしていた静江は仕事を探すために南紀勝浦へ行き
知り合いがいる旅館に身を寄せることになり音川も彼女に張り付く。


しかし、音川は体調を崩し静江に看病されることに。
はじめのうちは山倉を逃がしてやろうとした静江だったが
旧知の音川を看病するうちに次第に音川の捜査に協力しようと心境の変化が出てきた。


そんな中、京都では山倉が予告通り洋子の命を狙い
草森と一緒に音川の着替えを取りに自宅に戻った洋子に向けて発砲した。
草森の機転で洋子は無事だったものの彼女をかばった草森が負傷してしまう。


京都殺人案内・音次郎、女を張り込む



秋山課長からその知らせを受けた音川は山倉が自分と静江を引き離そうとしていると察知し
京都に戻らずこのままとどまることにした。
山倉は盗んだ金から五百万円を静江に渡している。
金がなくなった山倉は必ず静江に接触してくるはずだ。


その読みはあたり山倉は度々静江がいる旅館に電話を掛けてきた。
山倉は静江と話しているうちに、静江が自分を裏切り音川の捜査に協力し始めたことに気が付いた。
張り込んでいる音川の目を盗んで山倉は静江を強引に旅館から連れ出すと
静江から五百万円を預かっている音川に静江の命と引き換えに金を要求する
取引の電話を掛けて那智の滝に呼び出した。





音川は五百万円を渡すが、山倉はそのまま音川を殺そうと銃口を向ける。
そばにいた静江がそれを止めようと山倉ともみ合っている最中に銃が発射される。
傷ついた山倉から銃を奪った静江は今度は自分の意思で山倉を撃ち殺した。



京都殺人案内・音次郎、女を張り込む



京都に戻った静江は意識を取り戻した戸部を見舞うと音川の取り調べを受けた。
静江は音川が手を汚す前に山倉を撃ったのだった。


静江は山倉、戸部と同郷で、住んでいた村はすでに廃村になっているが
いつでも静江の心の中には故郷に対する愛する思いがあった。





男運のなかった人生に絶望していた静江に
優しく山倉が手を伸ばしてくれたことがきっかけで恋仲となるが
今回の事件で山倉には故郷に対する愛情が失われ
骨の髄まで悪人になってしまったことに心を痛めた。



静江は音川にたまには面会に来て欲しいと言い残すと係官に連れられて
取調室を後にした。



京都殺人案内・音次郎、女を張り込む



一方、順調な回復をみせる草森の病室では洋子がべったりと付き添い
病院内では二人の噂が立つくらいのアツアツぶりをみせていた。






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極悪人に室田日出男はわかるがその女に長山藍子という組み合わせが意外で面白い。
今回、筋書きはいたって単純なもので、女を頼って犯人が現れるとふんだ音川が
彼女に張り付くのだが女の方が次第に音川の方に肩入れしてしまい
音川をかばって男を撃ち殺してしまうという結末。


音川も張り込むうちに彼女の失われたふるさとへの切ない思いと
山倉との出会いにより生きる希望が持て救われたという身の上を打ち明けられる。
山倉が接触してくるまでの間に次第に心を通わせていく。


それが、ラストの悲劇を生むわけだが…。


さて、長山藍子が演じる田村静江だが、キャスト紹介では「静江」となっていたが
音川に宛てた置手紙には「静枝」となっていた。
ドワイではこういうことは結構ありますよね。


また若手の草森刑事役でルイルイ太川陽介が出演。
音川の娘洋子といい雰囲気になりますが結局単発で終わってしまいましたね。






************ 京都殺人案内シリーズ 記事一覧 ************


1. 「花の棺」

2. 「呪われた婚約」

3. 「嫁ぎ先の謎」

4. 「亡き妻に捧げる犯人」

5. 「母恋桜が散った」

6. 「男女の水死体はどこから来たか」

7. 「麻薬にけがされた修学旅行女子高生」

8. 「刑事の娘を襲った悪徳サラ金」

9. 「歌謡界のウラを暴け!」

10.「からたちの花は死んだよ」

11.「美人社長誘拐さる!」

12.「撮影所の女をさぐれ!」

13.「現代忠臣蔵事件」

14.「音次郎、女を張り込む」

15.「音川、完全犯罪に挑む!」

16.「復讐の逆転法廷」

17.「鴨川にモデルの舞妓が浮かんだ!」

18.「20時18分の死神!?」



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