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2021-05-04 (Tue)

「あやしい絵展」@東京国立近代美術館

3月23日(火)~5月16日(日)まで竹橋にある東京国立近代美術館で行われている
『あやしい絵展』へ行ってきました。

※緊急事態宣言の発令により4月25日(日)~5月11(火)日まで臨時休館となっています。


「あやしい絵展」 東京国立近代美術館





去年、コロナが発生してから行きたかった展覧会が中止や延期になり
「あやしい絵展」もやるというのはなんとなく知っていたのですが
いつやるのかさえ知らない状態で3月くらいまでは行くつもりがありませんでした。


コロナ以前のいろんな展覧会へ行っていた時には現地で入手できる情報が多くて
わざわざどんな展覧会をやっているのかをホームページ等で調べるということがなかった。
ところが、いざ行かない生活になると自分から積極的に情報を取りに行かない限りは開催情報は手に入りません。
これは映画やその他のイベントでも同じ。


だから、展覧会をはじめ映画などイベント系については自然と得る情報が少なくなりましたね。


「あやしい絵展」は東京会場が終了した後には大阪へ巡回され7月3日(土)~8月15日(日)まで
大阪歴史博物館にて開催される予定だそうです。



東京国立近代美術館では日時指定制度が設けられています。
3月の下旬頃はまだ週末でもチケットに余裕がある状況でした。
私は4月9日に4月18日(日)9時30分からの回を入手。
その後、様子を見ているとかなり売れ行きが伸びたようで早めに取っておいて正解だった。


当日は確か日時指定チケットが完売で私が行ったこの日の一番の回である9時30分スタートにも多くの人が詰めかけていた。
そして、早めに開場してくれたので予定時間よりも前に入場することが出来た。
手指消毒をして携帯画面のチケット購入画面を提示すると紙のチケットを渡される。
コレクター気質の私にとってやっぱり紙のチケットはありがたい。


展覧会は3章から構成され1章が幕末から明治、3章のエピローグが大正の終わりから昭和、
第2章の明治から大正が圧倒的なボリュームの多さで5つに区切られている。
幕末ものが多いのかと勝手にイメージしていたので意外でした。



また、多くの作品が撮影が可能で作品名等いくつかの指定情報を掲載すること
画像に変更を加えないことなど条件付きでSNSなどで公開することが出来ます。



ここからの画像は全て東京国立近代美術館で行われた「あやしい絵展」の展示室で展示されていた
撮影可能な作品の一部です。(グッズ除く)
今回は画像の変更不可のためサイズだけ通常よりも小さくし予定よりも掲載枚数を大幅に減らすことにしました。





展示室に入ると流し目のような視線が気になる猫ちゃんが出迎えてくれる。


Samurai Spirit ※転載禁止 稲垣仲静  ≪猫≫ 星野画廊所蔵  『あやしい絵展』より 

稲垣仲静  ≪猫≫   1919年頃   星野画廊  『あやしい絵展』より



各パートでは展示スペースに歌が詠まれ(書かれ)そこにこの猫ちゃんのシルエットが描かれている。
まるで展示室の案内人といった感じ。
大正ロマンが感じられてモダンでオシャレな雰囲気を醸し出していた。



1章は幕末から明治ということもあって歌川国芳、月岡芳年など「あやしい」というよりも
不気味な作品があり展示数が少ないながらもインパクトがあり印象に残りました。
こちらも撮影しましたが掲載は見送り。


展覧会の名前通り”あやしい”雰囲気の作品が並ぶ中でひときわ目を惹いたのが
この『生人形』と呼ばれる女性の等身大サイズのお人形。


Samurai Spirit ※転載禁止  安本亀八  ≪白瀧姫≫ 桐生歴史文化資料館所蔵  『あやしい絵展』より



安本亀八  ≪白瀧姫≫   1895(明治28)年頃   桐生歴史文化資料館  『あやしい絵展』より

幕末から明治にかけてリアルさを売り物に縁日や社寺での開帳にともなう
見世物興行において人気を博したそうだ。
この生人形は見世物で使われたものではなく、桐生市にあった日本織物という会社が購入したもの。
白瀧姫というのは桐生に織物産業をもたらした存在として知られているらしい。


日本の画家たちに影響を与えた西洋美術として私が大好きなラファエル前派の
ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティの作品もひとつありました。


Samurai Spirit ※転載禁止 ダンテ・ガブリエル・ロセッティ  ≪マドンナ・ピエトラ≫ 郡山市立美術館   『あやしい絵展』より


ダンテ・ガブリエル・ロセッティ  ≪マドンナ・ピエトラ≫  1874年  郡山市立美術館   『あやしい絵展』より

”マドンナ・ピエトラ”とはイタリア・フィレンツェ出身の詩人ダンテ・アリギエーリの詩で詠まれている女性。
詩の中では自分に恋する男性を捕えて石に閉じ込めてしまうのだという。
豊かな毛髪と逞しく描かれた女性がロセッティらしい。
それでいて目は冷たい。


ロセッティの他には同時代に活躍したエドワード・バーン=ジョーンズや、アルフォンス・ミュシャなどもあった。
彼らの作品も撮影出来たため思い出に撮らせていただきました。






Samurai Spirit ※転載禁止 甲斐庄楠音  ≪横櫛≫  京都国立近代美術館   『あやしい絵展』より 

甲斐庄楠音  ≪横櫛≫  1916(大正5)年頃  京都国立近代美術館   『あやしい絵展』より


「あやしい絵展」の象徴と言ってもいい甲斐庄楠音の『横櫛』だが
私の中では同画家の『幻覚(踊る女)』の方が”あやしさ”という意味では軍配が上がる。
幻覚も画像はあるのだが今回は見送ります。



Samurai Spirit ※転載禁止 島成園   ≪無題≫  大阪市立美術館   『あやしい絵展』より


島成園   ≪無題≫    1918(大正7)年   大阪市立美術館   『あやしい絵展』より


絵の女性の顔、右側には黒いあざがある。
この絵の顔は作者自身だといわれているが、島成園にはあざなどなかったようだ。
あざのある女性の運命と世を呪う気持ちを表現したらしい。

私は着物の色が暗いことからその表現を受け取った。
着物の裏地の赤色がわずかに見えるのも女性の悲壮感を際立たせるように思えた。



Samurai Spirit ※転載禁止 『少女画報 14巻8号 高畠華宵 表紙絵』 弥生美術館   『あやしい絵展』より


≪少女画報 14巻8号 高畠華宵 表紙絵≫    1925(大正14)年8月   弥生美術館   『あやしい絵展』より

弥生美術館で何度か目にしていた高畠華宵。
こんなところでお目にかかれるとは!
あの時きちんと見ておいて良かった。

ただこれって「あやしい絵」か!?


作品は前期、後期で入れ替えがあり私が行った日は前期最終日でした。
(前期を狙ったわけではありません)



鑑賞を終えたあとはグッズ売り場へ行き久しぶりにひとつだけ購入してきた。


「あやしい絵展」 グッズ 東京国立近代美術館


アルフォンス・ミュシャの3Dノート。
小さめのサイズでタッチペン付きで660円でした。




さて、あやしい絵展ですが5月11日までは休止で12日以降はまだどうなるか決まっていないようですね。
東京会場は16日までで緊急事態宣言が延長されるようならこのまま閉幕でしょう。
大阪は夏なので無事に開催される確率が高いのかな?


私はたまたま良いタイミングで行けたのでラッキーでした。
日曜日の朝一番でしたが天気も良くとても気持ちが良かったです。


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