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2006/03/25
展覧会レポート昭和のドラマ昔の土曜ワイド劇場懐かし邦画

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「その子を殺すな・サッカーボール大爆破」 (1978年)  ノエル・カレフ 『その子を殺すな』

category - 土曜ワイド劇場
2006/ 03/ 25
                 
原作では主人公的役割だったサッカーボール。
これを使ったスリリングな物語だが
ドラマでは原作の緊迫感をどれだけ演出出来ていたのかも気になります。



●「その子を殺すな・サッカーボール大爆破」  1978年3月25日
原作: ノエル・カレフ  『その子を殺すな
脚本: 中西隆三
音楽: コスモス・ファクトリー
監督: 沢田幸弘
制作: 日活
出演: 近藤正臣、音無美紀子、南田洋子、
永島暎子、石橋蓮司、峰岸徹、織本順吉、
佐竹明夫、高品格、木村英幸ほか



その子を殺すな




全日本サッカーチームのスター選手だった南条(近藤正臣)は
練習中にボールを子供に宛てて重傷を負わせてしまい
その治療代を稼ぐために麻薬の運び屋となった。


その手口はサッカーボールに麻薬を詰めて持ち帰るというものだった。

子供の治療も終わり最後の仕事のボールを受け取った。

だが、ボールには組織に恨みを持つ佐野(石橋蓮司)の仕掛けた時限爆弾が入っていた。







バスチアン・サッセーはコカインの密輸入業者
スタンのために働いている麻薬持ち運び人。
ジャックリーヌ・トゥリウーという恋人がいて
早くこの商売に見切りをつけて一緒になりたいのだが
運び人にみえないバシチアンを重宝がって
スタンはなかなか手放してはくれなかった。

バスチアンはサッカーボールの中に麻薬を入れて
それを持ち運ぶという手法をとっていた。

スタンと敵対するジョルジュたちから
これをしたらきっぱりスタンから手を引けるということで
最後となる運び屋の仕事を請け負った。


バスチアンはジョルジュの義理の弟
アドリアン・オスメの表札がかかる建物へ行き
サッカーボールにスタンの元へ届ける
荷物を詰めて街へ出た。


そこで、同じボールをもっていたクロードと
ベルナールという少年が遊んでいて
ふとしたことからボールが入れ違ってしまった。

ふたつとも新しくともに<スポーティング>のマークがついていた。
だが、互いに自分のボールこそが新しく
このマークが付いているものだと思っていた。



慌てたバスチアンがクロードたちを追っかけていくが
少年たちは自分のボールだと信じていて
見も知らぬバスチアンから逃げてしまう。


バスチアンの後をつけていたジョルジュの手下
ハンスはバスチアンからボールがすり替わったことを聞き
オスメの元へバスチアンとサッカーボールを連れて戻ってきた。


バスチアンはボールには麻薬が入っているものだと思っていたが
そこに詰められていたのはダイナマイトだった。

ジョルジュは敵のハンスに爆弾入りのサッカーボールを
バスチアンを使って運ばせようとしていたのだった。

ボールの内部には、五百グラムのプラスチック・ダイナマイトが
絆創膏で固定してあり、寒暖計と電池コードがつないで会って
寒暖計が十三度になると接触が断たれて電池がスパークし
爆弾が破裂するという仕組みになっていた。

ジョルジュたちの考えでは爆弾が起こるのは
二十二時位だと予想していた。

少年の命を救おうとするバスチアンは
必死に少年とボールの居場所を探し出そうとする。


しかし、仕事をしくじったバスチアンは
ハンスによって二発の弾を体に撃たれた上に
靴を脱がされて片足のアキレスけんを切られてしまった。




瀕死のバスチアンは「爆弾、十三度 サーモスタッド」と助けてくれた男にいい
「男の子が爆弾を拾った」という言葉を残した。

警察では被害者の身元の割り出しを急ぐ。
バスチアンの身元がわれ、ジャックリーヌのもとに刑事が現れた。
バスチアンは運び込まれた病院で輸血中に死亡した。


バスチアンが死んだことでジャックリーヌは
バスチアンの名誉を守る必要がなくなり
運び人をしていたことを打ち明けて
その仕事を終え、ジャックリーヌとの待ち合わせ場所に
行かなかった場合に、開封してくれと予め渡されていた手紙を読んだ。

そこにはある男を訪ねていき、その男にサッカーボールを渡し
その後にそのボールをスタンのところへ持っていく仕事を
請け負っていたことがかかれていた。


警察はサッカーボールに爆弾が仕掛けてあり
スタンと対立関係にある組織が商売敵を
片付けようとしていると読んだ。

マスコミも使って少年の居所をつきとめようとする。



一方、クロードは急性盲腸炎で手術をすることになり入院していた。
手術を嫌がるクロードをなだめるために
あのサッカーボールが病院に持ち込まれた。
クロードの機嫌をとったあと、ボールは看護婦の手によって
椅子に上がらないと見えない場所に置かれてしまう。



警察は気温が下がる前に必死で見つけようとするのだが
進展があったように見えてもすれ違いが起こり
なかなかたどり着けない展開が続く中
ついにヴァルゼイユ警視たちは
少年がクロードであることをつきとめて病院へ向かうが
ボールを預かった看護婦は病院での勤務を終えると
恋人とデートに出かけてしまい行方がわからなくなる。


病院内にあるボールが探せないまま
手術室ではオペが行われていた。
下がっていく気温との勝負。


看護婦が置いた例のボールをついに見つける!
そして、意外なフィナーレへ---。






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原作は映画「死刑台のエレベーター」で有名な
フランスのノエル・カレフの「その子を殺すな」で
パリ警視庁賞受賞作品でもある。



麻薬の運び屋バスチアンと麻薬組織をメインに置くのかと思いきや
クロードとベルナールという少年たちが持っていた
同じサッカーボールとすれ違ってしまったことから
この爆弾ボールの行方を突き止めるものとなっていた。


バスチアンも殺されてしまい、ここからはボールの行方を追う役目は
警察に代わることとなる。


気温が約十三度になると爆発を起こすという
爆弾ボールの居所を突き止めるために
スリリングな展開が繰り広げられていく。


爆弾を詰めるものにサッカーボールが使われたというのも面白い。
著者はシナリオ・ライターだったということで
映画を見ているような気分で徐々に緊張感を高めながら
終盤は張り詰めた緊迫感のもと意外な結末に
最後に訪れる脱力感がなんともいえない。





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