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2006/03/27
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「新婚探偵!謎の観覧車の女」 (1982年)  アンドリュウ・ガーヴ 『カックー線事件』

category - 土曜ワイド劇場
2006/ 03/ 27
                 
●「新婚探偵!謎の観覧車の女」  1982年3月27日
原作: アンドリュー・ガーブ  カックー線事件 (ハヤカワ・ミステリ文庫 カ 3-3)
脚本: 岡本克己
音楽: 坂本晃一
監督: 佐藤肇
制作: 東映
出演: 坂口良子、高岡健二、山形勲、原田大二郎、
藤宏子、浜田寅彦、三浦真弓、西沢利明ほか


新婚探偵


地裁の裁判長を務める山崎忠正(山形勲)は遊園地の観覧車で
たまたま乗り合わせたデパートガールの若い女に婦女暴行の罪を着せられた。


何者かのワナにかかり苦境に立たされた忠正は、
潔白を証明するために再び女にあった。

しかし女が殺されてしまい、殺人の容疑がかかり逮捕されてしまう。

結婚式を挙げたばかりの次男(高岡健二)と
妻の香恵(坂口良子)は、尊敬する忠正の無実を信じて
事件の真相を探ろうとする。









元下院議員で現在は判事をしているエドワード・ラティマーは、
温厚な紳士でエセックスの田舎で平和な生活を送っていた。

エドワードにはクェンティン、ヒューという二人の息子と
トリーディという娘がいた。
クェンティンは弁護士で、ヒューはシンシア・ハウランドとの
結婚の決意を固めたばかりだった。


だがある日、帰りに乗ったカックー線の中で
女性に暴行を働いたという嫌疑をかけられた。

エドワードが席に着いたときに、ひとりの男が新聞を置き忘れたと言い
頭上の棚の上から新聞をとると出ていった。


しばらくすると若い女性がやってきてエドワードの向かいの席に腰を下ろした。
彼女は目にゴミが入ったと言ったのでエドワードが見てやろうとしたところ
いきなり女性の方から抱きついてきて、それを払いのけようとしたエドワードだったが
女は悲鳴を上げてエドワードが彼女に暴行しようとするように見えてしまった。


信号手のジョー・サバートンと会社重役のウォルター・ヴァリアミーに目撃され
二人ともエドワードが女性に暴行を働こうとしていたと証言した。
このことで警察も動き出し、エドワードは評判を落としてしまった。




女はケンジントンに住んでいるヘレン・フェアリーといい
ハワース百貨店の下着売り場で販売の仕事をしていた。
彼女はその後よく考えると自分にも責任はあるといい
エドワードを提訴しないと言ってきた。



だがヘレンが何者かに殺されてしまい刑事がエドワードのもとにやって来た。
ハンドバッグの中からエドワードがヘレンに宛てた手紙の断片が入っていて
地図のようなものが書いてあったがそれは彼が知らないもので
ヘレンが書き足したものだと思われた。
エドワードは手紙を出しただけではなくその後ヘレンに会いに行き
地図はその時の待ち合わせ場所のようだった。


エドワードは指定された場所へ会いに行ったが
ヘレンの姿はなく待っているうちに意識を失ったしまった。
気が着いたときには頭が割れるように痛んでいて
帽子がなくなっていた。
その帽子は死体のそばに落ちていた。
さらにゴミ箱の中からは身に覚えのない口紅がついた
エドワードのハンカチも見つかった。


クェンティンは去年の夏エドワードが日射病で倒れて以来
激しい頭痛に襲われるようになり短時間意識を失う事があり
今回も頭痛がぶり返したのではないかという。
そうした病気が招いた事件なのかもしれないと
検査をしてもらったところ、現在のエドワードは
全く異常が見られないということだった。


婦女暴行事件から、殺人事件へと容疑が切り替わり
状況証拠はことごとくエドワードに不利だった。
エドワードの信用も失墜してしまい、移住を考えるようになった。


ヒューは婚約者のシンシアと、クェンティンと一緒に
父の容疑を晴らすために真相を明らかにしようと行動を開始した。



ヒューとシンシアはこれまでの事実をもとに犯人X像を描いていく。
さっそく、シンシアがヘレンが勤めていた下着売り場に出向いていき
同僚のジャスミン・ブレイクからヘレンの事を聞き出した。


二人は待ち合わせ場所からボートがトリックに使われたことを割り出す。
それがどのボートかを調べていくうちに、あるボートの持ち主が
ガイ・ヴァリアミーという男であるということが判明した。

彼は見た目はハンサムな若い男だが、素行が悪くて
彼の叔父は暴行事件の目撃者のひとりウォルター・ヴァリアミーであることがわかった。


クェンティンはウォルター・ヴァリアミーのもとを訪ね
自分たちの推理を話し、ガイとの仲がどうなっているのかを聞いた。
そして、エドワードが狙われたのではなく
ウォルターの身代わりになったとわかってきた。
カックー線でエドワードが座っていた場所には
その前にウォルターが座っていたのだ。
新聞を取りにきた男がウォルターだった。


エドワードがヘレンと会う予定の場所で意識をなくしたのも
ヘレンを殺害したガイに殴られたからだろう。
そして、ハンカチにヘレンの口紅を付けられて
帽子は盗んで死体のそばに置いたのだ。


ガイ・ヴァリアミーが事件以前にカックー線に乗っていたことは
車掌のビル・ホプキンの証言からも明らかになった。
ガイは叔父のウォルターに婦女暴行の嫌疑をかけようとしていたのだ。


ヒューたちは推理だけでそれを証明する証拠を持ち合わせていなかった。
ヒューとシンシアはガイが犯人だと確信し、直接会って確かめようとした。


ヒューはなんとかガイを見つけ出し、会うことに成功し
これまでの推理を話したが案の定ガイはしらばっくれた。

だが分けれたあとにガイはヒューたちから逃げようと
危険を起こして船を操縦し遭難して死んでしまう。


容疑者が死亡したことで、ヒューたちはエドワードの無実を証明することが出来なくなった。


追い込まれたヒューとシンシアは大胆な計画を思いつき、実行に移す----。





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原作はアンドリュウ・ガーヴの『カックー線事件』(1953年)です。
本名はポール・ウインタトンで1908年にイギリスのレスターに生まれました。
英国推理作家協会の筆頭理事を務めたこともあります。


アンドリュウ・ガーヴ

アンドリュウ・ガーヴ名義の処女作は有名な「ヒルダよ眠れ」で
単なる謎解きではなく、悪女昼だが宿命的な死に向かう軌跡を追うという内容です。



「カックー線事件」では婦女暴行の舞台は列車でしたが
ドラマでは観覧車となっていて
探偵役も結婚式を挙げたばかりの次男と新妻という風に変更しています。


ドラマは昔に一度見ただけで、序盤しか記憶になくて
トリック等は改変されていたのかどうかは覚えていません。


ただ山形勲が女性に暴行を働いた嫌疑を受けた場所が
観覧車というのが変わっていて面白いなと思ったことは覚えています。






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