FC2ブログ
2006/04/21
展覧会レポート昭和のドラマ昔の土曜ワイド劇場懐かし邦画

Post

        

京都殺人案内シリーズ第1作 「花の棺」 (1979年)  

category - 土曜ワイド劇場
2006/ 04/ 21
                 
藤田まこと主演の『京都殺人案内シリーズ』の第1作目



2作目以降は和久峻三原作の音川刑事が主人公ですが、
1作目だけ山村美紗の狩矢警部を藤田まことが演じています。




●「京都殺人案内・花の棺」  1979年4月21日
原作: 山村美紗  『花の棺
脚本: 国弘威雄
音楽: 柳ジョージ
監督: 工藤栄一
制作: 松竹
出演: 藤田まこと、いしだあゆみ、沖雅也、
シェリー、内田朝雄、二宮さよ子、藤岡重慶、
西山辰夫、青木義朗、早川絵美、伊沢一郎ほか




京都殺人案内・花の棺



アメリカの副大統領令嬢キャサリン(シェリー)は、
東流の小川麻衣子(二宮さよ子)に生け花を習うため京都を訪れた。
キャサリンのボディーガードには、京都府警の狩矢警部(藤田まこと)が指名される。




華道界の二大勢力東流の家元東郷清風(内田朝雄)と
京流の家元西川鳳(西山辰夫)はキャサリンを
自分たちのところに取り込もうと激しい争いを始める。


京流のホープは九条麗子(いしだあゆみ)で
麻衣子は東流のホープだったが、
どちらも才媛で比較されることが多かった。


キャサリンが会いたがっている麻衣子は
家元批判などをしていて東流からは煙たがられていた。
東流では理事会が開かれ、理事の松井(青木義朗)から
麻衣子がキャサリンと接触しないよう説得が行われていた。
歯向かった場合には破門になり、東流の生け花自体も行うことが出来なくなる。



これを知った京流では、キャサリンの歓心を買うために
麻衣子と接触することも考えられていた。





キャサリンの歓迎パーティーが開かれたが、麻衣子の姿はなかった。
西川は息子の和彦(沖雅也)を伴って出席していて
キャサリンに和彦を紹介する。




京都殺人案内・花の棺

和彦は生け花に興味がなく、商業デザイナーをやっていて
後継者は麗子ともくされていた。
和彦は麗子が才能があるからというだけでなく
西山のお気に入りだからと意味ありげにキャサリンに言う。



会場の外で、麻衣子の姿を見たものがいて
狩矢たちもそれを確かめに行くが麻衣子の姿はなく
近くにいた麻衣子の妹(早川絵美)を発見した。


しばらくして、空也堂の境内で麻衣子の死体を住職が発見したという
知らせが狩矢のところへ入り、急いで現場へ向かった。
先に到着していた森川捜査一課長(藤岡重慶)によると
死因は青酸性の毒物によるもので、
近くには麻衣子の指紋だけがついたカップが残っていた。


麻衣子が宿泊していたホテルが割り出され
どこかへ電話を掛けていた記録と手帳を発見した。
手帳には3つの地名があり、一条戻り橋、二条城、
空也堂とあり、麻衣子がそこへ訪れたと推測された。



キャサリンは自分が麻衣子に生け花の指導をしてもらいたいと
志願したことから殺されたのかもしれないと責任を感じて
捜査に協力しようとしていた。


京都殺人案内・花の棺

次は四条堀川だと考えた狩矢とキャサリンが阪急大宮駅に着いた時
駅のコインロッカーで爆発騒ぎがあった。



狩矢は一条戻り橋、二条城、三条にある空也堂、
四条堀川の次は、五条堀川にある
西川邸が狙われる可能性があると見た。


雪が積もる日、キャサリンは西川邸で開かれるお茶会に出席し
狩矢も警護のために同行した。
和彦は京都デザイナーの会合があり欠席していて、
麗子が茶室の用意のために西川を呼びに来た。


西川が席を外すと、出席していた東郷と松井は
和彦が第3夫人の子供であることをネタに
東流の優位性を示し、キャサリンの気をひこうと
あからさまなうわさ話を始めた。


そこへ再び麗子が西川を呼びに来たが
出て行ったきりまだ帰ってきてない。
麗子は東郷と松井と一緒に部屋を出ると西川を探しに行く。



しばらくして、東郷と松井が茶室で西川が血を吐いて
死んでいると叫び屋敷は騒ぎとなった。


狩矢とキャサリンも茶室へ行くと、中から鍵がかけられ
密室の中で西川が死んでいて、キャサリンは
雪に西川の足跡がないことに気が付いた。



京都殺人案内・花の棺

それだけでなく、犯人の足跡も残っておらず
一体どうやって茶室まで往復し
密室にいた西川を殺すことが出来たのか謎が残った。
狩矢は手伝いの証言で、事件発生後に
和彦が車で出て行ったことを知り和彦の手配がされた。




五条の西川邸でも事件が起こり、狩矢は次は六条だと考えて
六条西本願寺へ行くと、探していた和彦の姿を見つけた。



京都殺人案内・花の棺

狩矢は麻衣子が殺された日のパーティー会場で
和彦が麻衣子にあったことがないと言ったのが嘘だと思っていた。



京都殺人案内・花の棺

あの日、麻衣子と空也堂で会う約束をしていた和彦は
車の故障で待ち合わせ場所に1時間遅れて到着し
その時にはすでに麻衣子は死んでいて、自分は殺してないという。


和彦は妾の子で、父親の西川を憎んでいて殺意があった。
麗子と和彦は恋仲だったが、西川は強引に麗子を犯して
二人の仲を引き裂いていた。



京都殺人案内・花の棺

傷心の和彦はアメリカへ渡り、そこで麻衣子と出会い恋に落ちた。


東郷らからキャサリンに会うなと言い渡され悩んでいた麻衣子は
和彦にどうしたらよいか相談していた。
京都についた麻衣子は一条戻り橋で和彦と会っていたのだ。



京都殺人案内・花の棺

狩矢は麗子が和彦と麻衣子の関係を知っていたのではないかと
確かめに行こうとするが、和彦はあの人がそんなことをするはずがないと
狩矢を引き留めようとする。



だが、狩矢は麗子に会ってそのことを直接確かめた。
彼女は和彦たちの仲を知ってると言い
狩矢が自分と西川が特別な関係にあることも知ったとわかり
復讐を完成させようとした。



森川は麻衣子殺しがあった時刻に麗子のアリバイがなく
茶室も寝室で床下にある木片を茶室に橋渡しすることで
足跡を付けずに往復できることがわかると
麗子の逮捕状を部長(伊沢一郎)に要求するが
まだ西川殺しの密室の謎が解けてなく動くことが出来なかった。


狩矢が西川邸で茶室を調べているところに
キャサリンがやってきて密室の謎がわかったという。


あの日、麗子は木片を橋渡しし足跡をつけずに茶室へ入った。
襖に大きな穴が開いていてそこから出入りしたのだと話す。


京都殺人案内・花の棺





密室で西川を殺した後は、あらかじめ破ってあった襖から外へ出ると
襖の外側を片面に粘着テープが張ってある襖紙を貼ってつくろった。


京都殺人案内・花の棺

部屋の内側の襖は破れたままだが、襖を開けたときに内側は
壁で隠れてしまうため、麗子は東郷と松井がいなくなり
ひとりになったところで、内側の襖も新しい紙を貼り密室殺人を完成させた。




京都殺人案内・花の棺



狩矢たちは麗子のマンションへ踏み込むが、そこはもぬけの殻だった。


次は七条堀川が危ないと考えた狩矢たちは一晩見張るが
麗子は現れないままだった。
そこへ刑事が来て、狩矢に大至急所に戻るようにいう。




狩矢は森川から麗子の母がオカ トモコという名前で
以前、東郷といい仲になり、北海道で自殺を遂げたことを知らされた。
東郷の家には女から電話が入り出かけて行ったことが確認される。


狩矢は次の場所は京都の七条ではなく、北海道の七条であるとわかった。
森川は北海道警察本部に連絡し、オカ トモコの自宅を割り出そうとしていた。
伊丹空港では今朝、麗子らしき女の姿が目撃されていて
今頃は千歳空港に着いた頃だとわかると急いで北海道へ飛んだ。




その頃、北海道では麗子に呼び出された東郷が会いに来ていた。
何も知らない東郷は、麗子からの誘いを都合の良いように解釈している。


だが、追手が迫っている麗子は東郷に毒入りの飲み物を与えて
麻衣子殺しを告白した。
驚いた東郷に、この家は昔麗子の母オカトモコが住んでいた家で
高校生だった自分も東郷と会っていたことを話す。
麗子は母が東郷を待ちわびた挙句に自殺したことを話すが
遊びだった東郷は麗子の母を思い出すことすらできなかった。



京都殺人案内・花の棺

麗子が母の復讐をしようとわかった東郷は
毒がまわって苦しみだし、その様子を冷静に眺めていた麗子は
見届けると部屋から出て行った。


狩矢たちが北海道に着きパトカーを走らせていたときに
偶然、麗子の姿を見つけ彼女の後をつけていく。


行きついた先は深い雪に覆われて足元が悪い場所だった。
狩矢は雪に足をとられながらも懸命に麗子を追っていこうとする。




京都殺人案内・花の棺

麗子は和彦のことを愛していて、西川に強引に犯された後
和彦が麻衣子と付き合っていることを知ったときは
絶望と嫉妬で狂いそうになっていた。


麗子は二人が結婚すれば、流派が違うとはいえ
和彦と麻衣子が東流を継ぐことになり
和彦と生け花の二つを失うくらいなら死のうと考えていた。


その時、自分を苦しめている者たちをみんな殺そうと決心する。


和彦の日記を見ていた麗子は二人が空也堂で会うことを知っていた。
パーティーが終わり、空也堂に行った麗子は
先に着いていた麻衣子に毒入りの紅茶を飲まして殺した。


そして、自分を犯した西川も殺すと
最後は母が亡くなった北海道で東郷を殺害した。




京都殺人案内・花の棺

全てを完了した麗子は、犯行を自白すると
持っていた毒を飲み狩矢が追いつく寸前に自殺をした。








私としてはやはり「京都殺人案内」というと”音やん”で
課長役の遠藤太津朗との掛け合いがある方が断然好きですね。



「花の棺」は沖雅也も出ていて、出演者も豪華なことから
以前から見たいと思っていた作品なんですが
いざ見てみるとこの後の音やん版の方が面白く感じた。




中沢記者役で、西部警察でよく見た椎谷健治が出演していますが
結構早くにお亡くなりになっていることがわかり驚きました!



西部警察といえば、谷刑事”おやじさん”役の藤岡重慶も出ていますね。
土ワイでの藤岡重慶は嫌らしい役が多く、おやじさんのイメージが壊れてしまい
ちとショックでしたが今回は捜査一課長役でした。




************ 京都殺人案内シリーズ 記事一覧 ************


1. 「花の棺」

2. 「呪われた婚約」

3. 「嫁ぎ先の謎」

4. 「亡き妻に捧げる犯人」

5. 「母恋桜が散った」

6. 「男女の水死体はどこから来たか」

7. 「麻薬にけがされた修学旅行女子高生」

8. 「刑事の娘を襲った悪徳サラ金」

9. 「歌謡界のウラを暴け!」

10.「からたちの花は死んだよ」

11. 「美人社長誘拐さる!」

12. 「撮影所の女をさぐれ!」

13. 「現代忠臣蔵事件」




関連記事
スポンサーサイト



                         
        

スポンサードリンク

                         

コメント

非公開コメント
        

Re: No title
コメントありがとうございます!


「京都殺人案内」は第一作目のキャストが豪華で、見る前は期待をしていたんですが、物足りない内容でした。
まず藤田まことが若くてエネルギッシュなのに驚きました。

音やんと課長の掛け合いは、いつも楽しみにして見ていました(笑
課長が音やんの出張を渋るんですが、土産を買ってくるということでOKしてしまうんですよね。
そして音やんはいつも課長が期待している土産とは違ったものを買ってきてしまうというお決まりの流れ。



西部警察は好きで一応パート3まですべて見ています。
改めて見てみるとやはり谷やんが出ている初めのやつ(無印ともいわれてますね)が一番好きです。
あの時のメンバーがとても良かった。



昔のドラマは制作側が熱を持って作っている感じがビンビンに伝わってきて未だに楽しみながら見続けています。


No title
立て続けのコメントで失礼致します、CD23Cです。

京都殺人案内の第1作は未見なので興味深く拝見しました、こんなストーリーだったんですね!

私も音やんと秋山課長の掛け合いが大好きでした、音やんの出張を渋々許可する秋山課長、そしてお土産のおねだり(笑)でも音やんはいつも課長の期待するものと違うお土産を買ってきて秋山課長は文句を言うものの音やんに上手く言いくるめられて納得してしまう(笑)

遠藤太津朗さん、強面でしたがコミカルな演技も面白くて好きな俳優さんでした、亡くなられて残念です。

藤岡重慶さんは確かに土曜ワイド劇場では悪役が多かったですよね、私も西部警察のおやじさんとのギャップは複雑でした(笑)