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2006/11/27
展覧会レポート昭和のドラマ昔の土曜ワイド劇場懐かし邦画

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「森村誠一の凶学の巣・女子学級委員の謎の死」 (1982年)

category - 土曜ワイド劇場
2006/ 11/ 27
                 
校内暴力吹き荒れる中学に赴任した教師が
汚名を着せられながらも臆することなく立ち向かってゆく姿を描く。




●「凶学の巣・女子学級委員の謎の死
”先生、好きです”」  1982年11月27日
原作: 森村誠一  凶学の巣 (中公文庫)
脚本: 播磨幸児
音楽: 羽田健太郎
監督: 永野靖忠
制作: 東京映画
出演: 小野寺昭、浅茅陽子、安井昌二、小坂一也、
玉岡加奈子、中原早苗、根岸明美、酒井晴人、松橋登ほか




凶学の巣・女子学級委員の謎の死



中学の数学教師・樹木彪(小野寺昭)は、問題児が集まる
下町の暴力校に赴任した。
雑誌社に勤務する妻のかおる(浅茅陽子)は
前任者の井上(松橋登)が飛び降り自殺していることからも
樹木のことを心配していた。



学校には生まれてすぐにコインロッカーに捨てられていた
番長の牛山修二(酒井晴人)がいる。


樹木は前の学校で、非行生徒をかばいやくざを半殺しにしていて、
その経歴はすぐに生徒たちに知れ渡った。
このことからも、おどせばいいなりになる他の教師たちとは違う
樹木に対して牛山も一目置くようになった。



凶学の巣・女子学級委員の謎の死



赴任早々、樹木は学級委員をつとめる舟木エリ(玉岡加奈子)に惚れられた。
彼女の家庭は裕福であるが、父親は外に愛人をつくり家によりつかず、
母親の信代(根岸明美)もそれを知っていて荒んだ家庭環境にあった。



表面上は優等生を演じるエリだったが、自殺した教師・井上を誘惑し
肉体関係を結ぶと脅して金をせびっており、信代までもが井上と関係があった。
実は番長の牛山を陰で操っているのもエリだった。
牛山はエリに惚れていて、本当のワルであるエリのいいなりだった。



そのエリは信代と買い物中に、偶然樹木とかおるのデート現場を目撃した。
エリはかおるに激しい嫉妬心を抱いた。


ある日、エリは口実を設けて樹木のマンションへ行った。
かおるが不在なのをいいことに、エリは樹木に抱いてくれと迫り、
強引にキスをしてきた。


凶学の巣・女子学級委員の謎の死





樹木はそんなエリに平手打ちをし、帰るように言い放つ。
そこへドアが開き、外出していたかおるが戻ってきた。
エリはとっさに樹木に乱暴されたと嘘をつくが、
樹木と二人きりになったかおるは、樹木を信じており、
直感でエリが相当な悪女であると見抜いた。



親の愛情に飢えているエリは、自分に恥をかかせた樹木に復讐する。
マンションを出ると、セーラー服を破り道路を縦横無尽に走り
保護されると樹木に乱暴されたと嘘をついた。


警察に呼び出された樹木は本当のことを言うが、
エリの体をはった芝居に刑事(幸田宗丸)でさえだまされる。
一応釈放されたが、樹木は教え子暴行の汚名を着せられてしまう。



学校でも校長(安井昌二)からはしばらく休めと言われる始末。
だが、教師の片山英男(小坂一也)だけは樹木の無実を信じ
エリがかなりのワルであると感づいていて、
それに比べたら牛山などかわいいもんだと言った。



凶学の巣・女子学級委員の謎の死



愛情が一転、激しい像へと変わったエリの復讐は過熱していく。
牛山たちに樹木の留守中かおるに暴行を働かせた。
帰宅した樹木はかおるがレイプされているのを見て
ドアを打ち破るとかおるを救出した。


行き過ぎた暴力行為に対し、樹木は牛山たちに立ち向かっていく。


エリから命令を受けた牛山は、ナイフを持って樹木に切りつけようとするが、
樹木は堂々と立ち向かい牛山は樹木を刺すことが出来なかった。
エリは失敗した牛山に対して男子生徒らをたきつけてボコボコに痛めつけた。



暴力はとまらず、どうなるのかと思われた矢先、
公園の公衆便所の中から、首を絞められたエリの死体が発見された。
そばには、白い蘭の花と、コインロッカーのカギが見つかった。


凶学の巣・女子学級委員の謎の死




それはコインロッカーベイビーだった牛山のカギであることがわかり、
警察に捕まった牛山は素直に犯行を認めて少年院へと送られた。



すぐに解決したと思われていたエリ殺しだが、かおるは樹木の犯行だと疑っていた。
樹木は白い蘭の花を持って外出していたし、牛山にアリバイがあることも知っていたからだ。


凶学の巣・女子学級委員の謎の死



かおるは暴行を受けた日、エリが殺されたと思われる時刻に、
牛山がひとりでかおるに謝罪に来ていたのだ。


樹木は少年院へ行き、牛山と面会した。
牛山は樹木がエリを殺したと勘違いしていて、
これまでの罪滅ぼしのために樹木の身代わりで容疑を認めていた。




牛山ははじめは樹木がエリを暴行したと疑っていて反抗的だったが、
逃げずに正面からぶつかってくる樹木に心を開き始めていた。
弱腰でその場しのぎの他の教師たちと違う、
骨のある樹木に対して好意的な感情が生まれていた。


凶学の巣・女子学級委員の謎の死



樹木はエリを殺してはいないというと、真犯人を見つけてここから出してやると宣言した。






牛山が自分の身代わりとなってくれたと知った樹木は、
ひとりの生徒に容疑の目を向けた。
それは、実家が花屋で学校のエリ専用の女子トイレに花を飾っていた
戸崎(西川和孝)だ。



樹木は戸崎を公園へ連れ出すと、エリ殺しを白状させようとした。


戸崎はエリから実家にある一番高価な蘭の花を持ってくるように命令された。
しかたなく切り取って指定場所の公衆便所へ行くと、
トイレから誰かが出ていくのが見え、エリが殺されていたというのだ。
戸崎は牛山からいじめられていたこともあり、ロッカーのカギを現場に落とした。


樹木に絶対に自分は殺していないという戸崎の様子に
彼を信じることにして公園から帰ることにした。


凶学の巣・女子学級委員の謎の死




だが、樹木にはもうひとつひっかかることがある。
それは、戸崎が今度のテストで高得点を出しまくっていることだ。
これまでの彼の様子から考えても不自然すぎる。


樹木は戸崎に今度家庭訪問をしてどれくらい勉強しているか
親に尋ねると言った。
すると、戸崎は態度を硬化させ樹木の疑惑をますます大きくさせる。



問い詰めると、死んだエリも自殺した井上からテスト前に答案を見せてもらい
良い成績を出していたことを口にし始めた。
樹木は戸崎がエリが殺された日、トイレから出てくる人物が誰であるか
知っているのだと確信した。
おそらくその人物は教師であろう。


戸崎はそれをネタに小遣いをせびり、答案用紙を見せてもらったのだ。
樹木が戸崎から教師の名を聞き出そうとしたところ人の気配を感じた。



視線を向けると木材を持っていた片山が樹木を殴りつけようとする。
そういえば、戸崎の成績が急によくなったことを、昼休みに樹木が片山にもらすと、
片山は最近戸崎は熱心に勉強しているとかばっていた。


樹木は格闘の末に片山を仕留め、観念した片山は全てを打ち明けた。


凶学の巣・女子学級委員の謎の死



以前から番長の牛山を操る影のボスはエリだと確信していた片山は、
ある日エリを呼び出した。
彼女は抵抗することなく、制服を脱いで下着姿になると片山を誘惑してきた。


片山は魔が差してエリの誘いに乗ってしまった。
それからはエリのいいなりにならざるを得なくなり、金を要求されるようになった。


犯行当日、片山は公園へ行きエリと会った。
そして、もう渡す金がないことを告げると、大学生になる娘をトルコで働かせて
金を作れと要求してくる。
カッとなった片山はエリの首を絞めて殺してしまったのだった。



真犯人がわかり樹木が帰宅すると、かおるの置手紙があった。
樹木を疑ってしまい、自分と別れて欲しいと書いてある。


凶学の巣・女子学級委員の謎の死




行き先はふたりがはじめてあった場所だとわかった樹木は、
山登りをしていたかおるを待ち伏せし、別れるつもりはないと言った。












凶学の巣 (中公文庫)



************ 凶学の巣シリーズ ************

1. 「森村誠一の凶学の巣・女子学級委員の謎の死」

2. 「凶学の巣、その後・帰ってきた非行生徒に教師の反撃!」

3. 「凶学の巣・③ 母の情事を目撃した女子優等生」







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