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2007/06/21
展覧会レポート昭和のドラマ昔の土曜ワイド劇場懐かし邦画

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京都殺人案内シリーズ第3作 「嫁ぎ先の謎」 (1980年)

category - 土曜ワイド劇場
2007/ 06/ 21
                 
藤田まことの京都殺人案内シリーズ第三弾!

ある外国人ストリッパーの殺人を機に
一人娘洋子の嫁ぎ先へ容疑を向ける音川の苦悩を描く。



●「京都殺人案内・嫁ぎ先の謎」  1980年6月21日
原作: 和久峻三  『悪人のごとく葬れ
脚本: 保利吉紀
音楽: クロード・チアリ
監督: 松尾昭典
制作: 松竹
出演: 藤田まこと、小林かおり、戸浦六宏、にしきのあきら、
宝生あやこ、殿山泰司、中条きよし、高品正広、遠藤太津朗ほか



京都府警の係長・音川音次郎(藤田まこと)の一人娘・洋子(小林かおり)が
呉服卸商・山藤の御曹司康夫(にしきのあきら)と婚約した。



京都殺人案内・嫁ぎ先の謎



母のあや(宝生あやこ)は康夫を連れて山藤に後妻に入り
夫が死んだ後は康夫と山藤の暖簾を守っている。



円山公園でアメリカ人ストリッパーのスーザン・メイヤー(レスリー・ジョンソン)の絞殺死体が発見された。



京都殺人案内・嫁ぎ先の謎


宿泊していたホテルでは日系人のエリック・織田(殿山泰司)と一緒だった。
ホテルの通話記録から織田が山藤に毎日のように電話を掛けていたことがわかる。
他には長崎にも電話をしていたようだ。


さっそく音川は織田から事情を聴いた。


織田は朝鮮戦争の頃にアメリカへ渡り、日本に帰る途中のハワイで
スーザンと出逢っていた。
これまでにもスーザンは夜遅くまで帰らないことがあり
事件があった日も帰ってこなかったことをきにしていなかったという。
音川は織田に京都に知り合いがないか尋ねるが
織田はないといい山藤との関係を隠している。



一方、山藤でもあやのもとに何者かから呼び出しの電話がかかり
外出した母を怪しんだ康夫は番頭の島村孝吉(戸浦六宏)に
誰に会いに行ったのかを尋ねるが島村は言わなかった。
あやは織田と会っていて、尾行していた音川はその現場を見てしまう。




その後、もぐりのガイド・佐山次郎(中条きよし)が取り調べを受けた。



佐山の話では、事件当日スーザンのガイドをしたが
佐山と別れた後誰かと会う約束をしていたらしい。
織田は金がなく長崎から京都までの旅費はスーザンが稼いで工面したが
最近は妙に金回りが良くなっていることも聞き出した。


京都殺人案内・嫁ぎ先の謎

音川は織田は京都に着いてから誰かを強請っていたと考えた。
そして織田が京都に来る前にいた長崎へ向かう。
スーザンがいたストリップ小屋へ行き
織田は昔長崎に住んでいて、崖から落ちた際に記憶を失くし
30年ぶりに記憶を取り戻していたことを聞き出した。



博多にいる従妹を訪ねると、織田は京都から連れてきた女を
進駐軍に売り渡そうとしていたことを知った。
その女は子供を身ごもっていて、長崎から姿を消していた。




音川はその女があやで、織田を崖から突き落として殺そうとしたことをネタに強請ったのだろうと考えた。
お腹の子は康夫で、おそらく父親は織田だろう。



洋子は康夫、あやと一緒にドライブに出かけ将軍塚へ行った。
展望台にある望遠鏡を覗いた康夫は、
正面に見えるホテルの一室で誰かが首を絞められてるといい
洋子にも双眼鏡を覗かせた。



京都殺人案内・嫁ぎ先の謎



洋子はその部屋を見つけ出すことは出来なかったが
殺人の可能性があるということで康夫は長崎から戻ってきた音川に電話で報告した。
音川たちがホテルへ行き、電話に出ない部屋を探し出し行ってみると織田が死んでいた。


隣の男の証言で、昼の12時半頃織田の部屋から叫び声が聞こえたということで
その時間が犯行時刻だとみられた。


スーザンの死後も織田に派手に金を使わせていた佐山が取り調べられたが
ホテルの駐車場にいたことは認めたがパトカーのサイレンの音を聞き
関わり合いになるのを恐れてそのまま帰ったと容疑を否認した。


音川は長崎での聞き込みから、織田を殺したのはあやではないかと疑った。


京都殺人案内・嫁ぎ先の謎

本人に確かめると、自分がかつて織田の女であり崖から突き落としたこと
康夫が織田の子供であることを認めた。
織田は康夫と洋子が婚約した日に、あやのところに電話を掛けてきて
以来強請りが続いていた。
あやは織田を殺そうとしたが、殺せなかったと音川に言った。



あやは山藤に戻ると、織田に金を渡す係を務めさせていた島村に
織田を殺したかどうかを確かめたが、あやと同じく殺意は持ったが殺さなかった。


京都殺人案内・嫁ぎ先の謎



音川はあやがシロならば、康夫がやったのではないかと考えた。
将軍塚の展望台へ行き望遠鏡から織田がいたホテルの部屋が見えるかどうかを検証した。
望遠鏡からは音川だけでなく、部下の小杉(高品正広)もちゃんと見えることが確認できた。



ホッと一安心した音川は、康夫と話そうと料理屋へ呼び出した。
康夫は織田に感じるものがあり、自分の出生の秘密と関連があるのではないかと音川に打ち明ける。


京都殺人案内・嫁ぎ先の謎

帰り際、他の客の話で、洋子たちが将軍塚へ行った時の天気が気になった。
調べてみると案の定、犯行時刻頃は曇りだった。
音川たちが現場検証した日は晴れていたのだ。


音川は念のために洋子にも電話でそのことを確認し
あの日康夫が音川に電話をしてきた場所を聞き出した。



捜査会議で音川は康夫犯行説を唱えた。


康夫は12時半にホテルの部屋で織田を殺害し
駐車場に止めてあった車であやと洋子を拾い将軍塚へ行った。
着くとすぐに展望台から望遠鏡を覗き、殺害現場を目撃したと嘘をつく。
その後、車で9分先にある蹴上の交差点付近の公衆電話から音川に電話をかける。


もしも、康夫が織田の殺害現場を見ていたのならば音川は12時39分頃に通報を受けたはずだが
実際は13時5分だった。


もう一度音川は小杉を連れて、12時半に康夫がホテルで織田を殺したと仮定して
13時5分までに電話を掛けれるかどうか検証をしなおし、可能なことがわかった。
康夫は洋子を利用してアリバイを作ったのだ。


音川は山藤へ行きあやにスーザン殺害現場に落ちていたボタンを見せ
それが康夫のものであると確認した。
ふたりのやり取りを聞いていた康夫は、自分から音川の前に姿を現すと
スーザンと織田を殺したことを認めた。



康夫はあやと織田の関係が自分の出生に関係あると思い
スーザンに金を渡し織田から聞き出してもらうように手配していた。
だが、スーザンは金だけ巻き上げて情報を提供しない。


康夫が催促すると、スーザンはあやがアメリカ相手の淫売だと激しくののしり
激高した康夫は思わず首を絞めてしまい気が付いた時にはスーザンは死んでいた。


織田は事件当日にスーザンが、丸山公園で康夫と会うことを知っていて一千万円を脅迫してきた。
康夫は金を渡すといい、ホテルで織田を殺した。



音川は明日が山藤の新柄展示会であることから逮捕を翌日に見送った。
その夜、音川は洋子と料理屋で会う約束をしていた。
店に来た洋子はその前に康夫から電話を受け、康夫との婚約を解消していた。


翌日、新柄展示会は無事に開催された。


京都殺人案内・嫁ぎ先の謎


康夫は自ら音川のところへやってきて、二人は警察へ向かった。





土曜ワイド劇場の”京都殺人案内シリーズ”は
1作目が山村美沙の狩矢になっていて
2作目からが和久峻三の音川なんですがこれが映像が見れず
私的には3作目の「嫁ぎ先の謎」が音川デビュー作となっています。


お馴染みのクロード・チアリの曲がせつなくていいですし
その他の曲もわびしさが感じられ、これぞ京都殺人案内!ですね。


まだシリーズ序盤とあって、音やんと課長の出張を巡っての
定番のやり取りもなく、二人の関係が緩くこなれた感じはまだないのですが
全体的に渋くて、改めてシリーズ初期はいいなぁと思いました。


まだ課長も音川のことを”音やん”とは読んでなくてちょっと違和感がありますが。


今回は娘・洋子の婚約が決まり、音やんが洋子のために高価な着物を内緒で用意したり、
男で一つで娘を育て上げた音やんの愛情が表現されている場面がありました。


にしきのあきら(現・錦野旦)が若かった。



************ 京都殺人案内シリーズ 記事一覧 ************


1. 「花の棺」

2. 「呪われた婚約」

3. 「嫁ぎ先の謎」

4. 「亡き妻に捧げる犯人」

5. 「母恋桜が散った」

6. 「男女の水死体はどこから来たか」

7. 「麻薬にけがされた修学旅行女子高生」

8. 「刑事の娘を襲った悪徳サラ金」

9. 「歌謡界のウラを暴け!」

10.「からたちの花は死んだよ」

11. 「美人社長誘拐さる!」

12. 「撮影所の女をさぐれ!」

13. 「現代忠臣蔵事件」






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