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2007/11/29
展覧会レポート昭和のドラマ昔の土曜ワイド劇場懐かし邦画

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「化けた花嫁・財産乗っ取り計画」 (1980年)  カトリーヌ・アルレー 『黄金の檻』

category - 土曜ワイド劇場
2007/ 11/ 29
                 
死んだ夫とそっくりな男を利用し、婚家の莫大な財産を狙う若妻。



●「化けた花嫁・財産乗っ取り計画」  1980年11月29日
原作: カトリーヌ・アルレー 「黄金の檻
脚本: 福田善之
音楽・ 山本幸三郎
監督: 降旗康男
制作: C.A.L
出演: 山本陽子、田村亮、山形勲、岡田嘉子、
原田大二郎、恵あい、松川勉、三崎奈美ほか



化けた花嫁


父に死なれ天涯孤独の身となった伊予子(山本陽子)は、その才能を生かし、
クラブでピアノを弾くようになった。
伊予子はそこで別宮コンツェルンの次男でプレーボーイの礼治(田村亮)に
見染められ、二人の間に信じられないような純愛が芽生えた。

結婚した伊予子と礼治だったが、まもなく礼治は事故死してしまう。

伊予子はその事故で知り合った礼治と瓜二つの青年(田村亮・二役)を
夫に仕立て連れて帰る。

息子の替え玉と知りながらもそれを受け入れる財閥夫婦(山形勲、岡田嘉子)。

果たして伊予子の財産乗っ取り計画は成功するのか?




黄金の檻 (1963年) (創元推理文庫)




パリのナイトクラブでサックスを吹いていたリヨネル・モレルは
アメリカ人のエヴァから結婚を申し込まれた。
正式に結婚をしようという時になってエヴァからあることを告白された。

エヴァ・ダグラスと思っていたその女の本当の名は
エヴァ・ルイス=メイランドで父親は有名な石油王ルイス=メイランドだったのだ。
母親もフィラデルフィアの金持ちの出でベニーといった。

リヨネルは特にエヴァの財産に魅力を感じなかった。
お金を信用していなくて、全くないのは困るが
あり過ぎるっていうことも悲劇だと思っていた。


エヴァの押しもあって二人は結婚した。
幸せなはずのリヨネルとエヴァだったが、彼女の故郷へ帰る前に悲劇が襲った。


エヴァがモーターボートのスクリューに首をはねられて
首なし死体となってしまった。
家へ連れて帰ると死体から結婚指輪を抜き取って自分の小指にはめてしまった。
彼女の水着も脱がせると首なしの亡骸を毛布にくるんだ。


船が動いたということはもう一つ死骸があるはずだと思ったリヨネルは
舟の下を黒いものが動くのを見つけた。
それは焼けただれた人間だった。
最初は男かと持った黒い塊は女であることがわかった。


かつて医学生だったリヨネルは黒い塊の応急手当てを始めた。
その甲斐あって黒い塊は命をつなぐことができた。

家を訪れた郵便配達夫が、黒い塊をリヨネルの妻だと思い
死んだ女をモーターボートを運転していた者だと勘違いしたことで
ふたりをすり替えるアイデアを思いついた。


最初こそエヴァの財産は眼中になかったが、
結婚してすぐにそれを失ったことで彼の気持ちに変化が生まれたのだ。


エヴァは生前、アメリカにいる父ルイスにリヨネルと結婚することを
手紙で知らせていた。
はじめは反対していたが、その後はリヨネルを娘の夫と認め始めていた。

幸い黒い塊も徐々に回復をしてきて話せるようになり
彼女がシュザーヌ・ヴァランティエという元ユネスコの通訳を
していた経歴があることがわかった。
あとは、シュザーヌにエヴァの替え玉になることを承知させればいいだけだ。


リヨネルから全てを打ち明けられたシュザーヌは
ルイス=メイランド夫妻をだますことに腰が引けていたが
自分の運転ミスによりエヴァが死んだと言われ
エヴァになりすますことを承知した。

それに生きる気力もなくなるくらい醜くなった顔のやけどを
腕のいい医師により再生できることも魅力であった。



こうしてリヨネルとエヴァになったシュザーヌは
エヴァの父たちと会うことになる。


だが、父ルイス=メイランドは信じたかもしれないが
母のベニーはエヴァが本物でないことを見抜いていた。
それを知ったリヨネルは夫妻の元を去ろうとするが
ベニーはそれを許さなかった。
しかも、夫に真実を話すことも許可しなかった。
エヴァは偽物だが、リヨネルはエヴァの夫に変わりはないというのだ。


こういわれてはじめはビジネスで成果をあげ
義父の評価を得ようとしたリヨネルだがだんだんと息苦しさを感じるようになる。


この間、形式上の妻だったエヴァことシュザーヌも
リヨネルを本気で愛してしまうようになる。
シュザーヌの火傷の手術も成功をしていき
回を重ねればきれいな顔を手に入れられる状態になってきた。


だが、リヨネルはシュザーヌを愛してはおらず
ふたりに夫婦関係は全くなかった。
しばらくはビジネスに打ち込んでいたリヨネルだが
次第に禁欲生活が堪えるようになってきた。


ある日、エヴァの親友ジョン・ハートフィールドを紹介された。
リヨネルは彼女に恋をしてしまった。
ジョンはリヨネルが結婚したまま付き合う気持ちはなかった。
なんとしてもジョンを手に入れたいリヨネルは
シュザーヌに別れ話を持ち出し、リヨネルの本心を知った
シュザーヌは彼と喧嘩をしたあとにベニーに本当のことを打ち明けた。

リヨネルを愛していたシュザーヌは家を出ると言ったが
ベニーはそんなことをしたら逆にあなたを逮捕させるといい
この家から出さないと言い渡す。
彼女は夫にはこのことを話さないように監視すると言った。


最初からうまくいくはずがない、リヨネルの計画。


リヨネル、シュザーヌの偽装の結婚生活は、意外な結末を迎える---。



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自由気ままなサックス吹きリヨネルだったが
結婚早々にエヴァが不慮の事故で死んでしまい
妻のすり替えを思いついたことから
自由がない生活へ足を踏み入れることになってしまう。


エヴァの親友ジョンは、ベニーと同じ気質を持った女性だった。
ジョンはリヨネルの愛を受け入れようが、そうでなかろうが痛くもかゆくもない。


亡き妻の両親をだまして財産にあやかろうとするリヨネルだが
ベニーの前には全く太刀打ちできず
彼女の意のままに操られる人形となってしまう。


全く後味の悪いお話し。


ドラマでは男女が逆転していて夫の方が資産家の息子。
義母岡田嘉子と、財産乗っ取りを企てた山本陽子の対決が
どんなかんじなのか是非見てみたい。






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