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2008/01/08
展覧会レポート昭和のドラマ昔の土曜ワイド劇場懐かし邦画

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「松本清張の殺人行おくのほそ道」 (1983年)

category - 土曜ワイド劇場
2008/ 01/ 08
                 
元日の「天使と悪魔の美女」は2時間半でしたが
翌週に放送されたこちらは三時間スペシャルとなっていました。





●3時間スペシャル
「松本清張の殺人行おくのほそ道」  1983年1月8日
原作: 松本清張   殺人行おくのほそ道 上  
殺人行おくのほそ道 下
脚本: 吉田剛
音楽: 坂田晃一
監督: 池広一夫
制作: 松竹、霧プロダクション
出演: 竹下景子、八千草薫、菅原謙次、鹿賀丈史、
西村晃、ハナ肇、荻島真一、島村佳江ほか


デザイン勉強のためにアメリカ留学をしていた芦名麻左子(竹下景子)は
ボーイフレンドの日系三世・西村五郎(鹿賀丈史)を伴って帰国した。

ふたりは”おくの細道”をたどり、五郎の卒論を完成させるのが目的だった。


久しぶりに会った麻左子の両親信雄(菅原謙次)と隆子(八千草薫)は、
娘の帰国を喜んで迎えた。


松本清張の殺人行おくのほそ道



隆子はブティックを経営していて麻左子は美しい母にあこがれを抱いている。


その夜、麻左子は隆子がふたりをおくの細道の旅へ行かせたくないと
信雄に相談しているのを聞いてしまった。
麻左子は未婚の若い男女が二人で旅行へ行くことを親として心配しているだけと思ったが
あれほど仲の良かった両親が寝室を別にしていることに嫌な予感を感じた。



両親と再会を果たした後、麻左子はおくの細道の旅へ出た。


宮城県松島のホテルで麻左子たちは信雄の姿を見た。
隆子が山形にある先祖代々から所有している土地を安い価格で売ろうとしていて
それを心配した不動産屋の海野(梅津栄)が信雄に相談していたのだ。


松本清張の殺人行おくのほそ道


麻左子たちが山形の立石寺へいくと付近の家にいた老婆に
24~5前に麻左子そっくりの女が訪問したことがあり
麻左子の母ではないかと尋ねてきた。


しかし、隆子はおくのほそ道のルートを辿って旅をしたことがないはずだった。



その夜、海野から麻左子に会いたいと電話が入った。
山形の土地売買に裏があり、このままだと隆子が泥沼にはまるというのだ。
麻左子が待ち合わせ場所へ着くと海野が交通事故により死亡していた。



松本清張の殺人行おくのほそ道



心配になった麻左子は東京へ引き返し信雄にこのことを報告するが
信雄は隆子の店の経営が厳しく、金銭面は一切隆子に任せてあると
いうばかりでどこか他人事だった。


そして、麻左子は謎の男から電話で明日の正午銀座の日本堂から
東海銀行まで往復するように言われた。
麻左子がその通りにしていると偶然隆子に会った。


松本清張の殺人行おくのほそ道



しかし、アトリエのチーフ・杉野武(荻島真一)の言葉により
それが偶然でないことがわかる。



隆子はそのまま京都へ向かい岸井亥之助(西村晃)に借金を申し込みに行った。





京都で五郎と合流するため新幹線に乗った麻左子は
前原駅のホームで隆子の姿を見た。



それを杉野に確認すると人違いだろうというが
気になった麻左子は岸井のところへ行き
隆子が五千万のお金を借りたこと、店の経営はうまくいっているので
男に貢いでいるか強請られている可能性があることを聞かされた。

松本清張の殺人行おくのほそ道




京都から東京へ帰った麻左子は隆子が別居するために家を出ていくところに出くわした。
そして、隆子の荷物を取りに来た杉野と隆子が同じ宿の
マッチを持っていることを知り杉野にそのことを聞くが
杉野は口を閉ざしたまま帰ってしまった。



そこへ隆子の身辺調査を終え、金の流れが分かったという
岸井がこれからある人物に会うと麻左子に電話で知らせてきた。
麻左子が岸井の東京の宿泊先へ会いに行くと
岸井は新潟県出雲崎で交通事故により死亡していた。


またしても、おくの細道での交通事故で
二人をはねた車が横山道太(ハナ肇)が社長をつとめる
横山宅送便のトラックであることが判明した。



これらの事件をきっかけに麻左子の周囲で不可解な出来事が起こり
それらはおくの細道の記述に符号するのである。


隆子は麻左子が秘密を探ろうとしているのを知り
それを止めようとするが麻左子は五郎の協力を得て
事件の真相に近づいていく。

松本清張の殺人行おくのほそ道

そんな時、行方が分からなくなっていた杉野が
宿泊先の仙台のホテルから隆子に海野の実家から手に入れた
隆子の古い日記帳と手紙を送ってきた。


隆子の不在中にそれを受け取った麻左子は
日記帳から隆子が信雄と婚約旅行に出て
おくの細道を逆にたどって帰ってくる途中で
忌まわしい出来事に遭遇しそれが自分の出生の秘密と
関係があることを知った。



松本清張の殺人行おくのほそ道



麻左子が杉野が泊っているホテルへ着いた時
杉野は何者かに絞殺されていて、隆子と信雄が発見者となっていた。


そして、横山から麻左子に婚約旅行に出ていた時に隆子が身に着けていた
着物と紅が送られ、自分が麻左子の本当の父親であるという手紙が入っていたことから
ついに自分の出生の秘密を知ってしまう。


松本清張の殺人行おくのほそ道

麻左子は隆子の友人で女優の下沢江里子(島村佳江)が
隆子の店へ遊びに来た時に、彼女のパトロンである横山を見かけたことがあった。




24、5年前、隆子は信雄と旅行中、当時運転手をしていた
横山と会い隆子に惚れた横山によって暴行を受けていた。
隆子は自殺しようとして川に身を投げたが横山に助け出されて
海野の家に運び込まれていた。
隆子と信雄はその後、結婚して麻左子が生まれたが
血液型から横山の子供であることが分かった。


松本清張の殺人行おくのほそ道

隆子が仕事で名声を得たことを知った横山は
再び隆子に近づき脅迫してきた。
隆子たちは麻左子をアメリカへ留学に行かせた。
隆子の金で横山宅送便を大きくしたが
最終目標は隆子と麻左子を手に入れることだった。



こうして隆子と横山のつながりを知っている人物、
海野、岸井、杉野、そして江里子までもを横山は殺害した。


横山が麻左子に呼び出しの手紙を送ったことを知った隆子は
信雄のかばんから毒物を盗み、親知らずへ行くと横山を毒殺した。

松本清張の殺人行おくのほそ道


麻左子に全てを知られてしまった隆子は海へ身を投げた。







この撮影が行われた数年前までは清楚なファッション一本やりだった
竹下景子がアメリカ帰りのデザイナー役ということで
パンクファッションなどにノリノリだったとのこと。



どうやらこの少し前からヘアスタイルを変えたり
ファッションにも変化を出し始めていたようで
ちょうどよいタイミングでのオファーだったようですね。






※※※ 松本清張作品記事一覧 ※※※


■ 「ガラスの城」

■ 「声・ダイヤルは死の囁き」

■ 「顔・死の断崖」

■ 「犯罪広告」

■ 「聞かなかった場所」

■ 「種族同盟・湖上の偽装殺人」

■ 「紐・恐怖の大回転遊覧車」

■ 「帝銀事件・大量殺人!獄中三十二年の死刑囚」

■ 「地の骨・犯罪大学・入試問題を拾った女」

■ 「駆ける男」

■ 「白い闇・十和田湖偽装心中」

■ 「小さな旅館」

■ 「死んだ馬・殺人設計図」

■ 「山峡の章・みちのく偽装心中」

■ 「地方紙を買う女・昇仙峡囮心中」

■ 「書道教授・消えた死体」

■ 「風の息・事故か!謀略か!もく星号三原山墜落の謎」

■ 「事故・国道20号線殺人トリック」

■ 「駅路・謎の伊勢路殺人旅行」

■ 「危険な斜面・白骨になった女」

■ 「殺人行おくのほそ道」

■ 「寒流・銀行を手玉にとった女」

■ 「溺れ谷・蜂は一度刺して死ぬ!」

■ 「連環・偽装心中をあばく女」

■ 「熱い空気・家政婦は見た!夫婦の秘密」

■ 「断線・新妻を棄て、愛人を殺し年上の女と心中した男」

■ 「葦の浮舟・奥飛騨―東尋坊密会の旅」

■ 「証言」

■ 「高台の家・美しい未亡人の妖しいサロン」

■ 「黒い樹海・京都密会の旅殺人事件」

■ 「黒い空」

■ 「数の風景」

■ 「一年半待て」

■ 「霧の旗・獄死した兄は真犯人じゃない! 女の肉体を賭けた復讐の旅立ち」

■ 「鉢植えを買う女」

■ 「状況曲線・巨大談合組織の黒い殺人!男と女が欲望の罠にはまる…」

■ 「黒い樹海・姉の金沢不倫旅行が連続殺人を呼ぶ!」




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