2008/05/04
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「京都大原殺人事件・三千院で出逢った女」 (1985年)  山村美紗 『京都大原殺人事件』

category - 土曜ワイド劇場
2008/ 05/ 04
                 
●「京都大原殺人事件・三千院で出逢った女」 1985年5月4日
原作: 山村美紗  『京都大原殺人事件
脚本: 長野洋
監督: 井上芳夫
制作: 東京映画新社
出演: 片平なぎさ、山口果林、並木史朗、
金田龍之介、中原早苗、岡本富士太ほか



銀座の画廊に勤める名木麻由子(片平なぎさ)は、恋人と別れ傷心していた。
そんな時、京都に住む顧客の悠子(山口果林)から自宅へ遊びに来いという
誘いがありモヤモヤした気持ちを吹き飛ばすため京都旅行へ行くことにした。


麻由子は京都観光をしているときに京都大学助手・松田文彦(並木史朗)という青年に出会い
悠子の自宅前まで送ってもらった。
文彦の話では当主の水尾嵐(金田龍之介)はかなりのやり手らしく
立派な豪邸に麻由子は驚いた。



京都大原殺人事件・三千院で出逢った女



悠子は後妻で、先妻の息子・潮(岡本富士太)と娘・なぎさ(山村紅葉)がいる。
屋敷には書生の奥山信介(大門正明)と手伝いの松井生野(中原早苗)だけでなく
妾の大村小夜(志麻いづみ)までもが同居していた。


また嵐山のマンションには若い杉田雪子(泉じゅん)も囲っていた。



麻由子はびっくりして悠子に確かめるが彼女は平然としていて
異常な家庭環境に不吉なものを感じる。



案の定、その夜麻由子が庭を散歩していると悠子の悲鳴を聞いた。
行ってみると好色な水尾と小夜が、悠子の着物を脱がせようとしている。
麻由子の背後にいつの間にか奥山が来てこのことは口外しないようにと言ってきた。



翌日、悠子と川下りに出た麻由子は昨日の出来事を見てしまったことを打ち明けた。
一旦は水尾家を出てホテルに泊まろうとした麻由子だが
あの家で地獄を味わっている悠子を見捨てられずそのまま泊まることにする。
そんな、麻由子に悠子は京都観光をすすめた。



京都大原殺人事件・三千院で出逢った女



ひとりになった麻由子はもらった名刺から文彦に電話をかけるが不在で
水尾宅に電話をくれるように伝言した。



その夜、文彦からの電話を待っていると、深夜十二時過ぎにようやっと電話がなった。
だが、それは親子電話になっていて有栖川のマンションにいる奥山が
悠子に水尾と雪子の死を知らせる電話だった。
うっかり二人の会話を聞いてしまった麻由子が部屋を出ると
知らせを受けた悠子の車が出ていくところだった。



水尾宅には狩屋警部(井上孝雄)が来て、関係者から事情聴取が行われた。
雪子は水尾の子供を妊娠していて、生まれたら認知してくれると喜んでいたという。
水尾は最近遺言状の書き換えをする予定だったこともあり、
それで不利益を被るものが犯行を犯したのではないかとみられた。



あずさは一番怪しいのは悠子だというが、死亡推定時刻は夜の11時半頃で、
深夜0時過ぎに有栖川のマンションにいた奥山からかかってきた電話に
悠子が出たのを麻由子が親子電話で聞いていてしっかりとしたアリバイがある。



狩屋たちの捜査が進むうち潮が水尾の子供でないことがわかった。
最近それを知った水尾がそれを理由に遺言状を書き換えようとし
窮地に追い詰められたのではないかと考えた。



狩屋が水尾宅に行くと、奥山が潮の様子がおかしいと伝えに来た。
部屋にはカギがかかっていて合いかぎはない。
奥山が狩屋らを庭から潮の部屋の前に案内すると
潮がワープロで遺書を残して死んでいた。
部屋は密室であり、自殺したのだとみられる。


京都大原殺人事件・三千院で出逢った女


その最中、悠子が体調が悪くなり妊娠していることがわかり入院した。
麻由子は病室で悠子から結婚するときのいきさつを聞いた。
彼女が秘書時代水尾が襲い掛かり、悠子も金に魅力を感じて結婚した。
ところが、ほどなくして小夜が家に乗り込み、雪子もマンションに囲った。
悠子が離婚を申し出ても水尾は受け入れず逆に脅かしてきて
針のむしろの毎日だった。



悠子も退院し、潮の葬儀が行われた日、麻由子は水尾家を出てホテルに泊まることにした。
そんな麻由子を文彦は京都観光へ連れ出し、夜には自宅に招いてくれた。
文彦のアルバムを見ているうちに麻由子は以前悠子と東京で一緒だった男が
京都大学の田沢教授(小泉博)だと知った。



京都大原殺人事件・三千院で出逢った女



悠子と田沢は昔大恋愛をしていたが、当時は田沢に妻がいて
その後妻が死んだときには、悠子の方が結婚していた。
麻由子と文彦が田沢の後をつけていくと、悠子が待っていて
二人は楽しそうにデートをした。


その夜、文彦と飲んでいた麻由子は店の窓を見て
潮の部屋の密室トリックの謎が解けた。


麻由子と文彦は狩屋と関係者を集めて現場検証が行った。



犯人は潮を殺害しワープロで遺書をうつと、部屋の窓から外へ逃げた。
その際窓のカギのところにマグネットを接着し、窓を閉じた後は自然に鍵がかかる。
犯人は狩屋たちを潮の様子が変だと庭から部屋の前まで誘導し
窓を割らせて中へ侵入した。


京都大原殺人事件・三千院で出逢った女





マグネットは死体発見時の混乱に紛れて回収したのだろう。
麻由子がトリックを解明すると、部屋にいた奥山が逃げ出した。



狩屋らを誘導したのは奥山であるが、麻由子は奥山には動機がなく、
主犯が別にいるのではないかと推理した。



水尾の初七日法要に麻由子も来てほしいと悠子から言われ
何かが起こりそうな予感を感じながらも出席した。
悠子は妊娠している中立て続けに事件が起こり体調がすぐれない。
麻由子はこのまま東京へ帰るまで悠子のそばにいる決心を固めた。



麻由子の予感は的中し、今度は手伝いの生野が浴室で
刃物で刺されて死んでいるのを麻由子が発見した。



その夜、麻由子の部屋の電話が鳴った。
文彦はこの日東京へ田沢と一緒に出張に行っていて連絡をくれる予定だった。
電話に出てみると文彦だったが、彼は東京からではなく京都の自宅からかけているのだという。


そのとたん、水尾と雪子が殺されたときの電話のトリックが解けた。
あれは、悠子が有栖川のマンションでふたりを毒殺し悠子が自宅へ掛けたものだった。
麻由子は会話の内容からてっきり、有栖川から奥山が家にいる悠子にかけたものだと思い込んでいた。


そうすれば、悠子のアリバイは崩れる。
麻由子はまさかと思いながらも、悠子にこのことを確かめた。
最初はとぼける悠子だったが、この家でワープロを扱えるのは
潮と秘書をしていた悠子だけだった。
潮が自分で打ったならば、ワープロに指紋が残っていないのがおかしい。


悠子はついに麻由子に本当のことを話す。


京都大原殺人事件・三千院で出逢った女




悠子が田沢とデートしているところを偶然雪子が目撃してしまい
それを水尾に告げたことから、怒った水尾は田沢を社会的に
抹殺しようと企んでいた。


悠子はそれだけは阻止しようとしたが、水尾は自分が何人も愛人を作りながらも
悠子の不貞は許さず、別れることもせずに悠子を飼い殺しにしようとした。
田沢に被害が及ぶのを防ぐためにはもう殺すしかないと考えた。
悠子のお腹の中の子供の父親は田沢だった。


彼女は麻由子が見破ったトリックで水尾と雪子、さらには屋敷を抜け出すところを見た
潮も自殺に見せかけて殺した。

生野がワープロのことに気が付いたと知った奥山が彼女を殺した。
生野はなぎさの本当の母親だった。


結果的に麻由子を電話のアリバイトリックに利用したことを詫びると
悠子は持っていた毒を飲んで死のうとしたが麻由子がそれを止めた。



京都大原殺人事件・三千院で出逢った女


そこへ文彦に連れられた田沢がやってきて、
大学を辞めて悠子の弁護活動に専念するといい
狩屋たちに連行されていった。











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