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2008-09-13 (Sat)

「華やかな死体・赤い花は殺人予告」 (1980年)  佐賀潜の江戸川乱歩賞受賞作品のドラマ化

佐賀潜の江戸川乱歩賞受賞作「華やかな死体」を竹脇無我の主演で映像化。


担当刑事とともに地道な捜査で十分な実証を積み上げた検事は自信を持って裁判に臨む。
有罪確定は間違いないと思われたが、思わぬどんでん返しが待っていた。



●「華やかな死体・赤い花は殺人予告」  1980年9月13日
原作: 佐賀潜  『華やかな死体
脚本: 石松愛弘
音楽: 渡辺岳夫
監督: 池広一夫
制作: 東映
出演: 竹脇無我、佐藤慶、池波志乃、赤座美代子、
織本順吉、長谷川明男、金子信雄、内藤武敏、織田あきら、
木村元、児島美ゆき、加藤和夫、弓恵子、吉野佳子ほか


華やかな死体・赤い花は殺人予告





三協食品の社長・柿本高信(相原巨典)が、自宅の応接間で何者かに殺されているのが
訪ねてきた長男の富美夫(織田あきら)によって発見された。


地検の検事・城戸明(竹脇無我)と浦川署の津田刑事(織本順吉)らが現場に到着して捜査を開始する。
まもなく、後妻のみゆき(赤座美代子)が帰宅し事情聴取が始まった。


華やかな死体・赤い花は殺人予告




凶器は青銅の花瓶で、死体の周りには活けてあった曼珠沙華と白菊が散乱しており
灰皿には数種類の吸い殻、白菊には毛髪も二本残されている。


曼珠沙華はみゆきが花瓶に刺したものだが、白菊は柿本の秘書で片岡愛子(池波志乃)が
持ってきたものらしい。
みゆきによると、愛子は柿本の愛人でもあり自分が留守にすると会いにくると被害者ぶりを披露するが
冨美夫はみゆきも浮気していると反論した。



華やかな死体・赤い花は殺人予告



青銅花瓶には多くの指紋も残されており、城戸が上司(内藤武敏)にそれらを報告すると
証拠が多く残されていることから「楽な事件を君に任せて良かった」と言われる。


どうやらこの事件が無事に済んだら、城戸を東京へ転出させようと考えているらしい。
城戸は第二子を妊娠中の妻(倉野章子)と、一人息子の三人暮らしで、
妻は息子の進学のことで頭がいっぱいで将来を考え東京行きを熱望している。



城戸の調べで愛子は柿本が殺された日に、
白菊を持って屋敷を訪問しており同時に愛人であることも認めた。


華やかな死体・赤い花は殺人予告



愛子の話でみゆきの愛人が柿本の元秘書で会社の金を遣い込んでクビになった人見十郎(長谷川明男)と判明。
人見は現在、深町商事という金融会社で営業部長をしている。



津田は人見の指紋と毛髪を入手し照合の結果、
青銅花瓶の指紋のひとつと殺害現場に落ちていた毛髪と一致。

さっそく、人見を逮捕し取り調べが行われたが犯行が行われた時には新宿のバーで飲んでいたと主張。
ホステスの中里常子(児島美ゆき)は、津田に確かに人見は店に来ていたと話し終えると
そのままどこかへ逃亡してしまう。


(現在元記事の一部のみ公開しています)




江戸川乱歩賞全集(4)大いなる幻影 華やかな死体 (講談社文庫)



土曜ワイド劇場のイメージがない竹脇無我が江戸川乱歩賞作品に出演とあって期待していたが
なんだか肩透かしを食らったようで物足りなさというかあっけなさだけが残り残念。


土ワイ初期のバッドエンド的作品は結構好みではあるのだが、ちょっとなぁ。


今回、起訴に至るまでの証拠、証言集めは意外と詳細に描かれている感じがして
いやに長く時間を割くなぁと思っていたんですが、対する弁護士役が一癖ありそうな佐藤慶だから
そこまでして完璧に集めた証言をあっけなく覆されるという対比を強調する効果を狙ってのものかなとは予想していた。


ただ、公判が始まって弁護側に有利なように次々と証人たちが証言するのも
そこに至るまでのプロセスがもうちょっと描かれていた方が良かった。
金で全てを丸め込もうとしたのだろうけど、そのあたりの深町たちのあくどさを詳しく見せていた方が、
法廷で対決したときに迫力を持たすことが出来たのではないだろうか。


今回主人公の検事を演じたのは竹脇無我で、弁護士の佐藤慶とは対照的な
正義感溢れるイメージでなかなか良いキャスティングでした。


華やかな死体・赤い花は殺人予告




遣い込みでクビになった人見を雇う金融会社社長には金子信雄というわかりやすさ。
説明なしでもあくどいことをやって儲けているんだろうなってのがすぐにわかる。

その、金子信雄と佐藤慶が並んで話すところなんかは絵的にゾクゾクするものがある。

まぁ、いろいろと書きましたがやはり80年代半ば位までの土曜ワイド劇場は
しっかりとした作りでいいなぁと改めて感じた。


良いスタッフ、役者さんが揃っていて安心して見れます。


土ワイもだんだん、視聴者に媚びるような作りになってからつまらなくなるのよね。
重厚さが失われ軽快過ぎて、どれも似た感じに思えてしまう。


私のように80年代位までの土曜ワイド劇場が好きって人は少なくはないはずなので
今後、再放送してくれることを望みます。


(2020年5月4日 追記)




殺人犯が政治的圧力によって無罪になった。
裁判の矛盾をつく法廷サスペンス。


佐賀潜の乱歩賞受賞作を竹脇無我の主演でドラマ化。




●「華やかな死体・赤い花は殺人予告」  1980年9月13日
原作: 佐賀潜  『華やかな死体
脚本: 石松愛弘
音楽: 渡辺岳夫
監督: 池広一夫
制作: 東映
出演: 竹脇無我、佐藤慶、池波志乃、赤座美代子、
織本順吉、長谷川明男、金子信雄、内藤武敏ほか




食品会社の社長・柿本(相原巨典)が、屋敷の応接間で何者かに殺された。



担当検事・城戸(竹脇無我)のもとで実証を固めた津田刑事(織本順吉)により、
金融会社の営業部長人見(長谷川明男)が事件当夜、柿本邸を訪問していたことがわかった。


城戸は十分な証拠を携え裁判に臨むが、有罪確定寸前になって
黒い権力を背景にした弁護士の政治的な圧力によって
証人たちは次々に証言を覆した。



これにより、人見は無罪となる。


城戸たちは上層部の反対を押し切り、再調査に乗り出した。




江戸川乱歩賞全集(4)大いなる幻影 華やかな死体 (講談社文庫)



脚本が石松愛弘、監督が池広一夫という組み合わせで
原作も乱歩賞受賞作品という事からもかねてより見たいドラマのひとつ。







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