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2008/10/04
展覧会レポート昭和のドラマ昔の土曜ワイド劇場懐かし邦画

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「名探偵金田一耕助・仮面舞踏会・嵐の夜、妖しい女が殺人を呼ぶ!」 (1986年) シリーズ第2作

category - 土曜ワイド劇場
2008/ 10/ 04
                 
小野寺昭の金田一耕助シリーズの二作目。


●「名探偵金田一耕助・仮面舞踏会・
嵐の夜、妖しい女が殺人を呼ぶ!」  1986年10月4日
原作: 横溝正史  仮面舞踏会 (1976年) (横溝正史全集〈17 新版〉) 
脚本: 下飯坂菊馬
音楽: 坂田晃一
監督: 野村孝
制作: にっかつ撮影所
出演: 小野寺昭、松尾嘉代、松原千明、
鈴木瑞穂、白川和子、左右田一平ほか



名探偵金田一耕助・仮面舞踏会・ 嵐の夜、妖しい女が殺人を呼ぶ!




私立探偵の金田一耕助(小野寺昭)は、旧知の実業家、
飛鳥グループの会長・飛鳥忠煕(鈴木瑞穂)の婚約披露パーティーに招待された。
相手の女性は鳳千代子(松尾嘉代)という女優で過去三回の離婚歴があった。





最初の夫は銀幕のスター・笛小路泰久(佐原健二)で二人の間には
娘の美沙(松原千明)がいて彼女は笛小路の母・篤子(荒木道子)に育てられている。
二番目の夫は画家の槇恭吾(上田耕一)、三番目は作曲家の津村真二(清川新吾)で、
飛鳥との婚約パーティーには美沙だけでなく、槇と津村も出席していた。
そこへ唯一招待されなかった最初の夫、笛小路泰久が酔って乱入してきた。



名探偵金田一耕助・仮面舞踏会・ 嵐の夜、妖しい女が殺人を呼ぶ!




翌日、その笛小路がプールで下着姿のまま水死体となって発見された。
そばには脱ぎ捨てられた服と酒が入っていた瓶が残されていて、
体内から大量のアルコールが検出されたことから事故死か自殺と考えられた。



嵐の晩、槇の弟子の田代信吉(坂西良太)がアトリエから帰ろうとしたところ、
車を降りてアトリエに入っていく津村の姿を目撃した。
津村は槇から笛小路が千代子の重大な秘密を知ったために殺されたのだと説明される。
次の日、槇が毒を飲んで死んでいるのが発見された。
テーブルには奇妙な形に折り曲げられた、頭が赤と緑のマッチ棒が16本置かれている。



金田一はその奇妙な配列に興味を持ちメモを取り出す。
槙はマッチ棒を使って何かを説明したが、それは犯人にとって知られたくないことで
そのために殺されたと推理する。


名探偵金田一耕助・仮面舞踏会・ 嵐の夜、妖しい女が殺人を呼ぶ!


警察では千代子の夫たちが次々に殺されたことから
千代子を疑い津村に話を聞きに行こうとするが、行方がわからなくなり容疑は槙にかかった。



金田一が笛小路の滞在していた別荘へ行くと壁に”SASUKE”という落書きを見つけて
マッチ棒と同じような謎を感じた。
飛鳥にSASUKEの事を聞くが心当たりはないという。
そこへ刑事(左右田一平)が来て、夕べ飛鳥を槙の別荘の近くで見たという情報があったと
アリバイを確認しに来たがあしらってそのまま帰してしまった。



刑事が去ったあと、飛鳥は夕べの出来事を金田一に語りだした。



千代子は笛小路が死んだ日に「お前の正体がわかった」という電話を受けていた。
そして、今日槙から「お前の秘密がわかったから公表されたくなければ金をよこせ」という
脅迫の電話がかかってきたのだと飛鳥に打ち明けた。




飛鳥がその秘密を聞き出そうとして千代子と口論になってしまい、
嵐の中千代子はホテルを飛び出して行った。
飛鳥は千代子を探しに行くが見つからず疲れ果ててホテルに帰ってみると、
睡眠薬を飲んだ千代子がベッドで寝ていた。
飛鳥の呼び掛けに千代子は温室へ行ったと答えるが、そんな話は警察では信じないだろう。




名探偵金田一耕助・仮面舞踏会・ 嵐の夜、妖しい女が殺人を呼ぶ!


飛鳥の話が気になった金田一は千代子を温室に誘った。
そこには花の手入れをしに来た篤子がいた。
千代子は金田一と二人きりになると、笛小路が死んだ日に篤子が大事にしている
蘭が荒らされていたことを話した。



金田一はSASUKEについて千代子に聞き、SASUKEの謎が解けた。
千代子の出世作は谷崎潤一郎の春琴抄の映画だった。
そこで相手役の佐助を演じた高松鶴吉に夢中になった。
笛小路は美沙が鶴吉との間に出来た娘でないかと疑っていたのだ。


恋多き千代子だが、これまで浮気をしたことはなく、鶴吉と別れてから
笛小路と結婚し美沙が生まれたため美沙は間違いなく笛小路の娘だという。



名探偵金田一耕助・仮面舞踏会・ 嵐の夜、妖しい女が殺人を呼ぶ!



その後、失踪していた津村の車が見つかり、槙の別荘から猟銃が盗まれたことから
警察は明日から山狩りをして津村を探すことになった。




金田一がまだマッチ棒の謎解きをしていると、飛鳥から明日のゴルフコンペに美紗がでると聞かされ
あることを確認することにした。
当日、芝生の上に赤い毛糸を乗っけたが、案の定美沙は色の識別が出来ない。




名探偵金田一耕助・仮面舞踏会・ 嵐の夜、妖しい女が殺人を呼ぶ!

美沙に色盲の疑いが出てきた。



そんななか、銃声が聞こえて近くへ行ってみると、津村の上着が見つかり
自殺をはかり洞窟の底無し穴に墜落したとみられた。
ところが津村は近くの工事現場の土の中から死体で発見される。



解剖の結果、槇と津村は一緒に殺されたようで、
犯人が津村が槇を殺したと偽装するために死体を
アトリエから運び出して別の場所に遺棄したようだった。



金田一が山中湖に着いた初日、謎の女が飛鳥に千代子と結婚しないよう伝えろと
言い残して去って行った。
その女が千代子に因縁をつける現場に遭遇した金田一は、
彼女が槇の別れた妻(白川和子)であり、千代子から槇を奪う形で結婚したため
恨まれていることを知った。



名探偵金田一耕助・仮面舞踏会・ 嵐の夜、妖しい女が殺人を呼ぶ!



近くに住み占い師をやっているその女を金田一が訪ねると、
彼女は笛小路が死んだ日、女と会っているところを目撃したと話した。
槇の前妻はそれが千代子だと疑わないが、金田一はだんだん事件の謎が解け始めてくる。




金田一が調べてみると色盲は遺伝によって生まれるが、
千代子に会って確かめたところ鳳家にも笛小路家にも色盲はいない。
色盲だと知った笛小路は美沙が千代子と鶴吉の娘だと疑い、
槇も千代子を強請ってきたのだろう。
槇は津村に美沙の色盲を赤と緑のマッチ棒を使って説明したのだ。



千代子自身も美沙が生まれてから半年しか一緒に暮らしておらず、
色盲の事には全く気がつかなかった。
美沙は祖母の篤子に育てられていて、彼女のことを熟知しているのは篤子しかいない。



金田一は篤子は美沙を預かっている間に死なせてしまったが、
財力がある千代子を手放さないために美沙の替え玉を手に入れたと推理した。



名探偵金田一耕助・仮面舞踏会・ 嵐の夜、妖しい女が殺人を呼ぶ!


真相を見抜かれた篤子はとうとう重い口を開き全てを告白する。


美沙を連れて岡山に疎開した篤子は空襲で美沙を死なせてしまった。
そこで替え玉を手に入れて美沙として育てることにした。



あの嵐の晩、槇から確かめたいことがあると呼び出された篤子は、
槇と津村が美沙の秘密を知ったとわかり二人に毒薬を入れの酒を飲ませて殺害した。
篤子は今度の殺人事件に美沙は関係ないと言い残すと金田一たちの目の前で自害した。



金田一は千代子から美沙が散歩に出たと聞いて部屋を飛び出して行った。
湖畔に立っていた美沙は篤子が語らなかった事件の真相を全て話し始めた。



美沙が自分の娘でないと知った笛小路は美沙を温室で犯した。
篤子が大切にしていた蘭の花が荒らされたのはこのためだった。
その後、彼女は酔った笛小路を操り服を脱がせるとプールで溺死させた。



篤子が槇たちを殺害したと知った美沙は自分に思いを寄せる
田代を協力者にしてアトリエから津村の死体を運び、
津村が槇を殺したように偽装した。


名探偵金田一耕助・仮面舞踏会・ 嵐の夜、妖しい女が殺人を呼ぶ!


田代は津村の服を身に着け猟銃を持って歩いているところを釣り人に目撃させ、
まだ生きているように見せかけて銃声を轟かせ自殺したように偽装した。



自分の犯行を告白した美沙もまた毒を飲み、金田一の腕の中で死んでいった。
その後、千代子は飛鳥との婚約を解消し芸能界からも去り、以後行方がわからないままだった。






仮面舞踏会 (1976年) (横溝正史全集〈17 新版〉)






************ 土ワイの金田一耕助シリーズ 一覧 ************


■ 「横溝正史の真珠郎・金田一耕助を愛した女」

■ 「名探偵金田一耕助・仮面舞踏会・嵐の夜、妖しい女が殺人を呼ぶ!」



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