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2008/10/22
展覧会レポート昭和のドラマ昔の土曜ワイド劇場懐かし邦画

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「探偵事務所・依頼人が消えていく」 (1994年) シリーズ第1弾

category - 土曜ワイド劇場
2008/ 10/ 22
                 
水谷豊が警視庁の元刑事で、引退後は貧乏探偵事務所の所長を務める探偵事務所シリーズの第1弾。
元区役所の戸籍係のさえない男が調査員で、内勤者は暴走族あがりの若い女の3人だけ。
仕事がこないヒマな事務所に舞い込む難事件に挑む。


これ90年代、平成になってからのシリーズでしたが初期は好きで結構見てました。
一作目は使われていませんが、後にテーマ曲となった洋楽とともに醸し出す
気だるく、ゆる~い雰囲気がイケてます。




●「探偵事務所・依頼人が消えていく…
ヒマな事務所に大事件!」  1994年10月22日
原作: 鳥羽亮  『鴎の死んだ日 アイワ探偵事務所事件簿
脚本: 石原武龍
監督: 村川透
制作: 東映
出演: 水谷豊、段田安則、村田雄吉、井上晴美、
野村昭子、左右田一平、立川三貴ほか




探偵事務所・依頼人が消えていく



元警視庁捜査一課の刑事、室生一喜(水谷豊)は”アイワ探偵事務所”を経営している。
調査員に区役所の戸籍係だった松井健次(段田安則)と
デスクに元暴走族の浅田麻衣(井上晴美)がいるだけの小所帯。
たまにくる浮気調査くらいで、仕事の依頼がなかなか来ない。




そんな事務所にある日、田浦工業という大企業から
社長令嬢の梨沙(櫻井玲子)の身辺警護の依頼が来た。
室生は依頼者の社長秘書葦木龍男(村田雄吉)と会い
前金100万円というおいしい仕事に喜んで引き受けた。



田浦工業は社長田浦要之助(新井量大)が近いうちに引退する予定で
後継者は次男で専務の幹夫(山口仁)になる予定だった。



幹夫の妹梨沙が帰宅途中バイクに乗った男に襲われて、
田浦邸にカモメの死骸が送られてきたのだ。
幹夫と梨沙は後妻雪絵(小沢寿美恵)との間にできた子供で
先妻との間に副社長克之(伊藤高)がいるが、
克之と幹夫はゴミ処理場を建設するかしないかの
方向性の違いもあり敵対関係にあった。



室生が張り込んでいる最中に、梨沙が部屋で何者かに
後ろからピストルで撃たれて殺害された。
すぐに室生と葦木が部屋に入るが被害者以外に誰もおらず、
バイクのエンジン音が聞こえた。


葦木が地下の駐車場かもしれないと言い、
室生が外へ見に行ったがバイクの姿はなかった。
部屋には鳥の羽が落ちていて、葦木は「カモメの羽」ではないかと話す。




探偵事務所・依頼人が消えていく

室生は現場を検証し、部屋に置いてあったピアノの足に
傷があるのを発見し、麻衣の協力も得てバイク音を聞いてから
外へ飛び出すとマンションから逃走するバイクの姿は見えて
あの日は見えなかったことに疑問を持つ。




翌日、室生は依頼者の社長秘書葦木(村田雄吉)に呼ばれて田浦邸へ行った。
室生は金を返せと言われるかと心配していたが、今度は幹夫の警護を頼まれる。



さっそく幹夫がバイクに乗った男にピストルで撃たれそうになるが
護衛にあたっていた室生がこれに気づき間一髪危機を救う。
バイクに乗った男のジャケットの胸元には、カモメの刺繍があった。



その後田島工業のゴミ処理場推進派との懇親パーティーが開かれる。
幹夫のところへ付き合っているミユキという女から控室で待っているとメッセージが届いた。
室生は用心しながら幹夫をミユキが到着していない控室に送り届けると松井に後を託した。




探偵事務所・依頼人が消えていく

その後、爆発音が聞こえトイレへ行ってみると、爆竹が残っていた。
この騒ぎで松井も持ち場を離れてしまい、室生たちが急いで控室へ行くと
幹夫がナイフで刺されて死んでいて、またしてもカモメの羽が落ちていた。


幹夫にメッセージを渡した従業員は、持ってきたのは女ではなく男だといった。




室生たちはライダージャケットのカモメの刺繍から
”カモメ”と呼ばれていたまきのさちこの存在を割り出したが
さちこは3年前に自殺を遂げていた。




探偵事務所・依頼人が消えていく

さちこには恋人の上村隆司(柚原旬)がいて、自動車修理工場で働いていた。
室生と松井は上村に会いに行くがこれといった収穫は得られなかったが
上村はさちこがよく言っていた海岸の近くに地蔵を建てていたことを知る。




探偵事務所・依頼人が消えていく




二度もしくじった室生は、今度は克之の身辺警護を任される。
ある日、克之は陶器店に入り、室生は松井に中へ入るように命じると
克之は店から出て行ってしまいその後行方が分からなくなってしまう。



克之が川で死体となって発見された。



室生の刑事時代の同僚蛭多警部(立川三貴)らは
克之が腹違いの幹夫と梨沙を殺し、警察が自分をマークし
逃げられないと思い手首を刃物で切り川へ身を投げて自殺したと判断していた。



室生はさちこの実家へ行ってみるとそこにはもう誰も住んでおらず
近所の主婦はさちこが田浦社長の愛人との間にできた子供であり
さちこに龍男という兄がいたということを話してくれた。




二人の母親が死ぬと、田浦のもとへ引き取られたが
そこではいじめられるつらい生活で、龍男は残ったものの
さちこはたまらずに逃げ帰ってきていた。



探偵事務所・依頼人が消えていく

室生はさちこの兄の龍男が葦木龍男であり
愛人の子として酷い仕打ちを受けたことへの復讐と
社長の座を狙っての犯行であると見破った。


だが、梨沙と幹夫が殺されたとき、葦木のそばには室生がいたし
克之が店から消えたときも室生と松井がいて葦木には犯行時のアリバイがあった。



室生と松井は梨沙のマンションへ行くと、ピアノと家具の足に傷があるのを見つけた。




そこにピアノ線を張り巡らせて、葦木が部屋に電話をかけ
梨沙が電話機へ向かおうとしたところピアノ線に足を引っかけて
仕掛けておいたピストルが発射されたのだとわかった。


探偵事務所・依頼人が消えていく


室生と駆けつけた葦木は細工しておいたバイクのエンジン音を鳴らし
室生を部屋から出て行かせるとその間にピアノ線とピストルを回収し
犯人はバイクで逃走したように見せかけた。


幹夫殺しは上村を協力者にしていたが、用が済むと上村を始末した。


室生は葦木がさちこを祭っていた地蔵の近くに上村の遺体を埋めたことも推理し
蛭多と角田刑事(左右田一平)らはそこから上村の死体を掘り出した。





探偵事務所・依頼人が消えていく

田浦は自分の3人の子供たちが亡くなり、
葦木を養子縁組しようとしていたが
葦木は次期社長の座が目前になったところで逮捕された。




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話としては、最初から無名の探偵に何度も依頼をしてきたことで
アリバイを作るために利用してたとわかるし
そう考えると犯人は葦木だろうし、何らかの恨みが田浦家にあり
復讐か野望のために犯行を重ねたのだろうと推測できる。


レギュラー陣のキャラクターと軽快な掛け合いがよくて
そのあたりが当時面白いと感じたのかなぁ。



ストーリーそのものではなく、行間を楽しむというかなんというか。




水谷豊というと日本テレビの「熱中時代」での活躍もあり、
二時間ドラマというと同局の「火曜サスペンス劇場」のイメージが強いが
1977年にスタートした「土曜ワイド劇場」でも
翌年2月の「逃亡・雪原の銃声」で銀行強盗の片棒をかつぐ
グレた大学生の役で出演しています。



70年代の水谷豊は屈折した青年の役なんかをよくやっていて
「太陽にほえろ!」1話目での犯人役とか、「大都会Ⅱ」、「傷だらけの天使」のアキラ、
「男たちの旅路」陽平なんか好きでしたね。


でもその割に直接的なエロシーンは少なかったような印象があり
映画「青春の殺人者」でパンツ脱いでヌードになっていた時は驚きました。
傷天でもショーケンの裸はあっても、水谷豊は軽い入浴シーンぐらいで
ガッツリいってるのを見たとき「こんなこともやるのか!」と
感心して結構評価が高まりました。


さらに水谷本人もこの映画を黒歴史にしてない素振りが見られ
より好感度がアップです。




「青春の殺人者」は確か日本映画専門チャンネルかなんかで見たんだが
視聴する際にパスワードが必要なR-18(だっけかな?)指定かなんかになってて
スカパー見るのに暗証番号を入れなければならない作品を見たのは
先にも後にもこれひとつだけ。


市原悦子と水谷豊の親子関係が異常で、その上市原悦子が
殺されるときの描写が恐ろしすぎて、なんとか1回は見たものの
怖くてすぐにデッキから削除してしまった。





さて、土ワイに話を戻すと、水谷豊はその後はしばらく出演作がなかったが、
80年代終わり位から単発でよく出始めてきた印象がある。


そして、1994年から「探偵事務所」でシリーズがスタート。
「探偵事務所」は5作品で終了するが
その後、「相棒・警視庁ふたりだけの特命係」が始まる。
「相棒」は土曜ワイド劇場から飛び出て以降は人気シリーズとなりました。



今回はシリーズ一作目とあり、室生一喜と松井健次の出会いも
回想シーンとして出てきます。
当時、区役所の戸籍係をしていた松井は、刑事を辞めて
探偵事務所を開いたばかりの室生に妻の浮気調査を依頼。
妻が浮気していると知って、自分の離婚届を自分で受け付け
戸籍に記録したという悲しい過去が描かれていました。



アイワ探偵事務所は焼き鳥屋の二階にあり
焼き鳥屋”たみちゃん”をやっている野村多美(野村昭子)は
室生が報酬を得ると滞納していた家賃をしっかりと奪い取っていく。



野村昭子と探偵というとTBSでやっていた古谷一行主演の
金田一耕助シリーズに最初の頃出演していましたね。
あれも二時間枠でやる前は好きでした。
こちらも時間が出来たところで書きたいなと思っていた
昭和のドラマのひとつです。



室生が葦木のトリックを見破ったとき、被害者の部屋にあった
ピアノを弾くシーンがある。


探偵事務所・依頼人が消えていく


なんだかTBSの赤いシリーズ「赤い激流」の田代敏夫を思い出した。
そばにいるのは宇津井健ではなく段田安則だが。



今回第一の殺人で、バイクのエンジンの音がし、犯人が地下の駐車場から
逃走したかを検証するシーンで、「熱中時代刑事編」の頃のような
リズミカルな動きを見せていて、まだこの頃は元気があったんだなぁと思ったわ。



「熱中時代刑事編」も大好きで、いずれはブログに書きたいと思いながらも
いつになりますやら・・・。








************ 探偵事務所シリーズ 関連記事 ************

1. 「探偵事務所・依頼人が消えていく」

2. 「探偵事務所・7つの予告殺人プログラム!」

3. 「探偵事務所・奇妙な依頼人!」

4. 「探偵事務所・死んでいく依頼人!」

5. 「探偵事務所Ⅴ・哀しき逃亡者」






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