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2008/11/30
展覧会レポート昭和のドラマ昔の土曜ワイド劇場懐かし邦画

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「奥飛騨二重心中・通夜に抱かれる未亡人」 (1985年)

category - 土曜ワイド劇場
2008/ 11/ 30
                 
やはり前に見た通りの印象で、田村正和を慕う真行寺君枝がやたらと泣きまくり
救いようのない陰鬱なドラマでした。



●「奥飛騨二重心中・通夜に抱かれる未亡人
復讐か、浮気か…」  1985年11月30日
脚本: 佐治乾
音楽: 大野轟二
監督: 神代辰巳
制作: にっかつ撮影所
出演: 田村正和、江波杏子、真行寺君枝、清水綋治、
高林由紀子、渥美国泰、神田隆、有馬昌彦ほか



飛騨高山の湖から一台の車が引き上げられた。
運転席には心臓外科医の名医・坂上(田村正和)の妻・ヨシコ(大塚良重)が、
助手席には大学時代の友人・カワハラ(中丸新将)の遺体があったことから
警察では心中事件と見て捜査を進めた。



坂上とヨシコは五年前に見合い結婚をし、ヨシコの妹・律子(真行寺君枝)は
同じ病院に勤務している。
知らせを受けた坂上と律子はすぐに現地へと向かった。



律子は大学時代にヨシコはカワハラを嫌っていたことや
ヨシコの性格から警察が心中と見ていることに納得出来なかった。
刑事(小野武彦)の話しではヨシコとカワハラは同じホテルに別々に宿泊していて律子は不審を深めるが
警察はヨシコがカワハラを殺してから無理心中を図ったものと見ていた。



奥飛騨二重心中・通夜に抱かれる未亡人 復讐か、浮気か…




ヨシコの遺体は司法解剖を終えてから現地で葬儀を行うことにした。
その席で、坂上と律子はカワハラの・麻美(江波杏子)と顔を合わせた。
麻美は高山で不動産業を営んでいるカワハラの友人・カキタ(清水綋治)を伴っている。



心中に疑いを持つ律子と坂上はヨシコの足取りを追ってみることにした。



その夜、坂上がホテルのレストランで夕食をとっていると麻美が同席してきた。
彼女は夫が死んでも悲しくないといい夫婦関係はうまくいっていない様子だった。
坂上はヨシコの行動を調べるつもりであることを話し二人は別れた。





奥飛騨二重心中・通夜に抱かれる未亡人 復讐か、浮気か…



ところが、坂上の部屋に酒を手にした麻美が訪れ
女と心中したカワハラへの復讐心があることを打ち明け誘惑してきた。
その晩、坂上は麻美と関係を持ってしまう。


情事の後に麻美は今度会う時自分がどんなに変わっていても
驚かないで欲しいと妙な言葉を言い残した。



翌朝、律子がレストランへ行くと坂上は麻美と朝食を済ませていて
ヨシコの足跡を調べることを断念したことを打ち明けた。
坂上に対して恋愛感情を抱き始めた律子は麻美が原因であることを察知するが
ヨシコの事を調べても生き返っては来ないという坂上の気持ちを汲み律子も従うことにした。



奥飛騨二重心中・通夜に抱かれる未亡人 復讐か、浮気か…




東京へ帰った坂上は資産家の江原(神田隆)の手術を引き受けることになった。
そして、江原は妻の麻美を伴って病院へやってきた。
思いがけない形での再会に坂上は驚きベッドの中で言った麻美の言葉の意味が
ようやくわかった。



一方、麻美に不審を抱いていた律子は私立探偵(ふとがね金太)に調査を依頼していた。
ヨシコが心中した日に、麻美が江原と密会していたことを知っていた。
カワハラの死後、麻美が江原の後妻に収まったことで
彼女が金目当てで江原と結婚するために邪魔になったカワハラを始末したのだと考えた。



律子は坂上の家へ行くと調査報告書を見せるが余計な事をするなと言われ
引き揚げるしかなかった。



奥飛騨二重心中・通夜に抱かれる未亡人 復讐か、浮気か…




手術の同意書を書いた麻美はカワハラの店が資金難に陥り
江原から援助を受けるときの条件で自分の体を要求されたため
二人を恨んでいることを打ち明けた。
それは、医者である坂上に江原をうまく殺して欲しいと言っているようなものだ。


律子も坂上が麻美の要求にこたえるのではないかと懸念していたが
坂上は江原の手術を成功させ律子はホッと胸をなでおろした。



ある夜、坂上は麻美とデートをし再び関係を結んだ。
二人はバーで飲み久しぶりに楽しいひと時を過ごしていたが
麻美に処方してやった睡眠薬を江原に飲ませたことを知ると
血相を変えた坂上は急いで病院に電話する。



奥飛騨二重心中・通夜に抱かれる未亡人 復讐か、浮気か…




案の定、江原の様態は急変し坂上はそのまま病院に戻って行った。
しかし、江原は回復することがないまま死亡する。
教授(渥美国泰)は江原の遺体を解剖したいと申し出るが
自分が殺したことがバレると恐れた麻美はそれを拒否した。


彼女の窮地を見た坂上は心不全だと教授に説明し
そのまま荼毘に付されることになった。



その頃、律子は探偵からカワハラに生命保険が掛けられ
受取人がカキタの会社だと報告を受けた。
麻美とカキタが共謀して金目当てに事件を起こしたと確信した。




律子は江原の死因に疑問を抱き麻美に出した睡眠薬の処方箋チェックし
退職願を出した坂上の自宅まで行き真相を聞き出そうと詰め寄るが
ベランダに麻美が隠れていたことを知るともう引き返せないところまで来ていると
絶望し帰って行くしかなかった。



奥飛騨二重心中・通夜に抱かれる未亡人 復讐か、浮気か…




坂上と麻美は旅に出ようとするがカキタが麻美の母の危篤を知らせに来たため
三人は飛騨へ向かった。


麻美の母は子供の頃男と蒸発していたが母は男を殺し自分は焼身自殺したように
見せかけて長い間他人になりすまして逃亡生活を送っていた。
麻美は母に仕送りするために多額の金が必要だったのだ。
母はカキタが経営する養老院で息を引き取っていた。



奥飛騨二重心中・通夜に抱かれる未亡人 復讐か、浮気か…



一方、律子はヨシコが旅先でカワハラの他にもう一人の男と一緒にいたことを突き止めていた。
しかも、ヨシコは坂上への土産を購入しており心中する気配は微塵もなかった。


その頃、坂上はカキタからヨシコの死の真相を知らされた。


麻美は江原と結婚するためカワハラが邪魔になっていて
金に困っていたカキタも保険金目当てで共謀してカワハラを殺すことにした。
ところが飛騨に来たカワハラは偶然ヨシコと再会していた。
カキタは二人を心中に見せかけて殺害する。



律子がヨシコの事件を洗っていることを知っていたカキタは
口を封じるため坂上に飛騨まで呼び出すように要求するが
坂上がそれを拒否すると興奮したカキタは坂上に襲い掛かってきた。
すると、カキタの背後から麻美が腰ひもで首を絞めて殺害してしまう。



奥飛騨二重心中・通夜に抱かれる未亡人 復讐か、浮気か…




坂上はホテルの部屋から律子に手紙を送ったことを電話で告げると
麻美と睡眠薬を飲んで心中する。



律子が受け取った手紙には江原に睡眠薬を飲ませて死に至らせたこと
カキタを殺したことは自分の犯行であり麻美は無実だと書き綴っていた。
ヨシコの死後、坂上を一人の男性として慕っていた律子の愛を知りながらも
坂上は二人の女性を同時に愛することは出来なかった。



奥飛騨二重心中・通夜に抱かれる未亡人 復讐か、浮気か…



坂上は麻美を本当に愛してしまい全ての罪をかぶると
致死量に至らない睡眠薬を麻美に飲ませていた。
そのため、坂上だけが死に麻美は生き残り病院に収容された。
坂上は律子にこの手紙を警察に見せて麻美に容疑がかからないようにしてくれと書いている。



霊安室に来た律子に刑事は麻美の手のひらに紐をきつくしめたような
こすれた跡があることから麻美がカキタを殺してその罪を坂上に着せようとしたのではないかと話した。




麻美の出現から坂上の人生が狂わされてしまい律子はますます麻美への憎しみが増してきた。
彼女の病室へ行った律子は、麻美は坂上の事を愛しておらず
死ぬつもりはなかったのだとつぶやくと手紙を焼き捨てて出て行った。



奥飛騨二重心中・通夜に抱かれる未亡人 復讐か、浮気か…




ひとりになった麻美はふらふらと室内を歩き窓を開けると
そこから身を投げて心中を完成させた。



はじめは坂上がヨシコの足取りを追おうとしてそれをあきらめさせるために
誘惑して肉体関係を結んだ麻美だったがいつしか本当に愛するようになってしまった。



こうして二人の愛は心中という形で実を結び、坂上を愛していた律子は
二人が本当に愛し合っていたことを知り、より一層みじめな気持ちを味わうことになった。



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見合い結婚とはいえ、五年間一緒に暮らした妻が突然自分が知らなかった男と心中し
相手の妻から誘惑されたとはいえ関係を持ってしまうという
気持ちが傾いていく描写がなんだか曖昧でわかりづらい。


そのため麻美が坂上を利用しようとしているだけなのか
本当に愛してしまったのか途中までわからなかったので狙い通りなのかもしれないが。



監督は「悪女の仮面」でもメガホンをとった神代辰巳。


奥飛騨二重心中 神代辰巳


全編を通じて陰鬱な世界観があるだけである意味すごいですね。






(2019年5月26日 更新)




神代辰巳監督作品。
うっすらと残る記憶では終始、真行寺君枝がさめざめと泣いていた印象がある
全体的に重苦しいドラマだった。


●「奥飛騨二重心中・通夜に抱かれる未亡人!
復讐か、浮気か…」  1985年11月30日
脚本: 佐治乾
音楽: 大野轟二
監督: 神代辰巳
制作: にっかつ撮影所
出演: 田村正和、江波杏子、真行寺君枝、清水綋治、
高林由紀子、渥美国泰、神田隆、有馬昌彦ほか


心臓外科医の坂上(田村正和)の妻が、学生時代の男友達と心中した。

その夜、坂上は相手の男の妻・麻美(江波杏子)と衝動的に関係を持った。
坂上を慕う義妹の律子(真行寺君枝)は、姉が心中したということに不審を抱いた。


独自に麻美の過去を探りはじめる。




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