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2009/02/13
展覧会レポート昭和のドラマ昔の土曜ワイド劇場懐かし邦画

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「闇からの狙撃者・二億円強盗と結婚した女」 (1982年)  鷹見緋沙子 『闇からの狙撃者』 

category - 土曜ワイド劇場
2009/ 02/ 13
                 
●「闇からの狙撃者・二億円強盗と結婚した女」  1982年2月13日
原作: 鷹見緋沙子  『闇からの狙撃者
脚本: 長野洋
音楽: 中川昌
監督: 土井茂
制作: 大映企画、大映京都撮影所
出演: 江原真二郎、中尾彬、柏木由紀子、
荒谷公之、ケーシー高峰、浜村純ほか



闇からの狙撃者

会社員の俊一(江原真二郎)はかつて二億の大金を強奪した犯人だった。
そうとは知らず俊一と幸せな結婚生活を送る登志子(柏木由紀子)のもとに
旧友の中井(荒谷公之)が現れた。


俊一は乗っ取った重役の地位と美しい妻を失うまいと
旧悪を知る男を次々に殺しにかかる。








一家五人が住む農家へ、ある夜強盗が押し入って
土地売却で得た二億円を奪って逃走した。

犯人は通称背の高い荒川と、ずんぐり体形の戸田で
競艇場で知り合ったことからこの名前で呼び合っていた。
お互いに足がつかないようにお互いの事は何も知らなかった。


荒川は女癖がとても悪く、一家の年頃の娘を襲おうとしたが
これは戸田がなんとか止めて事なきを得ていた。


しかし、荒川は最後に金を独り占めしようと
ナイフで戸田を刺したが、これを予想した戸田も
素早く身をかわして致命傷とはならなかった。


荒川が戸田を仕留めようとしたとき
警察が来て、負傷の戸田を逮捕したが
荒川はそのまま逃げ切った。



あれから五年---。

戸田こと谷村専吉は刑期を終えて娑婆へ出てきた。
谷村は早速荒川を見つけ出し、二億円を奪い返し復讐することにする。
だが、荒川が誰なのかがさっぱりわからない。


荒川は窃盗で前科持ちだった。
自分は荒川を知らないが、相手は自分に盗みの前科があり
協力者として白羽の矢を立てたのではないかと推測した。
当時の記憶を洗い出し、板橋の中華料理屋でバイトをしていた
デザイナーとして自立した女性となっていた、
藤原君子の現在の居所をつきとめた。






一方、相馬武夫は秋田出身の長身で、大学時代の友人
野崎俊樹が専務をつとめている会社で働いていた。
相馬は登志子という妻がいながらも
女癖が悪く野崎の秘書の圭子とも関係を持ち
会社の金を使い込んでいた。
圭子は独身の野崎友関係があった。


使い込みを知った野崎はこれを理由に登志子を呼び出すと
ホテルで強引に関係を持った。
登志子は夫にはばれていないと思っていたが
相馬はこれを承知で、妻の差出料としてさらに金をふんだくっていた。



そんな相馬にはひとりだけ長く関係が続いている女がいた。
それが君子だった。
久しぶりに君子に連絡を取り彼女のマンションで会うことになった。
待ち合わせの時刻に合鍵を使って部屋に入ると君子は殺されていた。
合鍵の指紋を消し引き出しに投げ込んで逃げた。


入れ違いに谷村がガラスに穴をあけてロックを外し君子の部屋に侵入した。
そこで、君子の死体を見つけ逃げようとしたときに
かつて世話になった中尾刑事が部屋に忍び込んできて谷村の前に姿を現した。

中尾は不祥事で警察をクビになっていた。
谷村に荒川が奪った金を取り戻して山分けしようと持ちかける。
谷村はこれまでの経緯を説明し、荒川に秋田訛りがあったことを話した。


相馬のもとに君子が殺された当日現場から出ていく姿を見たと
謎の人物から電話が入り、日曜日の午後一時銀座四丁目の交差点で会いたいという。
その付近の相馬の馴染みの喫茶店で待ち合わせることとなった。

同様に谷村の元にも、荒川を名乗る人物から
日曜日の午後12時に銀座四丁目の交番の前で
強奪した金を渡すと呼び出しの電話が入る。


しかし、その両方ともに呼び出しをかけた相手は現れなかった。


谷村は中尾の家へ行き、今後の方針などを打ち合わせた。
そこで何者かが谷村を銃で撃ち殺し、中尾も撃たれて傷を負った。
このままだと殺されると思った中尾は燐家に救いを求め
通報から刑事にこれまでのことを告白せざるを得なくなった。




ある日、相馬は野崎から呼び出しを受けて
自分も不正を行っていてその始末に協力して欲しいと呼び出しを受けた。
軽井沢にある会社の山荘でその処理を一緒にすることになった。
これには秘書の圭子も連れていき3人で行うのだという。



そして、相馬には内緒でということで野崎は登志子も
軽井沢に呼び出すのだった。
登志子は野崎との関係を終わらせたがっていた。
野崎は軽井沢に来てくれれば別れてやると言う---
.


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短めの小説で重くないから手軽に読めるのがいい。

話はここから自分ある思い込みを持って読んでいたことを知らされる。
それがわかれば2億円のありかや、これまで疑問に思っていたことが氷解された。

そして、最後にもう一波乱あり意外な人物が微笑むのだった。

「闇からの狙撃者」にはもうひとつ「覆面レクイエム」という
短編小説が収録されています。


複数の殺人事件が起こるが、警察は最後にちょっと出てくるだけ。
警視庁捜査一家の興梠(こおろぎ)警視で、
「覆面レクイエム」でも登場しています。


私が読んだ1981年の初刷では鷹見緋沙子というのは
1943年横浜市生まれとしか書かれていないが
どうやら覆面作家で何人かの有名な作家の集まりのようだ。
解説ではこのほかに東京女子大中台、神奈川県在住の主婦という
記載も見られた。




「闇からの狙撃者」は大谷羊太郎が
「覆面レクイエム」は天藤真が書いたようです。

「覆面レクイエム」はある売春組織の経営者の女性が殺されて
そこから始まる連続殺人。
最後に意外な人物のたくらみが明かされる。
でも、これは多分こうなんだろうなぁというのは推測しながら読んでいました。




ドラマの方は江原真二郎が主演という地味もあり
全く内容を覚えていないのですが
多分原作とはかなり設定や登場人物のキャラクターが
変わっているのではないかと推測します。


脚本が長野洋ですので、そこらへんは上手く書かれているのではないでしょうか。

鷹見緋沙子は他にも「悪女志願」(1986.6.7)と「悪霊に追われる女」(1989.12.2)が
いずれも片平なぎさ主演で土ワイでドラマ化されています。


「悪霊に追われる女」は最近再放送をみたけどつまらなかったなぁ。








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