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2009-04-04 (Sat)

美女シリーズ15 鏡地獄の美女・江戸川乱歩の「影男」 (1981年)

土曜ワイド劇場の美女シリーズ第15弾!



鏡地獄の美女・江戸川乱歩の影男





●「鏡地獄の美女・江戸川乱歩の影男」  1981年4月4日
原作: 江戸川乱歩  『影男』  
脚本: 吉田剛
音楽: 鏑木創
監督: 井上梅次
制作: 松竹
出演: 天知茂、金沢碧、中島ゆたか、岡田英次、
原田大二郎、荒井注、五十嵐めぐみ、柏原貴ほか


鏡地獄の美女・江戸川乱歩の影男



明智小五郎(天知茂)は宝石商協会から香港から宝石を密輸して
日本市場を荒らしている黒幕を突き止めて欲しいと依頼を受け
香港へ向かった。
協会は宝石商の速水荘吉(西田健)に疑いを持っていた。




現地へ着いた明智はゴルフをやる速水に近づいて
一緒にコースを回ることにした。


鏡地獄の美女・江戸川乱歩の影男



バンカーになり速水が自分のボールをキャディに尋ねて
それを打とうとしたとき突然ボールは大爆破を起こし
速水は死亡し、そばにいた明智も目を負傷し現地の病院へ入院した。


鏡地獄の美女・江戸川乱歩の影男


爆発寸前の速水荘吉こと西田健。
人形じゃありません(嘘)



鏡地獄の美女・江戸川乱歩の影男


波越警部(荒井注)と文代(五十嵐めぐみ)、速水の妻美与子(金沢碧)と
叔父の毛利幾造(岡田英次)が香港に到着した。


鏡地獄の美女・江戸川乱歩の影男



明智は文代から眼球が傷んでいるが、半月もすれば治ると聞かされた。
美与子と毛利は波越のところへ行っていて
三人が明智の見舞いに訪れた。
波越は香港の警察が速水の部屋からリストを見つけ
宝石密輸の黒幕は速水であり事件は無事に解決したと報告する。






美与子と毛利は明智に詫びると、美与子はどうしても
夫が密輸に絡んでいたとは思えないと訴えた。





明智は目が見えないながらも、美与子が持ってきた花が
白いバラであることを当て、悲しむ美与子の美しさを確信していた。
それは明智の直感であった。


鏡地獄の美女・江戸川乱歩の影男


帰国すると美与子は会社の速水の使途不明金が五億以上あったことを告げられ
毛利が屋敷と別荘を五億で買い取り、残りの三千万は家事手伝いという名目で
美与子がこの家に残ることで相殺すると言った。
家事手伝いといっても何もしなくていいと安心させる。




毛利の妻コマヨは毛利が美与子に目を掛けていることに気分を悪くした。
毛利には先妻の娘アキコがいて、母親の生前から関係が出来ていたコマヨとはうまくいってない。
アキコは毛利の秘書の篠田(堀光昭)と恋仲だった。


篠田は毛利のために倒産した宝石商の息子で復讐のためにアキコに近づいたが
今ではアキコを愛していた。
二人とも違う事情から毛利を憎んでいた。





明智はあと一週間もすれば視力が回復できる見込みで退院していた。

鏡地獄の美女・江戸川乱歩の影男


事務所の椅子に腰かけて窓からブラインド越しに
新宿のビル群を見るサングラスのセンセが怖い!

いつもその目ヂカラの鋭さには関心させられるが
サングラスかけてて目が見えないのにこのド迫力!

画像では伝わらないが、カメラワークが良くて
かなり迫力があるんだな。






そこへ波越がやって来た。
明智は速水がプラスチック爆弾のボールを間違えて死ぬという
ドジをやるとは思えないと言い事件はまだ解決していないという。
文代と小林(柏原貴)に事件を追わせることにしていた。



鏡地獄の美女・江戸川乱歩の影男



事件が解決したと思った波越。
いつも通り単純に物事を考えている(笑)


波越は最近はやっているルービックキューブにはまっているようだが
それを一面も合わせることが出来ない。
だけど、目を負傷中の明智はサングラスを掛けているのに
これを素早くカンで全面合わせて見せた!


・・・というすんごい演出。

明智の天才ぶりがこんなところでも垣間見える(笑







速水の自宅を買い取り一家で引っ越してきた毛利は
夜、美与子の部屋へ行くと今度の宝石の展示会のコンパニオンをやってくれと言い
そのための服も買ってやると話すと、嫌がる美与子を犯してしまった。



鏡地獄の美女・江戸川乱歩の影男


展示会で美与子は黒のドレスを来て、豪華な宝石をつけていた。
毛利は誰が見ても美与子に気があるように見えたが
毛利はそんなことは気にも留めない。




鏡地獄の美女・江戸川乱歩の影男


文代と小林も、給仕に扮して展示会に潜入していた。






美与子と毛利のところへニューヨークでエメラルドのブローカーをしているという
紺野百合江(中島ゆたか)とルビーのブローカーをしていて
横浜で”仮面城”というナイトクラブを経営している
鮎沢影一(原田大二郎)がやって来た。



鏡地獄の美女・江戸川乱歩の影男


百合江は宝石と美与子の美しさをほめた。



案の定、コマヨはこの様子が気に障り美与子にあなたは
お客様じゃないのよと嫌味を言った。
傷ついた美与子をアキコは慰めるが
耐えられなくなった美与子は化粧を直すといい部屋から出ていった。






美与子が化粧をしていると急に明かりが落ちて
背後に顔中に包帯を巻いた男が現れ
毛利の女になったんだな。裏切った奴は許さんと言った。


そこへ文代が美与子を呼びにやって来た。
その声を聞いた包帯の男は美与子の指に指輪を嵌めると出ていった。

美与子はそれが”SH”のイニシャルの入った速水の結婚指輪であるとわかり
毛利に見せ男の声が速水そっくりだった事も話した。





二人きりになると毛利は美与子に抱きついてきた。
急にドアが開きコマヨはその現場を見てしまい
嫌味を言うが、毛利はコマヨが美与子を困らせるために
いたずらをしたのではないかと疑ってきた。


その時、窓の外に包帯の男の姿が現れた。


鏡地獄の美女・江戸川乱歩の影男


今度はコマヨたちもその姿を目撃し、やって来た鮎沢にそれを言った。


明智の事務所に美与子が白いバラを持って再訪した。
美与子は昨日顔中包帯を巻いた男が現れて
速水の結婚指輪を置いていった事を話した。




速水は死んでいなくてもし生きているのだとしたら
自分は今つらい立場にあり、速水の生死を調べて欲しいと言った。
まだサングラスが取れない明智は苦悩に満ちた美与子の表情をはっきりと見ていた。



鮎沢の店、仮面城へ毛利や美与子たちが招待されてやって来た。
テーブルの前の舞台では奇術師(岡部正純)がマジックをやることになり
そこに美与子、百合江、コマヨの三人が呼ばれた。



鏡地獄の美女・江戸川乱歩の影男



奇術師は三つのボックスに三人を入れて一人ずつ
一回姿を消しては、次には箱の中に姿を現されるという
マジックを披露していた。





百合江、美与子ときてコマヨの番になった。
奇術師は「この女の人の旦那悪人。だから死刑」といって
おもちゃのピストルを撃つとコマヨの姿が箱から消えた。

そして前の二人と同様にもう一度ピストルを向けると
おもちゃに見えたピストルはこれまでと違う音になり
箱の扉に穴が開き中にいたコマヨが死んでいた。


会場はパニックになった!



いつの間にか奇術師の姿は消え、本物の奇術師は縄で縛られていた。




波越はコマヨが殺された動機がわからずに関係者に聞くが皆心当たりがなかった。
奇術師は中国の面の下に包帯を巻いていて、美与子もこの間と同じ人物かわからなかった。
毛利はあの包帯の男は錯覚だったというと、明智は実在していてそれを証明するといい二階へ行った。




だが外には手すりもないし、隣の窓とも離れている
すると外にあの時と同じように包帯の男が現れた。


鏡地獄の美女・江戸川乱歩の影男

これは小林の変装だった。
屋根からロープで伝ってきて、小林は屋根のふちにザイルの擦れた跡があると言った。
包帯男が死んだ速水なら、死んだ後に毛利一家が住んでいるのは
いい気持ちがしないだろうと百合江がいうと、
毛利は使い込んだ金の処理や、美与子の面倒まで見ていて
恨まれる筋合いはないと反論した。
波越は現地で速水の遺留品は確認したが、死体はメチャクチャで
速水かどうかわからなくなってきた。





そこへ篠田が花を持ってきてそこに『影男』と名乗る人物から
毛利への脅迫状が入っていた。



百合江が奇術師が”地獄から来た影男”と名乗っていたことを思い出した。




明智は事故後、初めてサングラスを外して恐怖と苦悩に顔をゆがませた美与子を肉眼で見た。
影男が速水ならなぜ美与子は脅えるのかを考えた。





毛利のところへアキコが美与子を連れてきて
美与子が家を出たがっていると話をした。
だが、毛利は速水の喪が明けたら美与子と結婚したいというとアキコを部屋から出した。
アキコは篠田と一緒に車で出かけていき、刑事たちはそれを尾行した。
毛利は秘かに葉山の別荘に美代子を連れていこうとする。





百合江から明智に影男のことで相談したいので今夜仮面城で会いたいと電話が来た。
明智が行くと、百合江と鮎沢がいて、二人が宿泊しているホテルの部屋に
影男から脅迫状が届いているということだった。


鏡地獄の美女・江戸川乱歩の影男




ふたりは明智にそのことを依頼して明智も引き受けるが
百合江は明智は美与子の事で手一杯なんじゃないかとチクリと嫌味を言う。
百合江はいろんな手を使って明智の心を奪うと宣言すると
鮎沢は百合江はボーイハントで有名なので気を付けてと冗談めかして言った。



そこへ明智宛に文代から電話があり、波越から毛利と美与子が抜け出し
行方が分からなくなっていたと聞いたことを伝えた。
明智は波越とともに車で葉山の別荘へ向かう。



鏡地獄の美女・江戸川乱歩の影男

葉山の別荘に着いた毛利は美与子に結婚を迫り押し倒す。
美与子が風呂に入っていると外で気配がし影男が現れた。


鏡地獄の美女・江戸川乱歩の影男


美与子は速水なのか尋ねるがそれには答えずに美与子に麻酔をかがせた。


鏡地獄の美女・江戸川乱歩の影男


毛利も窓に何かがぶつかった音に気がついて猟銃を手にして外へ行くが、
後ろから麻酔薬をかがされて気を失う。


二人が気づいたときには穴に埋められて顔だけが出ている状態だった。
斧を持った影男が二人に近づいてきて、身動きがとれない二人のそばで
斧をビュンビュン振り回し木を伐りながら死ねといい迫ってきた。


鏡地獄の美女・江戸川乱歩の影男

そこへ、明智と波越がやってきて、二人を見た影男は逃げていった。



美与子たちは入院していて、鮎沢と百合江も見舞いにやってきた。
美与子は影男は速水に似てるようだが、そんな恐ろしいことをする筈がないと断言する。



鏡地獄の美女・江戸川乱歩の影男





明智は速水が罠にかけられて殺され、密輸には関係ないという。
密輸の黒幕が殺し屋を使って爆弾をすり替えて殺したのだろうと推測する。







美与子は退院して、部屋の三面鏡を開くと速水と結婚式を挙げた
麻布教会へ四時に来いというメッセージが書かれていた。
美与子は身辺警護をしている刑事たちに明智の事務所に行くと言い家を出た。
刑事たちは念のため尾行をし、美与子が教会に入ったことを波越に報告した。


明智は波越に速水の死体の確認書に目撃者のキャディの男の証言があるかを
電話で聞くと波越は覚えていないと言い、美与子が一人で教会へ行ったと伝えた。
その後二人は教会へ向かう。


美与子が中に入ると階段に影男の影があった。
階段をのぼると影男がいて、美与子の生きていて
怪我をしていただけかという問いにうなづくと
毛利に罠にかけられて顔をメチャクチャにされた上に
財産や会社を取られたと言った。
そんな毛利に身を任せたと責められて美与子は許してというしかなかった。
影男は毛利、アキコ、美与子の順で復讐するというと
アキコはいい人だからやめて欲しいと訴えた。
それなら、影男は自分に協力をしろと言った。


鏡地獄の美女・江戸川乱歩の影男


正体を知りたがる美与子に影男は包帯を取って素顔をさらした。
すると教会の鐘が鳴り、二人はその場で愛し合った。


明智たちが教会へ着くと美与子が倒れていた。
影男が速水だったかどうかを尋ねるが美与子はそれには答えない。


だが刑事が四時過ぎに包帯を巻いた男が教会へ入ったという
聞き込みをしたというと美与子は包帯の男は速水だと直感で分かったという。
だからもう警戒を解いてほしいと懇願し、夫を捕まえる手助けはしたくないと言った。
だが明智はその申し出は断り、これから香港へ行くので帰ってきたら事件は解決すると言い残した。



毛利は香港にいる陳という奇術師に扮していた殺し屋を雇っていて連絡を取り合っていた。
これから明智が香港に行くので、消すように命令をした。


鏡地獄の美女・江戸川乱歩の影男


明智は香港に着くとゴルフ場へ行きあの時のキャディが陳であり
レストランでコックをしていると聞いて船で向かったが
陳は半月前にやめてどこにいるかわからなかった。



街を歩く明智をひとりの男がつけていた。
明智が男を締め上げるとそれはエロ写真売りだった。


毛利から命令を受けた陳は明智を見つけた。


明智がホテルにチェックインすると宝石取引をするために来ていた百合江と会った。
百合江は明智にデートを申し込み、二人は一緒に出掛けた。


鏡地獄の美女・江戸川乱歩の影男


百合江は事件に興味があった、事件から明智を奪いたいというが
明智は事件の進展を探りに来たのだろうと推測していた。


鏡地獄の美女・江戸川乱歩の影男

明智は百合江が影男の協力者でないかと言った。


そんな話をしているうちに、百合江はおなかがすいたと言い食事に誘うと
タクシーを拾いハト料理店へ行こうとした。


鏡地獄の美女・江戸川乱歩の影男



だが道が違うことに百合江が気が付き抗議するが
ある場所で降ろされると車の周りを陳たちに囲まれた。


身柄を拘束された百合江が逃げようとしたとき背後から
銃で撃たれてしまった。
陳たちは、明智と百合江をそばにあった船に運んだ。


自分の命があとわずかと悟った百合江は明智に全てを話す。
明智がいう通り影男に言われて明智を監視しに香港へやってきて
場合によっては殺せと命じられていた。
明智が影男の正体を聞こうとするが、百合江は死んでしまう。
陳たちは明智を縛り上げると、爆弾を仕掛けて船から出ていった。
直後船は爆発してしまう。



美与子は新聞で明智と百合江の死を知った。
毛利が家からいなくなると美与子は影男にその件で電話したが
影男は自分ではなく毛利がやったことだという。


一方、毛利は陳に電話をすると陳は速水は死んでいるというが
毛利が美与子が速水に会っていて生きていると言った。
そこへ鮎沢が入ってきて、仮面城の改装が終わったので
来てほしいといわれ、毛利は美与子と二人で仮面城へ行くことになった。


アキコと篠田が毛利に結婚をしたいと言いに来たが
毛利は反対をし、アキコはだったら家を出るという。
毛利が篠田に自分を裏切る気かというと
篠田に自分こそ速水を裏切ったじゃないかと反論され
鮎沢がそれを鎮めようとした。


鏡地獄の美女・江戸川乱歩の影男

仮面城に着くと毛利と美与子を鮎沢が出迎えてくれ、地下室に二人を案内した。
改装された地下室は二人が初めての客で不思議な部屋なのだという。


鏡地獄の美女・江戸川乱歩の影男

鮎沢がいう不思議な部屋というのは鏡の間だった。




鏡地獄の美女・江戸川乱歩の影男


鏡に覆われたその部屋で美与子と毛利がいたテーブルに
アルコールとつまみが運ばれてきた。


毛利の席に女たちがやってくる。
鮎沢は女たちを捕まえようとしても捕まえられないといい
毛利は女たちを捕まえようとするが、最後はするりと逃げられてしまう。
ゲームが終わり毛利が後ろの席を振り返ると、美与子も鮎沢もいなくなっていた。



鏡地獄の美女・江戸川乱歩の影男

そここへマスクをつけた白いドレスの女が入ってきた。
毛利はその女を捕まえようとするがなかなか捕まえられなかったが
ついに捕まえることが出来た。





岡田英次はその前に現れていた女たちを捕まえようとして
ドレスを脱がして裸にしていたりして顔のニヤけ具合がウケる。



マスクを取ったその女は美与子だった。


鏡地獄の美女・江戸川乱歩の影男


毛利がそれに驚いていると、もっと驚くことがあるという声が聞こえてきた。
そして、影男が部屋に入ってきた。
爆弾でズタズタにされた男が毛利に復讐するためにあの世から戻ってきたのだという。





毛利は会社の金を流用して香港を舞台に宝石の密輸を行っていた。
だが、これがバレそうになると速水の仕業に見せかけた。
会社と財産を乗っ取った上に美与子も奪った。


影男はそういうと、証拠がないと言う毛利に証拠は自分の顔だといい
包帯を取って素顔をさらした。
それは火傷で顔がただれた速水だった。


毛利は脅えて許してくれというが、影男は毛利を台に乗せると
毛利を身動きが取れないようにしてしまった。



鏡地獄の美女・江戸川乱歩の影男



壁の奥に仕掛けられた電動のこぎりが、台の上にいる毛利のところへ迫ってくる。


別のところの壁が開き、アキコと篠田が両手の自由を奪われて
気を失ない吊るされていて、この後生き埋めにするのだという。
アキコを慕っていた美与子は影男に約束が違うという。
ようやく毛利は影男と美与子が裏で連絡を取り合っていたことを知った。


影男は美与子にワインを持ってこさせ二人で乾杯した。
台の上の毛利にもワインを無理やり流し込んだ。



影男が復讐が遂げられるのを確信したその時、ピアノが鳴り響く。
すると毛利のところへ迫っていた電動のこぎりが止まっていた。
壁の中に吊るされていたアキコと篠田の姿も消えている。


カーテンをめくるともう一人の影男が現れた。
その男が速水だと名乗ると、影男は思わず速水は死んだはずだと言ってしまう。
男はそれを聞くとそれならさっき速水と名乗ったお前は一体誰かと聞いてきた。


鏡地獄の美女・江戸川乱歩の影男


影男が答えないでいると、男が自分はお前の兄だといい、
父親がブラジルで日本料理屋の女性に生ませた男が影男だというと
影男はやっぱり兄さんか、生きていてよかったと言った。


影男は変装を解いて正体を現すと、鮎沢だった。
鮎沢は腹違いの自分に本当によくしてくれ、
母が死んだときも日本から葬式まで出してくれた。


そんな速水が濡れ衣を着せられて、警察もそれを黙って見過ごしている。
だから自分が復讐しようと決意した。
百合江は鮎沢の恋人で、復讐劇の協力者だった。
だが香港で毛利が雇った殺し屋に明智と一緒に殺されてしまった。


鮎沢は速水が生きていると思わせるために影男となり
毛利一家を脅えさせて警察の目をそらそうとした。
そして、コマヨを殺し、毛利と美与子を殺そうとしたが失敗に終わった。
教会の塔で美与子を脅して協力させた。


男は鮎沢のこれまでの行動を話すと、でも気持ちはわかるが
死んだ兄さんはそんなことをして喜ぶだろうと言った。
その言葉を聞いた鮎沢は「お前は一体誰だ?」と聞くが
男は美与子に鮎沢の正体も見破っていたのだから
自分の正体もわかるだろうと聞くと美与子は
男が部屋に入ってきたときから誰だかわかっていたと言った。



・・・ここで、お約束の---
男は変装を解いて明智となった。

死んだ速水が生きていたとみせかけていたが
それは明智の変装だったということで
いつものペリペリタイムですね。



もうおわかりの、香港で船が爆発する寸前にロープをほどいて
見事脱出に成功というセンセの不死身さ、強運さ。



鏡地獄の美女・江戸川乱歩の影男

波越たちがやってきて、アキコと篠田は無事に救出して毛利を密輸の件で逮捕すると言った。


鮎沢は最初速水を裏切った美与子を殺そうとしたが
その美しさに心を惹かれて愛してしまったと言った。

波越が頭のいい毛利と鮎沢が知恵を使いすぎて知恵にやられたというと
美与子は一番悪いのは自分だという。


美与子は影男が速水でなく鮎沢と知りながら、教会の塔の中で
体を許し鮎沢を利用して速水の仕返しをしようと考えた。



そう告白したところ、美与子さっき飲んだワインに毒を混ぜておいたので
それが回りだしてきて倒れた。
ワインを飲んだ鮎沢たちも毒が入っていたと知り体に異変を感じ始める。
もともと死ぬつもりだった鮎沢は死を覚悟してたが
美与子にはあなたは死んではいけないというが---。


鏡地獄の美女・江戸川乱歩の影男



毒が回りながら美与子は、たくさんの鏡に映る自分の姿を指さし

あれは夫を亡くして不安に脅える弱い女

あれは他の男に抱かれた淫らな女

あれは人を利用して復讐しようと考えた恐ろしい女

馬鹿な女 寂しい女

これが私・・・というと息を引き取った。

その直後鮎沢も後を追うように死んでいった。




鏡地獄の美女・江戸川乱歩の影男



美与子の死体を見つめる明智に文代が
「さっき先生は周りのものはみんな美与子さんに
心を奪われたと言ったけど先生もですね。」とつぶやいた。


そして、ラスト、明智の語りで


鏡地獄の美女・江戸川乱歩の影男

速水美与子は死んだ。
鏡の中にいくつもの顔を残して。


鏡地獄の美女・江戸川乱歩の影男


しかし、私の心の中には、あの目の見えなかったときに
白いバラの匂いの彼女の姿しか残っていなかった・・・。













原作はかなり違いますね。
役名が一部かぶっているくらいと、土から首出していたところくらいか?
ドラマを見てから読んでみたので、あまりに内容が違い戸惑った記憶があります。













今回は香港ロケ。
二回目にセンセが香港へ飛んだ時に、お目付け役の百合江と会い香港の街をデートする。


鏡地獄の美女・江戸川乱歩の影男


犯人、鮎沢影一の恋人の百合江だが、さも明智に気があるようにみせかけて
ベッタリと張り付き、その動向を探ります。


鏡地獄の美女・江戸川乱歩の影男


百合江の目的を知りながらも、センセは百合江のデートの誘いにのり
まるで恋人同士のようにイチャイチャしながら街を歩く。



鏡地獄の美女・江戸川乱歩の影男


香港ロケなんだか楽しそう♪


出演者もスタッフもこのロケ楽しんだんだろうな~。
この時のこぼれ話でも聞きたいところです。



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Comments







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Re: 懐かしいです
CD23Cさん


コメントありがとうございます!
返事が遅れまして申し訳ありませんでした。


いつも楽しみにしてくださっているとのことで大変うれしく思っております♪


私は「大東京四谷怪談」や「悪魔の花嫁」を見たことがないんですよ。
子供の頃から見たいと思いながらもその機会がないままいい年齢になってしまいました(笑



「死角に消えた殺人者」は見たことがあります。
土曜ワイド劇場の中では、非常に地味な作品という印象があったので、タイトルが出てきたとき懐かしくなりました。


70~80年代の土曜ワイド劇場はコアなファンが多いので、ひとつでも多くの作品が再放送をされることを切に願ってブログを書いています。



私も子供の頃から土曜ワイド劇場が好きで、子供ながらに資料をさかのぼって集めていました。
私と同じように、この頃の土曜ワイド劇場が好きな方のお役に少しでも立てれば幸いだと思っています。


今後ともよろしくお願いいたします。


2017-12-21-13:53 Samurai Spirit
[ 返信 ]
懐かしいです
はじめまして、毎日とても楽しみに拝見させて頂いております。

私は土曜ワイド劇場が子供の頃から大好きで毎週楽しみに見ていました。

私が土曜ワイド劇場を見始めたのは1980年頃からで、70年代の90分枠の頃の作品はリアルタイムでは見た事がなく、30年程前の再放送で数本見た程度なので70年代の作品のレビューは非常に興味深いです。

70年代は小学校の低学年でしたので大人の番組の土曜ワイド劇場はなかなか見せてもらえませんでした、ただおぼろげな記憶ですが78年放送の「大東京四谷怪談」は見たような記憶があります、ストーリーや出演者は全然憶えていませんが非常に怖いというかグロテスクなシーンを憶えています。

80年放送の「悪魔の花嫁・呪われた百物語」とかもう一度見てみたいです、何故か主演の夏純子さんより原田大二郎さんが印象に残ってるんですよね、ストーリーは怪奇モノだったという程度しか憶えていないんですが・・リスト「愛の夢・第3番」がBGMで流れていたような微かな記憶があります。

81年放送の松本清張の「地方紙を買う女 昇仙峡囮心中」の室田日出男さん演じる庄田咲次という役名は何故かはっきり憶えていて毒殺されるところまでは記憶にあるんですがその後に売れない作家の役の田村高広さんが出て来てストーリーが進行していくのは全く憶えておらず、このように忘れてしまった内容をレビューを読む事で改めて作品を見るような気持ちになれるのが嬉しいです。

作品のレビューを見るたびに昔にタイムスリップするようなとても懐かしい気持ちになります。

江戸川乱歩の美女シリーズ、赤川次郎の三毛猫ホームズや幽霊シリーズ、怪奇モノの死美人シリーズや京都妖怪地図、女弁護士朝吹里矢子、京都殺人案内といったシリーズものから、「海は誘惑する」「幻の女」「死角に消えた殺人者」「軽井沢夏の危険地帯」・・といった単発作品までとても懐かしく思い出します、80年代の作品は秀逸なものが多かったですよね。

長文失礼致しました、これからも楽しみに拝見させて頂きますね!









2017-12-18-21:58 CD23C
[ 返信 ]