2009/07/24
展覧会レポート昭和のドラマ昔の土曜ワイド劇場懐かし邦画

Post

        

「じゅく年夫婦探偵・新婚旅行は殺人旅行」 (1982年) 熟年夫婦探偵シリーズ第1弾

category - 土曜ワイド劇場
2009/ 07/ 24
                 
藤田まこと・三ツ矢歌子のコンビによる
”じゅく年夫婦探偵シリーズ”の第1作。




●「じゅく年夫婦探偵・新婚旅行は殺人旅行」  1982年7月24日
原作: 和久駿三  『鬼太鼓は殺しのリズム
脚本: 篠崎好
監督: 前田陽一
制作: 松竹
出演: 藤田まこと、三ツ矢歌子、大木実、
八木昌子、西崎みどり、高野洋子ほか




野呂真太郎(藤田まこと)は50歳の元刑事。
退職後は、妻の佳江(三ツ矢歌子)が経営する
ブティックの専務としてのんびり暮らしている。





ある日、佳江のもとに佐渡に住む学生時代の友人・砂場倭子(八木昌子)から手紙が届いた。
手紙に「何か悪いことが起こりそうな不吉な予感がする」と書かれていて
倭子の様子が気になった佳江は野呂とともに佐渡を訪れることにした。
佳江は大の推理マニアで、野呂は頭を悩まされている。





じゅく年夫婦探偵・新婚旅行は殺人旅行

佐渡へ向かう途中新婚旅行へ行く岩谷好則(日の下金太郎)、
由利子(西崎みどり)夫婦と一緒になり
現地についてからも一緒に観光する仲になった。


佳江たちはホテルで一泊し、翌日の夕方倭子の家へ向かった。
倭子は資産家の鹿島朝之助(大木実)と暮らしていたが
鹿島は正式な妻を迎えずに倭子は妾兼家政婦のような状態で
松原たまき(佐野アツ子)と若い清水久美(高野洋子)という
二人の女も屋敷に同居しているという異常な環境に身を置いていた。


じゅく年夫婦探偵・新婚旅行は殺人旅行

翌日、鹿島が小木海岸でたらいに乗せられた死体となって発見された。
鹿島は前夜「お光」と名乗る女から呼び出しの電話がかかり出かけていた。
財産目当てのたまきが電話を盗み聞きして鹿島の後をつけていた。


野呂は現場付近で「お光の碑」があることに気が付いた。
野呂と旧知の鳥居警部補(柳川清)はたらいは素人が乗りこなせるものではなく
犯人は佐渡の人間だと目星をつけた。
だが、犯人がわざわざたらいを置きっぱなしにしてたことが解せなかった。




じゅく年夫婦探偵・新婚旅行は殺人旅行

佳江は「佐渡情話」のお光は恋人吾作がいる柏崎へたらいで通ったが
今回は逆でお光は柏崎にいて鹿島がそこへ通い自分たちを
佐渡情話になぞらえて女を”お光”と呼んでいたのではないかと推理した。
その時野呂は誰かに立ち聞きされたような気配を感じて
戸を開けたが廊下には誰もいなかった。




じゅく年夫婦探偵・新婚旅行は殺人旅行

両津市で祭りがあり、野呂と佳江が見物をしているとたまきの姿を佳江がみつけて
その姿を追っていったが、踊り子達の中でたまきを見つけた時には腹を刺されていて
たまきは死亡してしまった。


野呂は岩谷を飲みに誘った。
岩谷は美人の由利子に心底惚れているようだが
由利子は冷めて見えて三枚目の岩谷と不釣り合いのように見えた。
岩谷の話しでは由利子は両親を早くなくしていたので
結婚式もふたりだけで行ったのだという。


その後、野呂は倭子の様子が変なことに気づく。
佳江は学生時代とは違い倭子は暗くなったという。
倭子は鹿島と一緒になるまえに結婚をしていて娘がひとりいた。
結婚してまもなく夫が病死し、乳飲み子を抱えて苦労したようだった。



翌朝、佳江は倭子と、久美の姿が見えなくなっていたことを野呂に伝えた。
警察の手配でフェリーに乗ろうとしていた久美が引き戻された。
久美のかばんには鹿島邸から盗み出した古物が入っていて
殺人事件の犯人は倭子だという。


20年ほど前、小さな娘を連れて倭子は佐渡へ心中しようとやってきて
そこを鹿島に助けられた。

だが、鹿島は倭子の娘が15歳になると手籠めにして
娘は鹿島との子を中絶し中学を卒業すると家を出ていった。
倭子は鹿島に母娘の恨みを晴らそうとしたのだと久美は言った。


娘の名は香代という呼び名だったが本名はわからないという。
佳江は岩谷夫婦と観光したときに、由利子が水子地蔵に
香代と書かれた前掛けをかけてやっていたことを思い出した。

じゅく年夫婦探偵・新婚旅行は殺人旅行

事情を知った佳江たちは、倭子が死のうとしたのではないかと
必死に行方を捜す。
そして、由利子の旧姓が砂場であり倭子と本籍が一緒であることを掴み
佳江は由利子に会いにいき、倭子が死ぬ恐れがあることを伝えた。



金山・宗太夫坑の中で倭子が薬物による自殺を遂げた。
遺書があり娘の恨みを晴らすために殺人を犯したように見せかけて死んだが
それは佳江の話しを盗み聞きした倭子がお光の正体が
由利子であることがわかり娘の罪をかぶろうとしたのだ。



由利子は佳江が真相を知ったことでナイフで刺し殺そうとしたとき
ふたりが車で出かけたことを岩谷から聞きだしていた
野呂が追ってきて佳江を助けた。

じゅく年夫婦探偵・新婚旅行は殺人旅行

由利子は家を出た後に、柏崎で鹿島と再会した。
鹿島は由利子の人生を台無しにしたにもかかわらず再び関係を迫ってきた。
鹿島は由利子が柏崎にいたことから佐渡情話にならい由利子をお光と呼んでいた。
由利子は鹿島の財産と命を奪おうと決意し、遺言状を書かせたうえで
鹿島を電話で誘い出し剃刀でのどを掻き切って、死体をたらいに乗せると
自分もたらいに乗り佐渡の人間の犯行にみせかけた。


だが、鹿島の後を追ってきたたまきに殺したところをみられていて
レンタカーの番号からホテルを割り出し由利子の存在を突き止めてしまった。
由利子はたまきを祭りに誘い出して殺害したのだった。


じゅく年夫婦探偵・新婚旅行は殺人旅行

佳江が佐渡に着いた日は由利子の水子の命日で
倭子はお参りに行っていたのだった。
由利子が鹿島に書かせた遺言状は日付がきちんと記載されていなく
無効であることがわかり、がめつい鹿島は誰にも自分の財産を
譲る気持ちがなかったことがわかった。


じゅく年夫婦探偵・新婚旅行は殺人旅行

岩谷は由利子を愛していて、彼女が出てくるまで待ち続けるつもりだった。








原作は和久峻三で主演が藤田まことというと「京都殺人案内」が思い出される。


原作本「鬼太鼓は殺しのリズム」は読んだことがないのだが
長編小説ということでだいぶ端折ってドラマ化されたのかな?


「新婚旅行は殺人旅行」ってサブタイトルからすぐに犯人の
想像がついてしまう。
まぁそれ以前にのっぺりした感じでそんなことが早くわかろうが
そうでなかろうがどちらでもいいのだが。


のっぺりといえば次作はもっとのっぺりしたかんじだ。




さて、以前も別の記事で書いたが、上原謙と高峰三枝子の
国鉄のフルムーン旅行のポスターが画面に映っている。


フルムーン旅行 上原謙 高峰三枝子


「熟年夫婦」と「旅行」いうワードからも
フルムーンを意識したものだということがすぐにわかる。




****** 関連記事 ******

「フルムーン探偵日本三景めぐり」






関連記事
スポンサーサイト
                         
        

スポンサードリンク

                         

コメント

非公開コメント