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「女弁護士朝吹里矢子・相続欠格の秘密」 (1987年) シリーズ第9弾 - 2013.09.05 Thu

十朱幸代の女弁護士朝吹里矢子シリーズの第9弾。


●「女弁護士朝吹里矢子・相続欠格の秘密
”美しい未亡人3年目の疑惑・・・・”」  1987年9月5日
原作: 夏樹静子 『相続欠格の秘密』  星の証言 収録
脚本: 宮川一郎
音楽: 大野雄二
監督: 出目昌伸
制作: 東映
出演: 十朱幸代、細川俊之、二宮さよ子、大山のぶ代、
ケーシー高峰、加藤嘉、岡田英次、下川辰平ほか




女弁護士朝吹里矢子・相続欠格の秘密



弁護士の朝吹里矢子(十朱幸代)はかつての恋人
新堂辰之(細川俊之)から弁護の依頼を受けた。


容疑は資産家の春日大造(加藤嘉)殺害だ。
亡くなった大造の息子俊一の嫁三千代(二宮さよ子)が帰宅すると
大造が殺されておりそばに頭を負傷した新堂が倒れていた。




新堂は進藤美術出版社を経営しているがうまくいかず、
大造から二千万円の金を借りており返済を迫られていた。
さらに凶器となった花瓶には新堂の指紋があった。
だが、花瓶は新堂が大造に贈ったもので
指紋がついていても不思議ではないと言った。


刑事(木村元)は新堂の傷が自分でやったものではないかと睨んだが
新堂は大造が死んで得をする人物が疑わしいという。


大造の財産相続人で甥の市村典男(冷泉公裕)は無職で
大造との仲はうまくいっていなかった。
大造から8時に来るよう呼び出しを受けていたが行くのが気が重く、
パチンコ屋にいる姿を大造家の隣人安河内(岡田英次)が見ていて
アリバイが証明されている。
市村と安河内は仲が悪く、ふたりが協力しているとは考えられなかった。



女弁護士朝吹里矢子・相続欠格の秘密


300万円の保釈金を里矢子が立て替えて新堂が釈放された。
里矢子は新堂に自分には嘘をつかないでくれといい
新堂も自分は嘘を言っていないという。


公判が始まると検事の加藤(江角英明)は新堂の容疑を濃くさせる
証人を次々と用意した。


近所の主婦は犬を散歩させているとき大造の「許さん!」という大声と
新堂の「僕に死ねって言うんですか」というやり取りを聞いたことを、
新堂の会社で経理を担当している男は、大造から借金の返済を
強く迫られており今返済したら会社は倒産する状況であったこと
だが、大造は返さないなら告訴も辞さない構えであったことを証言した。




加藤は安河内の家政婦ヤスコ(谷村小夜子)に凶器の花瓶を見せた。
ヤスコはその花瓶を三千代が洗っていたことを証言した。



女弁護士朝吹里矢子・相続欠格の秘密


里矢子は三千代が普段使っている凶器によく似た花瓶を見せて
それと見間違えたのではないかというが
家政婦は20年お花をやっているので見間違えるはずはないという。


傍聴席にいた三千代がたまらず違うと叫んだ。
するとヤスコは三千代が新堂の愛人であると言った。
意外な展開に里矢子は戸惑いを隠せなかった。



里矢子がバーで同じ青山法律事務所の弁護士
川上雄太郎(ケーシー高峰)と飲んでいると
元刑事で里矢子の調査に協力している伊東文次(下川辰平)が来て
市村が近いうちに遺産が手に入ると言っていたことと
安河内がパチンコをする人ではないことを聞きこんできたという。
老人クラブの話では大造は三千代が自分を世話しなくてはいけない
理由があると話していたことも明らかとなった。



女弁護士朝吹里矢子・相続欠格の秘密

そこへ新堂がやってきた。
里矢子は新堂と三千代が打ち合わせていたのかと尋ねるが
そんなことはしてないし三千代とも関係がないとキッパリと否定した。


里矢子はヤスコに新堂と三千代のことを直接確かめにいった。



女弁護士朝吹里矢子・相続欠格の秘密

ヤスコは自分がそう思っているだけではなく、
大造から新堂と三千代がデキていることを聞かされていたのだった。






加藤検事が公判の延期を申し出た。
里矢子は不服を申し立てたが、加藤は犯行動機に新たな事実が加わったためだといい
それが新堂と三千代の男女関係であることを明かした。


伊藤が市村のアリバイが崩せそうだと里矢子に話してきた。



その後、公判が始まると大造が生前調査を依頼していた藤沢(河原さぶ)が
新堂と三千代がホテルから出てくるところ撮影していた写真を提出した。
それは三千代の夫俊一がまだ生きている頃のものだった。


女弁護士朝吹里矢子・相続欠格の秘密

それを見せられた三千代は証言台で自分であることを認めた。
市村も大造が三千代は死ぬまで自分の面倒を見なくてはいけないと言っており
犯行の10日前に三千代が新堂にこのままではどうにもならないと
電話をかけていたのを聞いたことを証言した。


里矢子は市村に事件当日はパチンコ屋にいて
そこにいた安河内がそれを証明していたが
パチンコ屋にその時刻本当にいたのなら
ある事件が起こっていたことを知らないわけがないと言い
問い詰めたが市村は答えることができなかった。


市村は警察でその時間は家にいたのだと
パチンコ屋にいなかったことをついに認めた。


嘘の証言をした安河内も取り調べを受けた。
安河内は三千代を愛してしまい、新堂とは関係がないという
三千代の言葉を信じて、大造に三千代と結婚したいと申し出ていた。
だが、大造は結婚はさせないといい、したら何としても連れ戻すと反対した。


犯行当日、安河内は大造を殺すために家に侵入したところ
新堂がいたため部屋の照明を落として新堂を殴り
大造を殺すと逃げようとした。



そこへ、大造を殺そうと入ってきた市村と鉢合わせてしまった。
市村は安河内を警察に突き出すというが
安河内は市村が大造を殺しに来たこともバラすという。
市村には大造を殺す動機があるが、自分にはないという。
そして二人は示し合わせてパチンコ屋にいたことにした。





女弁護士朝吹里矢子・相続欠格の秘密

真犯人が安河内と判明し裁判は棄却となった。
新堂は大喜びで、事務員のサキ(大山のぶ代)は
新堂が保釈金を含め支払いをしてくれたことを里矢子に報告した。



大造の遺産相続人だった市村は大造が死亡しているのを知っていながらも
それを告発しなかったことで相続欠格となる。


里矢子は川上から新堂が弁護士に三千代の財産分割請求の相談をしていることを聞いた。
伊東の話では大造は新堂と三千代のことが明るみになった後も
俊一が交通事故で死亡した後に50万ずつを藤沢に振り込み続けていた



里矢子たちは、俊一の事故死を洗い始めた。
俊一は一旦帰宅した後に、車で出かけてスリップによる事故死を遂げた。
当日は大造が熱海に行っていて不在だった。



大造が死んで自由の身となった三千代は新堂と家にいた。
そこへ藤沢がやって来る。

藤沢は大造から調査を継続依頼されていた。
大造が不在の日、新堂が家に来て三千代と二人きりだった。
そこに俊一が帰ってきた。
その後車が出され運転席にいた新堂をカメラにおさめていた。


後日、俊一が車事故で死んだことが分かった。
車には俊一の姿はなく、おそらく家で殺されて
死体を車に乗せて新堂が運転し、俊一を運転席へ移して
車を激突させ事故死に見せかけたのだろう。


藤沢はそれを大造に報告したが、藤沢に警察へは行かないでくれと頼み
毎月50万を藤沢に振り込み続けてきた。
大造はそのことで三千代を自分の意のままに縛り付けていたのだ。


藤沢はそのことを新堂たちに話すと証拠の写真をネタに
毎月100万を向こう5年間払い続けることを要求してきた。


新堂が藤沢に襲い掛かろうとしたところへ
里矢子たちが踏み込んできた。


女弁護士朝吹里矢子・相続欠格の秘密

里矢子は写真の運転席に移っている新堂の姿を確認すると
3年前に俊一を殺したのは新堂だろうと問いただし自首をすすめた。


里矢子は大造が死んだ日、新堂は大造を殺すつもりで屋敷を訪れ
市村が来ることも知っていたので容疑を市村に着せようとしたのだと言った。


里矢子は新堂に自分でよかったらもう一度弁護を引き受けるというと
車で警察まで送っていくと言った。













原作は短編なので、真犯人が安河内ということがわかり
三千代は財産分与を請求するかどうかはわからないところで話が終わっています。


新堂も里矢子の昔の恋人という設定でもありませんでした。
ドラマでは新堂が里矢子を利用するような形で
再会したことが果たして良かったのかって感じです。


新堂も大造殺しの濡れ衣は晴らせたが
それによって過去の殺人事件が明るみになるという自業自得な展開でした。







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