2017/11/12
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2017/11/02
2017/10/28
展覧会レポート昭和のドラマ昔の土曜ワイド劇場懐かし邦画

        

「だいこんの花」 (1970年)

category - 昭和のテレビドラマ
2017/ 11/ 12
                 
森繁久彌が出ているということで、おもしろそうだと見始めた「だいこんの花」

放送局はNETで現在のテレビ朝日だ。


これはシリーズとなっているようで、私が見たのは第1シリーズ。




■ 「だいこんの花」
  
放送期間: 1970年10月22日~12月24日 (全10話)
脚本: 松木ひろし
音楽: 冨田勲
演出: 奈良井仁一
制作: NET



だいこんの花



「だいこんの花」という地味なタイトルに似合う
アクの薄いオープニング曲が流れる。



だいこんの花

詩は森繁久彌筆、朗読は主演の竹脇無我。







永山忠臣(森繁久彌)は巡洋艦「日高」の元艦長であり
現在は隠居の身でひまを持て余している。


だいこんの花



妻の繁子(加藤治子)を亡くし、現在は会社員の息子・誠(竹脇無我)と
行儀見習いに来ている手伝いのトミ子(川口晶)の三人で一軒家に住んでいる。


だいこんの花

トミ子はあっけらかんとした性格で、忠臣にも遠慮せずにずけずけものを言い
行儀見習いに来ている割には男勝りな性格だった。






ヒマな忠臣はパチンコ屋に出かけていくが出が悪く文句を言った。
不愛想な女の店員が出てきた後に、顔をだしたのは
戦時中、忠臣の部下だった”なまず”こと柄崎(砂塚秀夫)だった。



だいこんの花



久しぶりの再会に意気投合したふたりは懐かしい思い出を胸に
喫茶店へいき昔話に花を咲かす。





だいこんの花


忠臣はなまずを連れて割烹料理屋「日高」へ向かった。


思い出深い巡洋艦の名が付いた店になまずが驚く。



だいこんの花

店の主は元中尉の相馬京太郎(大坂志郎)で
なまずはこれまた感激の再会を果たした。




だいこんの花


年頃の誠を心配して忠臣の妹・咲代(ミヤコ蝶々)が見合い話を持ってきた。




相手は櫛田泰信(宇佐美淳也)と静子(葦原邦子)の娘・冬子(江見早苗)。
和服姿の女性で、忠臣不在の中見合いは順調にいっていたが
そこへ忠臣がやってきてテーブルについた。


だいこんの花


戦争中の話題が大好きな忠臣は櫛田と戦争中の話しになり
ついつい熱が高まり激しく言い争いをしてしまい
父親同士の衝突により見合いは壊れてしまった。




相馬には一人娘の麻子(武原英子)がいて秘かに誠を思っていた。


だいこんの花


昔世話になった相馬は気前よく酒を飲ませてやっていたが
見かねた誠は内緒で忠臣の飲み代を支払いに来る。


誠は麻子を妹のようにしか考えておらず麻子の恋心には気づいていない。



ハンサムな誠に思いを寄せる女性は麻子だけではなかった。
会社の同僚・千恵(沢井孝子)やトミ子も同じであるが
誠は女性の気持ちには無関心であった。


トミ子が誠を好きなことは、御用聞きの修一(岡部正純)でさえ知っている始末。



だいこんの花


修一はそのことでトミ子を度々からかう。



壊れたと思っていた見合い話だったが、誠は冬子から喫茶店に呼び出しを受けた。
だが、行ってみると冬子は友人と一緒にいて、見合いの日に見せた印象とは大きく変わっていた。


だいこんの花


和服姿のしとやかに見えた女性は、ショートカットの現代的な若い女性に変身している。
亡くなった母のような女性が理想の誠は、再会した時の冬子に違和感を感じて別れた。




忠臣は誠とふたりで風呂へ入っていた。



だいこんの花


誠は父の背中を洗ってやろうと思い声をかけた。




だいこんの花


忠臣は息子に背中を流してもらいながら、だいこんの花について語り始める。



だいこんの花

静かに咲いては散っていくだいこんの花は、
どこか妻の繁子に似ていた。
忠臣は誠にもそんな嫁を貰ってほしいと思っている。








男前の誠には次々と色めいた出会いが起こる。


2話では、通勤時にしとやか美人と出会い気になっていたところ
売店でその女性と再会して、意を決しデートに誘う。


だいこんの花


その女性は剣持美春(鮎川いづみ)といい、誠に恋する麻子が働く
日高で堂々とデートをするが、思わぬ形で破局を迎える。


そのキッカケはまたしても父・忠臣であった。


忠臣のところにパチンコ店に勤務するなまずから


「ぱちっぷ」

という怪しいビジネスを始めないかという誘いがかかる。


それは、剣持雄策(多々良純)という男から持ち掛けられた話だった。
資金が必要になった忠臣たちは、日高へ行きぱっちっぷの資金を融通しようと企てる。



だいこんの花


だが、この動きを知った咲代が剣持に直接会い
剣持がまがいものだと匂わす。

父親が誠の父たちに「ぱっちっぷ」の話しを持ちかけたことを知った美春は
父に胡散臭いことはやめて一緒にやり直そうといい、誠の前から姿を消す。



誠はその後、ひょんなことから美人の女医・橋本律子(星由里子)と出会う。


だいこんの花



律子は父の寛二(中村伸郎)と病院を営んでいる。


しかし、これもデートまではこぎつけるのだが
誠の勘違いから進展せずに終わってしまう。




こうして誠の身近にいるトミ子と麻子という二人の女性が
誠に恋心をいだきながらも、誠は美人の女性になびくのだが
誠のところへ現れた美しい女たちとの付き合いはすぐに終わってしまうのだ。



妹としか思われていない麻子と、全く相手にしてもらえないトミ子が
誠を巡り火花を散らす中、トミ子のところへばあやのたつ(千石規子)が訪ねてきた。


だいこんの花


たつは、トミ子にスーパー経営者の息子(小松正夫)との縁談話を持ってきた。
トミ子が不在の中、忠臣がたつを迎え入れる。


千石規子のとぼけた”ばあや”っぷりがいい。



だんこんの花


誠のところから女性たちが消えていき、今はトミ子と麻子の一騎打ち。


そして、急展開へ。


トミ子が誠に思いを寄せていることを知らないばあやが持ってきた
縁談の相手が突然、家へ押しかけてきて激しくアピールをし始めた。


トミ子は誠に恋人のふりをしてほしいと言い
初めは気が進まなかった誠がトミ子の窮地を救うと
嘘がまこととなり、ふたりは本当に結婚してしまうのである。



全10話と短いからか、この時代のホームドラマの特徴なのか
これまで全く女性として相手にしていなかった
色気のないトミ子と、だいこんの花のような母が理想だった誠が
何の前触れもなくいきなり結婚という唐突な展開。




誠とトミ子は結婚後も変わりなく忠臣と同居する。





一方の忠臣にも色っぽい話がないわけではなかった。




忠臣は今は亡き先輩の愛人船津静子(藤間紫)の家へ
ウグイスの世話をしに行っている。



だいこんの花


静子の家で手伝いをしている初江(原ひさ子)は忠臣を
静子のいい人だと勘違いして席を外そうと気遣いをみせる。




だいこんの花


忠臣は「私はウグイスの世話は頼まれてるが、この人の世話は頼まれてないよ」
なんて言いながらもまんざらでもない様子。



その後、相馬に見合い話が来た時も、自分のところへ来た話だと勘違いし
ややこしいことになる。


思いのほか早く誠が結婚したことで、忠臣も静子と結ばれるのかと思ったが
終盤のもうひとつの見どころかも!?と勝手に思っていた
忠臣の再婚はないまま物語は終わる。



さて、これまで手伝いだったトミ子が嫁に変わり
お騒がせ爺さん、忠臣との新たな生活がスタート。



時間がある忠臣は夫婦のことがきになってしょうがない。


息子の嫁は、だいこんの花のような繁子と思っていたが
現実は似ても似つかないおっちょこちょいで色気がないトミ子。




だいこんの花


ある日、忠臣はいつものようにトミ子と茶を飲んでいるとトミ子に
ヒゲがあるのを見つけた。


忠臣はそれをトミ子に伝えるが、トミ子はいつも通り笑って気にも留めてない様子。


しかし、トミ子はハンサムな夫、誠の浮気の可能性に少し不安を持ち始めてきた。
ましてや自分は、誠の理想の女性とは正反対。


トミ子が日高へ行くと、誠がホステスたちと飲んでいた現場に遭遇する。


だが、ホステスのうちの一人はトミ子の昔の友人だった。


だいこんの花

マリ(藤江リカ)と思いがけない場所で再会したトミ子は
マリから女としての手ほどきを受けることになる。




だいこんの花

マリはトミ子を女らしく変身させようと、化粧品などを買いに行くのに付き合い
男を落とす色目の使い方を伝授する。


バッチリ化粧もして音楽もかけ、準備を整えたトミ子は誠の帰宅を待っていた。



だいこんの花


しかし、誠はその姿を見ると怒り狂いかつらをむしり取り、
泣き叫ぶトミ子を洗面所へ連れていくと化粧を落とさせた。


誠は普段のありのままのトミ子を愛してくれていたのだ。
トミ子は嬉しくなって誠に泣きついてしまう。






だいこんの花 森繁久彌

ラブラブ度が増した誠とトミ子が出勤前に抱き合っているところへ忠臣が顔を出す。


ヒマがある忠臣は二人のことが気になってしまい、新婚夫婦との仲がしっくりとこなくなった。
威厳を取り戻そうと、働くことを決意するが、これがまた頓挫するのである。



そんな時、いつもは元気よくなんでもパクつくトミ子が吐き気を覚えて食欲がなくなった。

忠臣はトミ子が妊娠したと思い様子を見ていると
トミ子が隠れて編み物をしている姿を盗み見してしまった。


忠臣はトミ子が妊娠していて赤ん坊の服を編んでいると
誠にこっそりと告げるが、結婚した時期と妊娠の時期が合わない。
誠は自分との前に男がいたのではないかと疑うが
それは全くの誤解だった。



トミ子はその日、日が経ったマグロ寿司を食らい
単に下痢をしていて腹の調子が悪いだけだった。



最終回はクリスマスイブ。


忠臣をクリスマスケーキを用意したトミ子たちが待ってくれていた。


トミ子が編んでいたのは、忠臣にプレゼントする腹巻だった。

忠臣はトミ子の心遣いに思わず胸が熱くなる。


だいこんの花

誠とトミ子は父の前でダンスを踊っていた。


トミ子が自分を疎ましく思ってなかったとわかった忠臣のところへ
いつの間にかそっと繁子が姿を現した。


だいこんの花

幸せな二人の姿を見て、忠臣は繁子にそのことを報告する。

父の様子が変なことに気が付いた誠たちの言葉で
忠臣が現実に戻ったときには、繁子の姿は消えていた。









誠がトミ子と結婚して傷心の麻子だったが
二人の結婚を快く祝福していた。


なまずは麻子を思っていたが
日高には男前な板前・善吉(服部哲治)がいて
善吉は独立を考えず、ずっと日高で働いていたいと思っていた。



善吉は麻子が誠を好きなことは前から知っていたが麻子の恋が破れ、
その後、麻子と善吉はなんとなくいい雰囲気になってきた--。



主人公は平凡なサラリーマンで、いまだに戦争中の話しを持ち出し
艦長時代の仲間たちと深くかかわりをもつ父親とのなんでもない日常を描いている。



それなのに、すごく面白い。


早合点をする、とぼけた爺さんを演じている森繁久彌と
あけすけで色気のない川口晶との会話が面白い。




ドラマ終盤、森繁久彌が行った料亭には年増の冷奴(都家かつ江)という芸者がいた。
このふたりのやり取りがまた面白い。



だいこんの花


森繁が冷奴に酒をすすめると


「お薬と思っていただきます。」


なんてイチイチ言って、


ある程度年齢がいってる男女とはいえ
色っぽさが微塵もないのだ。



全10話がとても短く感じられました。




                         
                                  
        

「ゴッホ展 巡りゆく日本の夢」混雑なくゆったり鑑賞@東京都美術館

category - 美術・展覧会レポート
2017/ 11/ 11
                 
先日は東京都美術館へ「ゴッホ展 巡りゆく日本の夢」を見に行ってきました。





ゴッホ展 巡りゆく日本の夢




日本で人気のゴッホ。




東京都美術館で行われるゴッホ絡みの展覧会は
混んでいるというイメージがあるし
実際東京会場は混んでいるという噂もあったので
平日の開館をめざしていってきました。




ゴッホ展 巡りゆく日本の夢



オープンを待つ列はそれなりに人が並んでいました。





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日本初!ファン・ゴッホ美術館との共同プロジェクト
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今回の企画展は日本の展覧会が終了したのちに
オランダのファン・ゴッホ美術館でも開催が予定されているそうです。


ゴッホは日本の浮世絵などに高い関心を寄せ、
日本美術から影響を受けた作品が見られます。


日本に憧れアルルに理想郷を求めて移り住み
しばらくゴーギャンと暮らしたことは有名ですね。


そんなゴッホが影響を受けたと思われる日本絵画とともに
作品が展示されていました。



ゴッホが晩年交流を持った医師のガシェのもとに残された
「芳名帳」から日本とゴッホの関係も探り出されていました。






ゴッホ展 巡りゆく日本の夢

構成は5章から成り、地下に1,2、1階に3,5そして2階が4と
変則的な配置となっていました。




私が行った日は、地下の1 『パリ 浮世絵との出逢い』 が混んでいました。


やはり人気なのだなぁと思っていたら、2から先は空いていて
約1時間ほどで全てを見終えることが出来ました。


10月24日からスタートしてまだ2週間ほど。
会期はじめのうちなら平日の午前中は混雑がなく、ゆっくりと鑑賞することが出来ます。


近くの国立西洋美術館では「北斎とジャポニスム」が行われていますが
開館を待つ列はこちらの方が長かったかもという印象があります。




会場に入って目をひくのは、やはりチラシにもなっていたゴッホの「花魁」です。





フィンセント・ファン・ゴッホ 花魁

《花魁 (渓斎英泉による)》 
フィンセント・ファン・ゴッホ  1887年



ゴッホ独特の黄色を背景に赤と緑が印象に残る着物を着た
女性が見返り美人風に鑑賞者の方に顔を見せています。

足元の岩にいるカエルまで黄色という面白い色使い。
平坦な図式に線ではっきりと縁取るあたりも強い印象を残しました。




これは渓斉英泉の『雲龍打掛の花魁』がもとになったようですね。


渓斉英泉『雲龍打掛の花魁』


《雲龍打掛の花魁》 渓斎英泉  1820~30年代


『雲龍打掛の花魁』は2種類あり、それぞれ会期前半と後半で
1点ずつ展示がされています。



私が行った日は広重の江戸百景がありました。


歌川広重 名所江戸百景 亀戸梅屋敷


《名所江戸百景 亀戸梅屋敷》  歌川広重 1857年



『亀戸梅屋敷』の展示期間は10月24日から11月26日までです。





フィンセント・ファン・ゴッホ  カフェ・ル・タンブランのアゴスティーナ・セガトーリ

《カフェ・ル・タンブランのアゴスティーナ・セガトーリ》
フィンセント・ファン・ゴッホ  1887年


カフェの女を描いた絵。
彼女の店でゴッホは浮世絵展を開いています。


近くにはゴッホとも交流があったトゥールーズ・ロートレックの
『ディヴァン・ジャポネ』が展示されています。


ロートレックは現在、東京駅の近くにある三菱一号館美術館で
「パリ グラフィック ロートレックとアートになった版画・ポスター展」が
開催されており、こちらも行きたい展覧会のひとつです。





フィンセント・ファン・ゴッホ タラスコンの乗合馬車




《タラスコンの乗合馬車》  フィンセント・ファン・ゴッホ  1888年


赤と緑の鮮やかなコントラストが美しい馬車の絵。
そばにある建物の扉も緑、壁が濃い黄色で
しっかりとした配色が記憶に残る作品でした。





『タラスコンの乗合馬車』とともに日本初公開となったのがコチラ。





フィンセント・ファン・ゴッホ 夹竹桃と本のある静物


《夾竹桃と本のある静物》  フィンセント・ファン・ゴッホ  1888年



今回は花魁とこの初公開2作品が特に印象に残りました。



フィンセント・ファン・ゴッホ 寝室

《寝室》  フィンセント・ファン・ゴッホ  1888年


アルルの寝室を描いたもの。
先細っていくような構図が興味深かったです。
見ていると自分がすっとその中へ入っていくような感じがします。



先述したロートレックの作品に加えてジュール・ シェレの
『ルイ・デュムーラン展』のポスターもありました。


今回のテーマからするとやや意外な気もしました。




日本を憧憬のまなざしで見ていたゴッホが実際にどういうところに影響を受けたのか
それらの作品と並べて展示されており、印象派の特徴的な筆致の中に
浮世絵を真似ようとしている形跡がみられたのが面白かったです。



それと遠い日本を自分の求める理想の地として、
曲解されていたような気配も感じられました。


ゴッホが感じた日本、それをどう表現していったのかがわかる展覧会となっています。









                         
                                  
        

馬場のぼるに目が釘づけっ!「明日がござる」 (1975年)

category - 昭和のテレビドラマ
2017/ 11/ 04
                 
TBSで、1975年から翌年にかけて放送された
水前寺清子主演の「明日がござる」


BS12でもう平日夜の8時台のドラマ放送がなくなっていたかと思ったら
たまたまテレビをつけたらやっていることに気がつき13話目から見始めました。



明日がござる



はじめて知ったドラマなんですが、キャストはヒットシリーズ
「ありがとう」のメンバーが多くを占めている。





今のところ、途中からみたこともあり、まだ人間関係がつかめず
面白さでいったら「ありがとう」の方が大幅に上回るという印象だ。




家族関係がきちんとつかめてないところへ持ってきて
「肝っ玉かあさん」同様に役名がフリガナをふってないと
わからないということで混乱させられながら見ている。




山岡久乃と水前寺清子は親子ではなく、嫁姑の関係になるようだ。




「肝っ玉かあさん」では、関口守(佐野守)の演技に目がいってしまったが
ここでは山岡久乃の夫役馬場のぼるに注目している。



明日がござる



最初夫婦役と知ったときメチャメチャ違和感だったのだが
その大根っぷりと、ヒゲ面にひょろっとした独特の風貌が
嫌でも目に留まる。



この回はクリスマスの時期で、夫婦はふたりで乾杯し
夫が用意してくれた料理を楽しむ。


ちなみに一番上の画像は、その次の回で
水前寺清子が視聴者に新年のあいさつをしているところ。


役の集子ではなく「水前寺清子です。」と名乗っている。





明日がござる


話は戻って


馬場のぼるは初めて聞く名前で、その演技力と相まって一発で印象に残ってしまった。


明日がござる


このメンバーの中で、ひとりだけ演技が素人で
誰でもひとめ見ただけで「なんかおかしい」とわかるはずだ。


セリフがなくてただ存在しているだけでも明らかに棒。
そして、しゃべると、さらに・・・。


明日がござる



私の心を捉えて離さなかったので、さっそくグーグルの検索窓に
「馬場のぼる」と入力するとWikipediaが出てきた。






馬場 のぼる(ばば のぼる、1927年10月18日 - 2001年4月7日)は日本の漫画家・絵本作家。本名:馬場 登(読み同じ)
手塚治虫、福井英一とともに「児童漫画界の三羽ガラスと呼ばれた。やがて大人漫画や絵本も執筆し、日本経済新聞の連載4コマ漫画『バクさん』、絵本『11ぴきのねこ』シリーズ等が代表作となった。



放送タレントやテレビドラマの俳優としても活動した。口ひげと、目深にかぶったチューリップハットがトレードマークで、自画像でもそれを描き、後年まで欠かさなかった。



Wikipedia馬場のぼるから引用



明日がござる


あぁ、なーんだ、役者さんじゃなかったのね。

漫画家としては有名だった方みたいで、
やはり何か強力な実績がある上でのキャスティングだったんですね。


以来、私はこのドラマで馬場のぼるを見るのが楽しみとなっていて
早くも大好物の存在となっております。



明日がござる


山岡久乃が妻で、二人の間には



明日がござる


娘の佐良直美がいる。


明日がござる

林与一も息子かと思ったら違っていて
馬場のぼる、山岡久乃の息子で佐良直美の弟は
なんと荻島真一だった。



明日がござる


土曜ワイド劇場のうさん臭い&一癖腹にある
いかがわしいイメージしかなかったのでビックリ( ゚Д゚)


髪の毛が長髪でかなり軽い役どころだ。


明日がござる


しかも、唐突に主人公の水前寺清子と結婚してしまう!




明日がござる


つき合う事もなく急に結婚を決めた二人に
両家の親は猛反対!



明日がござる


途中から見始めたので林与一の立ち位置がよくわからん。



あと家族構成がなんかヘン。


水前寺清子演じる集子の父親が


明日がござる

尾上松録


明日がござる

母親が葦原邦子



明日がござる 井上順

兄が井上順、妹が沢田雅美、弟が佐藤佑介はいいのだが




明日がござる



一番下の妹の三(かずみ)は尾上松録と葦原邦子の孫にしか見えず
サザエさん的な家族構成の違和感を感じた。





明日がござる


ほらね、親子三人で寝ている姿はどうみても
おじいちゃんとおばあちゃんの間で寝ている孫にしか見えない。



さてさて、昨日11月3日の放送では、

集子と各一(まさいち・荻島真一)は無事に結婚式を終えて夫婦となった。


しかし、二人が新婚旅行へいくところ、三(かずみ・二階堂千寿)が
ついてきてしまい騒ぎとなった。
その後、三の居所がわかってからは政二郎(井上順)が旅行先まで迎えにくる。


旅館ではほかに部屋が取れず、新婚初夜に新婦の兄と妹も含めた
4人で一部屋に泊まるという内容を放送していた。



火曜日から金曜日の夜8時に放送しているので最後まで見る予定である。





************ 関連記事 ************


「見るものを凍り付かせた関口守の棒っぷりとすさまじい主題歌が印象に残る肝っ玉かあさん」



「関口宏の弟、関口守(佐野守)「肝っ玉かあさん」であの演技を再び見ることになった」






                         
                                  
        

「三人家族」 (1968年)  木下恵介アワー

category - 昭和のテレビドラマ
2017/ 11/ 02
                 
1968年からTBSの「木下恵介アワー」で放送された『三人家族』は
30分の枠で全26回放送されました。


「優秀映画鑑賞会推薦」作品でもあり、
途中からこのテロップが冒頭に挿入されています。




三人家族 木下恵介アワー



■ 「三人家族」
  
放送期間: 1968年10月15日~1969年4月15日 (全26話)
脚本: 山田太一
音楽: 木下忠司
主題歌: 「二人だけ」
(作詞・作曲・木下忠司、歌:あおい輝彦、瀬間千恵)
ナレーション: 矢島正明
演出: 木下恵介ほか
制作: 木下恵介





三人家族 竹脇無我




柴田雄一(竹脇無我)は都内に勤めるサラリーマンで、
父の耕作(三島雅夫)と弟の健(あおい輝彦)の
三人で一軒家に暮らしている。



三人家族 栗原小巻



ある日、街で稲葉敬子(栗原小巻)を初めて見かけて以来
通勤電車の中やいろんな場所で彼女の姿を目撃し気になる存在となった。




三人家族 あおい輝彦 三島雅夫


名前も知らないその女性に一目ぼれした雄一は彼女の事が頭から離れなくなるが
予備校生の健が偶然同じ立場の明子(沢田雅美)と知り合い仲良くなったことから
雄一と敬子の仲は進展を見せる。



三人家族 賀原夏子 沢田雅美


明子は敬子の妹で、ふたりはマンションで母のキク(賀原夏子)と三人で住んでいた。
敬子は都内の旅行会社に勤務している。




三人家族

健と明子が江の島へ遊びに行くとき、敬子も一緒についてきて写真を撮った。
これを見た雄一は、恋する女性が健の友人明子の姉・敬子であることを知った。



三人家族


雄一は敬子に強く惹かれていたが、それは敬子も同じだった。


雄一の気持ちに気づいた健のおぜん立てもあり
雄一と敬子は二人で会うまでになる。




三人家族

男所帯の三人家族、女所帯の三人家族は
こうして家族ぐるみの付き合いが始まっていった。





だが、雄一は会社の海外留学制度を目指し猛勉強中の身で
恋愛で揺れる心に悩まされていく。
しかも、海外へは独身であるということが条件であり
このタイミングで恋人を作るということに責任が持てなかった。




三人家族


雄一と敬子、友人同士なのかそれ以上の存在なのか
なかなかはっきりしない関係が続き敬子だけでなく
健と明子も煮え切らない雄一にモヤモヤしっぱなし。



沢野(中谷一郎)という写真家の中年男が敬子に恋をしていて
不安定な雄一と敬子の関係に割って入り
積極的に敬子に誘いをかける。


三人家族 中谷一郎




加えて明子は健を好きだったが、健には思いを寄せる別の女性がいた。
結局はフラれてしまうのだがここもなかなか友人以上の関係が越えられない。


敬子と明子の母キクはやり手でバリバリ働く強い女性だが
彼女の夫で敬子たちの父親・須藤(森幹太)は大昔に蒸発している。
女三人の生活にも慣れてきたころ、突然須藤が三人の前に姿を現した。


三人家族

身勝手な夫に心を閉ざすキクだが、最後には夫婦の仲は戻ることとなる。



一方の、雄一たちの父耕作にも色めいた展開が出てくる。



三人家族 菅井きん

定年間近の耕作一家のところへ、ひょんなことから一時的に手伝いにきた
家政婦のハル(菅井きん)が耕作に思いを寄せ
その後も何かにつけては耕作たちの面倒を見に来るという
押しかけ女房ぶりをみせつける。



三人家族

勝手知ったる我が家のようになり気分はすでに
健の母親といった感じのハル。



三人家族


ハルは耕作を”旦さん”と甘い声で慕ってきて
雄一と健もハルが耕作目当てで家へ通ってきているのがわかった。



と、こんな展開の中で雄一の海外留学が決まり
ふらついていた雄一と敬子の関係も大きく動いていく。



三人家族



そしてフィナーレへーー。
















竹脇無我と栗原小巻の2ショットを見たときに
何か惹かれるものを感じてみたがすごく面白くて
以後、何度も見返しているお気に入りの作品。




竹脇無我というと整った顔立ちなんだろうけど
太めのおじさんという印象しかなかったが
このドラマで見る竹脇無我は若くて凛々しくて
本当に正統派のハンサムで驚いた。


若くて清純派の栗原小巻とふたり並んで歩いたり
レストランで食事するシーンはすごく絵になる。



そんな若いカップルの恋を成就させるまでの
じれったいストーリーも魅力的なのだが
家政婦役の菅井きんと三島雅夫のやりとりも
面白くて見どころのひとつなのだ。




三人家族

柴田家に電話を引くことになった!
健はいよいよ家で電話がかけれると大はしゃぎ。




三人家族 竹脇無我 栗原小巻

ドラマ終盤の雄一と敬子のデートシーン。

二人が興じているのは・・・。


三人家族

ゲームだった。



三人家族 江幡高志

柴田耕作をだまくらかそうとする旧知の人物に
胡散臭い江幡高志が登場する。



三人家族 鶴田忍

健の友人役で若かりし日の鶴田忍が出演している。
ぽっちゃりしていて若いというよりおじさんに見える。



「三人家族」は木下恵介アワー中でも最高平均視聴率が
No.1だそうでさすがに面白かった。



またキャスティングも内容も本当にいいんですよね。


とくにハルと健のやりとりはユーモラスで
思わず笑いがこみ上げてきます。




                         
                                  
        

「運慶」@東京国立博物館平成館は平日でも大混雑!

category - 美術・展覧会レポート
2017/ 10/ 28
                 
「怖い絵展」を見た後に、東京国立博物館の平成館で行われている
「運慶展」にも行ってきました。


運慶展


食事をした後だったので13時頃だったでしょうか。


「怖い絵展」が混雑が予想されるために、それを避ける意味で午前中に行き
比較的空いているのではないかと予想した「運慶」を午後にまわしたのですが、
見事にあては外れました。


”史上最大規模の運慶展”ということで、見立てが甘かったようです。





運慶展


平成館に到着すると、まず目に飛び込んできたのが
こちらの入場規制のお知らせ。


しかし、運がいいことに目にした直後
”20分”から”10分”待ちに変更になりました。


見終わって出てくる人の話し声が聞こえ
「さっきよりも列が短くなったね」ということで
混雑はしていましたがいいタイミングで行ったようです。



中へ入ると想像以上の混雑具合となっていました。
さっき見た「怖い絵展」よりもこっちの方が混んでいる。




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親子三代が仏師 運慶
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運慶は平安時代末期から、鎌倉時代にかけて活躍した仏師です。

まるで生きているかのような写実性が特徴で
仏像の目玉には水晶が使われていることもあり
こちらが見られていると思ってしまうくらいリアルに作られています。


父の康慶、運慶の息子たちも仏師であり、
親子三代に渡る作品が展示されています。



◆第1章 運慶を生んだ系譜ー康慶から運慶へ



まず初めにどデカく展示されていたのは、
奈良・円成寺にある運慶のデビュー作
「大日如来坐像」です。




大日如来坐像 運慶


≪大日如来坐像≫ (国宝)   運慶  平安時代 


全方向から鑑賞できるように展示されていて
その足の柔らかさはまるで生きている人間のもののようでした。


天才仏師・運慶誕生。
のちの運慶の活躍を予感させるような
重量感のある作品に仕上がっていました。






運慶 仏頭


≪仏頭≫ (重要文化財)   運慶  鎌倉時代 


焼き討ちされてしまった奈良・興福寺の復興活動をしていた運慶。
その興福寺におさめられた「仏頭」は、現在頭部しか残っていませんが
頭の部分だけで高さがおよそ1メートルほどと大きく
仏像が大作であったことを想像させませす。


これは運慶がリーダーとなって制作されたという記録が残っています。



◆第2章 運慶の彫刻ーその独創性



一番上の看板の写真では運慶作の3点が写っていますが
その中のひとつ「毘沙門天立像」がありました。





毘沙門天立像

≪毘沙門天立像≫ (国宝)   運慶  鎌倉時代 


凛々しい顔つきと、はち切れんばかりの緊張感あふれる肉体を持ち、
左足に重心を置いて、腰のあたりの動きをつけていることで
自然なポーズとなっています。


また腰と腕の間にスペースを作り出すことで
ダイナミックな印象が持たれます。



看板の中のもうひとつの作品「無著菩薩立像」も目をひいた。




無著菩薩立像 運慶

≪無著菩薩立像≫  (国宝)   運慶  鎌倉時代




今にも歩きだしそうな菩薩像。
その顔は、本当に老人にいそうな顔立ちで、程よく枯れた表情がすごくいい。
多くの経験を積んできた悟りのようなものが現されている。










世親菩薩立像

≪世親菩薩立像≫  (国宝)   運慶  鎌倉時代

こちらは「無著菩薩立像」と対になっているもの。



制多伽童子 運慶

≪制多伽童子≫ 八大童子立像 (国宝)   運慶  鎌倉時代

私が見たかった作品のひとつ、制多伽童子もありました。



八大童子立像は現在残っているのは6体だけ。
その中でも、制多伽童子は際立って印象に残る。


3年前に六本木のサントリー美術館でも見た作品ですが
いつみても本当にいいですね。



制多伽童子 運慶


目は大きめで、目頭の切れ込み、目尻の切りあがりの中にある
力強い瞳から逞しさと賢さが感じられる。


逆に鼻と口元は控えめで小さく、ハリのある頬と
丸みを帯びた輪郭が幼さを現しています。


この像から発せられる若々しさとみずみずしさは
先ほどの無著菩薩立像の表情と比べてみるとわかりやすい。




無著菩薩立像 運慶


加齢によるものか、目は小さく、顔のハリは失せていている。



運慶は目玉に水晶を用いていて、
二つと同じ目は作らないと言われていますが
それがよくわかります。

まぶたに工夫が凝らされていて
左右が対象でない人間そのものの特徴を出すことで
生きている人間のリアルさが表現されています。




矜羯羅童子 運慶

≪矜羯羅童子≫ 八大童子立像 (国宝)   運慶  鎌倉時代


顔にかかる前髪やサイドの髪に特徴があるなと思った。
童子の中でも親しみやすさが感じられるやわらかい表情がいい。




恵光童子 運慶

≪恵光童子≫ 八大童子立像 (国宝)   運慶  鎌倉時代

瞳は赤く、右手に三鈷杵、左手に月輪を握っている。




烏倶婆誐童子童子 運慶

≪烏倶婆誐童子≫ 八大童子立像 (国宝)   運慶  鎌倉時代

こちらは表情が険しいだけでなく、逆立った髪の毛からも激しさが感じられる。
今にも動き出しそうだ。



運慶は全く異なった作風のカラフルな仏像も制作しています。



聖観音菩薩立像 運慶

≪聖観音菩薩立像≫  (重要文化財)   運慶  鎌倉時代



聖観音菩薩立像は、源頼朝の死後にそのいとこの依頼で作られました。


聖観音菩薩立像 運慶


陶器のようで艶やかな白い肌と、衣の柔らかさが素晴らしい。


自然でゆるやかな曲線は、まるで本物の布をまとっているようだ。



運慶は仏像の体内にいろんなものを残している。
中には巻物のようなものなど、少ないものから体内をぎっしり埋め尽くすくらい
大量なものまで詰めたうえで仏像を完成させているのだ。


これには運慶のどういうメッセージがあったのだろうか。





展覧会を見終えて出口を出ると、ソファや通路にも人があふれていて
私が入場した時よりも、大混雑となっていました。


会場でも人の熱気によるものか、見ているうちにだんだん暑くなってきた。


時間的なものもあるかもしれないが、午前中に行った「怖い絵展」も混んでいたが
「運慶」の方が大混雑という印象を持った。




どちらも平日開館と同時くらいに行くのがいいのではないでしょうか。






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上野公園を通り、道路を渡ると東京国立博物館の群れがある。
平成館は奥の方にあり駅から遠いと言うイメージ。


その平成館へ向かう途中「にっぽん文楽」が行われていました。




上野公園

午前中は雨が降っていましたが、午後からはあがり始めていた。
小屋は天井部分がなく、お客さんはレインコートを着て鑑賞してた。



上野公園 文楽

これは私が行った10月17日が最終日でした。
興味があったので外からちょっとのぞいてみた。



時間があれば入ってみたいところだったが
運慶展へ行くためそのまま通り過ぎた。



表慶館

平成館手前左手にある表慶館。
こちらはフランスの展覧会があるようで外国人客も結構来ていました。



快慶展


運慶と同じく鎌倉時代の仏師「快慶」展は、春に奈良で展覧会が開かれていたようです。